↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レディ・クロックの夏休み〜働き者の令嬢は、婚約破棄により「お休み」いたします?!〜  作者: 烏賊


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

40/73

39話_本心②

 アナベルの少し日に焼けた頬には、レティシアに揉まれた指の感覚が残っている。

 ビジューの件で、レティシアにむにむにと捏ね回されたのだ。


『何か気にすることがあれば、嘘も偽りもなく教えるから、アナベルはどんどん聞いていいのよ!』


『不安にさせてごめんよ。全然ビジューとはそんな仲じゃないから、検討も行かなかった……。もっと気を配るね』


 レティシアの気遣う表情に、イーサンの真剣な眼差し。それを受けたアナベルの、強い心臓はずきりと痛んだ。

 自室に戻った彼女は、泣き出す寸前の子供のようにその場にうずくまる。


(違う、違うのよ)


 聞けなかったのは、正直自分でも分かっていない。ただ何故か足踏みしてしまった。

 イーサンのことは信頼している。下手をすれば家族よりも、同性の友人よりも、信じている。

 彼からの言葉も、与えられる愛も。過ごす時間も全て素晴らしいものだ。彼の家族も同様だ。

 ただ、ただ。

 グツグツと低温で煮立つばかりの感情を解消できず、アナベルはじっと膝を抱えたまま動けなかった。


 どうすれば、いいのか。

 私はこのままでいいのだろうか。


 ………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………そもそも、自分は一体何に、悩んでいるのだろうか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。