1 天界へ
「嘘だろ…本当に…?」
今まで夢にまで見たあの景色が目の前に広がっている。
俺は、もう今までの生活に後戻りできないような状態に陥ってしまった
時を遡り数十分前
俺の名前は向野快晴
17歳の高校生である
勉学に励み、大学を受験し、
自分の好きなことをやるために仕事を始めるという
いまいちパッとしない目標だけを頼りにボーっと生きていた
「おーい、お前また学校に遅刻するぞー」
いつものお父さんの掛け声で慌ただしく起床し、支度をして家を出る
近所の駄菓子屋さんのごみ箱の上にいる猫を一撫でし、俺は学校へ向かった
ここまでが俺のルーティン。平凡だとかは言わせないよ?
ちなみに俺に彼女はいない。なんでだろう
ひどいよね、俺だって勉強とか人一倍努力してるし
運動神経は割とよかったのに
...
遅刻しても早く行ってもテストでいい点取っても悪い点取っても、その結果で一喜一憂するのは俺だけ。
何故だかこの世界は酷く無常で空っぽに見えた
「そんな考えだから彼女ができないんだろうな」
そんな事をぼやきながら踏切の前で立ち止まった
…やっぱいいよねえ。こう言う夏を感じる風景って。田舎町はこう言うのが魅力だよなぁ。
夏のあの空気が、世界が揺らいでそうな雰囲気が好きなんだよ!でも暑いのは苦手だし…
そうだ。ここ日本じゃほとんどないと思うが、日常が覆るほどの大寒波が押し寄せてきたりしたら…
俺が今見ている風景もまた違ったものに見えるのではなかろうか?
そんな事を考えながらスマホを手に取り、歩き出す
その時の俺は、不思議と周りの音も何も感じず、ただ何にでもなれるようなフワフワした感じだった
下がり始める踏切
気付いた時にはもう、遅かった
やらかした。そう感じた俺だったが、気付けば真っ白な空間に突っ立っていた
急な展開に追い付いていけず、周りを見渡そうと立ったその時
「こんにちは。向野快晴さん。あなたは死んでしまったのです...」
「…えっ?」
絶対聞きたくないし理解もしたくない言葉が俺の耳を貫いた
「…それにしても不幸ですね。私ですら観測できないような、謎の事象に見舞われたせいで貴方以外の全ては時を…」
そこまで言うと女神様は『しまった』と言いたげな顔で
「…すみません。話し過ぎましたね。それでは、これからの説明に入ります」
本当は、説明なんて必要ないんですけどーーーー
そう女神様が呟いたのを、俺は聞き逃さなかった
初作品!!!!!
頑張ります
応援してください。お願いです(傲慢




