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最弱職だって勇者になりたい!  作者: うすしお
グリフォン編

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110 相方はすぐキレる

「反論しろと言われても…」


言われても…?


「バックれようと言い出したのはカイセイですし私が何で追い詰められなきゃいけないんですか?」


「ちげーよ。確かに言い出したのは俺だけれども。違うだろ!!お前働くことの意味をわかってないだろ」


…まぁ、俺も死ぬ前までは学生の身分なんで大したこと言えませんけどね


「働くってのは、社会に貢献するってのが一番の目的なんだよ。それで、社会に貢献するときに発生した労力をお金で補ったり貢献した時に発生した利潤ってのを分けてもらうってのが給料だ。どうだ?これだけ聞いたら俺たちは俺たちの世界を支えるために働いているって聞こえるだろ?」


「…そうですね。つまり私たちは私達の生活を支え生きていくために働いていると…?」


「違うんだよ!結局は金だよ金。金なきゃ生きていけねーよバーカ」


「一度だけここら辺り一面を全て吹き飛ばしても良いですか?ちょっとイラついちゃって」

「ちょっとイラついたぐらいで人々が築き上げた技術の賜物を破壊するんじゃない……わかった。俺が悪かったからその詠唱をやめろ」


コイツはやっぱダメだ。行き過ぎちゃダメなところまで平気で行くから変に刺激しないほうが良いな


「これで懲りたなら私に朝ごはんを奢った後私に誠意を込めて謝罪してください」


「シージャ…」

「私も悪いところはあったかもしれないですね!今回はお互い様ということでどうですか?」


うーん…

何度でも言うけど、コイツは本当に歯止めが効かなくて身勝手な、まるで開発初期のAIみたいな感じだからお互い様とか言われたくないんだけど…


「…まぁいいか。そうしよう」


「ありがとうございます!!」

「とでも言うと思ったか?お前が悪いんだよバカAI野郎」


そう決め台詞を吐いてやるとやまとが少し怒ったような言い方で


「えーあい…?が何者なのかは分かりませんがなんとなく侮辱されたことはわかりましたよ!もう良いです!ここら一面を火の海にした後に泣いて縋られても何もしませんからね!」


「何もしないじゃなくて何もできないの間違いだろ。お前が街を吹き飛ばしたら俺たちにはどうしようもないほどの規模の金が動くことになるからな?その潔白で欠損のない体を売られたくなければその選択肢は取るんじゃねーぞ」


「…私はまだ死にたくないです」


「よく言った。今回は許してやる」


…なんなんだこの会話は。仕事サボってまで話す内容じゃない事しか理解できない


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