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11 成仏

とりあえず俺たちはオーナーに服を着せ、体全体を物置にあった縄で拘束した


その上でコイツを問いただしてるのだが


「埒が明かねー!」


この人物凄い口硬い!

なんなの?その努力を人との接し方に回せよクソったれ!

GLが悪いとは言わないが、やまとが叫んだ時点で嫌がってたの分かるだろ。嫌がってるのを無理やり通すって犯すって言うんだよわかるか?


この人のこの口の硬さをどうにか出来ればなぁ…

…そうだ。俺には女神様に貰った能力があるんだった


《神様!コイツの口をすっごい軽くしてください!》


確か能力の発動と引き換えにデバフがかかるはずなのだが

今回は特にそんな気配がない


不思議に思いながらもう一度コイツに質問をしようとしたその時


声が出なくなっていることに気がついた

えっこれ一時的なやつだよね…?そうだよね!

自己暗示かけないと正気保てないわこれ


えぇっと、手にペンを使って筆談するか


【能力使った代償で喋れなくなったァ!

多分一時的なもんだから安心しろ。泣くなよ?

コイツの口を割らせるようにしといたから、後はよろしく】


「わかりました。ではオーナーさん。なんで私を襲ったのですか…?」


うわぁ…そうだった。声出なくなって俺もショックデカかったけど、コイツ襲われてたのか…


「…あたしは200年前、ここのオーナーだった男と結婚した。最初こそ幸せだった。が、彼は私の資産が欲しいがあまり私を殺してこの銭湯の物置の中に隠したのさ。」


物置ってことは、俺が開けた場所のことですよね…?

この人、喋ってる感じだと優しそうなのに。そんな事が…


「その時あたしゃ思ったね『こいつ呪い殺したら清々しい気分のまま天に行けるんじゃね?』と」


なんも可哀想じゃなかったわ。わざわざ聞くのもバカバカしく思えてくる。真相を知りたそうにしているやまとには申し訳ないが…

《さっさと天に召されろカス野郎》


天に返すことにした


「えっ…ちょっ…なんであたし消えかかってるんだい?」


「あっ勝手に天に行かないでください!まだ話終わってませんし、私の心を穢せるだけ穢して逃げるんですか!?」


「私だって消えたくないよ。

そこの男だね?顔は覚えたからな。来世でお前に会って

ぶち殺してやる。あたしがどれだけ頑張って呪いという存在になったか分かって…」


それだけを言い残してオーナーは消えてしまった









結局なんでオーナーは犯そうと思ったんだろう

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