表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/14

10、影で… by由紀菜

前まで、投稿してた、「積極的な美並」の前にいれてみました。

変更しましたが、「影で…」を見てから、「積極的な美並」をもう一度見てくれれば、嬉しいです。


…この頃、香織、全然教室にいない。

なんでだろ…。

あたし、本当に嫌われちゃった…?


「もーらいっ!」

「やめて!!それ、あたしの財布!!」

美並とよくいる、加奈があたしのかばんから財布を取った。

加奈は、あたしの財布をみなみに渡そうとした。

あたしはとっさに、加奈に飛びつき、

「やめてよ!!返して!!」

と大声で叫ぶ。

でも、加奈はあたしから逃げ回って、財布を返す気なんか全然ない。

「早く返してよ!!」

そういうと、加奈の動きは止まり、そのすきに、あたしは財布をとり返した。


「…美並、あれ見て」

中庭のほうを指さし、加奈は言う。

美並たちは、窓の方へ集まり、中庭を見た。

「何アレ」

あたしも気になって、少し覗いてみると、そこには、香織とせが背が高くてイケメンの男子がいた。

香織は恥ずかしそうに笑って、男子はニコニコ笑って何か話してる。

「誰、あれ」

美並が言うと、加奈が続けて言った。

「分かんない。てか、カナリのイケメンじゃん!!」

「どうやって手に入れたの、あの女!!」

美並の顔がドンドン怖くなっていくのが分かった。

ヤバいよ、香織…。


「そぉだ、いいこと思いついたぁ~♡」

あたしのいじめは、それ以来、なかった。

ほっとしてるけど、香織が危ないきがする。

美並の声が聞こえ、あたしは自分の席からよく耳をすませて聞くことにした。

「なに、なに??」

「あのね…」

そこからはよく聞こえなかった。

でも、かすかには聞こえた。

……奪い取るかなんか………。

奪い取るって何を?

あたしは分からないまま、その日をすごした。


そして、夜、考えてみると、分かった。

香織の横にいた、あのイケメンを奪い取るってこと…だと思う。

でも、香織が、あのイケメンのこと好きって決まったわけじゃないし…。

やっぱり、分かんなかった。

香織には、一応報告……しといた方がいいよね??


明日、香織に言おう。

嫌われていてもいい。

香織を助けなきゃ……。

   続く...

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ