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10 銭湯の呪い

発狂しながら掃除したけどなんのクレームも来ないし来てくれない


女風呂の方から絶えず悲鳴が飛んでくるけど何がしたいんだよあいつは


いくら異世界とはいえさすがにトチ狂った人を雇ったままでいれるはずがないと思って叫びながら掃除したのに誰も注意をしに来る気配がない


…あれえー!?


汚れ増えてるんだけど…呪われてんの?ここ

しかもなんか手形がぺたぺたぺたぺた…

頭おかしいんじゃないのか?

幻覚か?これ

呪いの類かなぁ

オーナーに聞いてみますか


「すみませーん。あの、汚れが勝手に増えるんですけど…」


…返事返ってこないぞ


「すみませーん…呪いとかかかってたりします?もしそうだったとしてあなたは呪いをなすり付ける気なんですか?正気ですか?やまとに脅されてて可哀想とか思ってましたけど、それも含めてあなたの思惑通りだったんですか?」


物置の方でガタッと音が鳴った

物置に隠れてれば俺にバレないとでも思ったのか?

フッ…動揺したのが運の尽きだったな


「見つけたなァァァァア!ほら早く白状しやがれ…?」


音を鳴らさず素早く物置に近付いて開けたはずなのに

そこにいてくれないとおかしいはずなのに

物置の中には人影はおろか、ギチギチに詰まっていたハズの道具までもが消え失せていた


その時


天井からぶら下がっている電球の灯りが全て消え、

遠くから声にならない叫びが聞こえた

おそらくやまとだろう。俺はやまとの安否を確認するため男風呂を出るすることにした


「おいやまと!大丈夫か?」


女風呂のドアを潔くぶち開けた俺は


何故かオーナーに襲われかけているやまとと風呂の鏡がマジックミラーになってて男風呂が覗けるようになっている事の意味がわからずその場に立ちつくした


「キャーーーーー!!」


オーナーが叫ぶがもはやそれどころでは無い

オーナーが真っ裸なのが1番問題なハズなのに男風呂が覗けるマジックミラーに目が離せないです


「オーナー。これはどういうことか説明してもらおうじゃないか」


俺が来た事でオーナーの姿勢が崩れたらしく、そのスキにやまとがオーナーを押さえつけた事で俺らはとりあえず難を逃れることに成功した














※ガールズラブは始まりません


新しい物語を書き始めました

良ければ見ていってください


あと全然異世界みたいな会話してませんでした!

前回あんだけ大口叩いたのに…

すみません…

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