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ああ。どうして私は生きるのか。 ああ、ああ....

作者: 夢飾

ああ、私はどうして生きるのか。

ああ、私はどうしていきるのか。


無意味と決まっている道を何故歩くのか。


ああ、ああ....


泥々(どろどろ)になった 両手 身体 魂

私はどこに


ああ、ああ....


愛することを欲していた

愛されることを欲していた


この手に残ったのは渇ききった孤独の器だ。


ああ、ああ....


冬の風が吹き荒れる

黒い夜空に月は見えず


ああ、ああ....


私はどこかを彷徨っている


ああ、ああ....


この旅を始めたのは私だ

この罪を打ったのは私だ

もはや黒い塊に罪悪感を彩ったのは私だ


生きて、死んで。


何もかもが過ぎ去って、変わっていって


ああ、ああ....


ひとひらのそよ風が枯れ葉をはこぶ


ああ、ああ....


未だ生を切望する愚か者は私だ

愛をやめられない中毒者は私だ

だのに人生は電子のスクリーンに食い荒らされて


ああ、ああ....


空虚な日々を今日も食す


ああ、ああ....


味のない孤独だ。


私はどこにいる

私はどこへ向かう


時と誰かに転がされ、どろんこになって死んでいく


カラカラに干からびた身体が朽ちていく


無意味な物語が終幕を告げる


ああ、ああ....


死ぬとは生きることだ

生きるとは死ぬことだ


ああ、ああ....


名も知らぬ誰かの叫び、誰かの涙、誰かの愛が

この世界に木霊する


ああ、ああ....


枯れ葉がひとひら

味のない孤独だ


ああ、ああ....


私はどうして生きている。

私はどうしていきている。


空っぽなゴミ箱

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