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【コミカライズ開始】悪役令嬢は最強を志す! 〜前世の記憶を思い出したので、とりあえず最強目指して冒険者になろうと思います!〜  作者: フウ
第26章 神魔衝突編

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473話 そんなに知りたかったの?

もう少しで、長かったこの章も完結っ!!

 てなわけで、ソフィーの側……さっきまでネフェリアスが座ってた椅子に転移っと!


「お待たせ」


「っ〜! レフィーちゃんっ!!」


 おぉ〜、ビックリして振り返る顔も可愛い。


「ふふっ、私、強いでしょ?」


「は、はい! 私では想像もつかない程に、レフィーちゃんは世界最強ですっ!!」


 興奮した様子で何度も頷く姿も可愛い。

 でもまぁ……そうでしょう! そうでしょう!!


「ふふん!!」


 我ながら付与ノ神と創滅ノ神、神能2つの並列起動が発揮する威力は凄まじかったしソフィーが興奮しちゃうのも無理はない!

 なにせ! 私は世界最強なのだからっ!!


 今の私ならファルニクスはもちろん、ネフェリアスにも勝てる……はず。

 たぶん、本気でやったら勝てるはず!

 だって400年前と比べても、比較にならない程に強くなったし!!


 それこそクソ女神がパワーアップして、更には神級の神能を獲得しても歯牙にかけずに圧倒できる程に!!

 確かに400年前なら厳しかっただろう。

 負けはしないけど勝つ事もできなかった、それは認めてやろう。


 だがしかし! 実際に本気で闘った事はないけど、今の私なら勝てるはずなのであるっ!!

 徐々に増加する膨大な魔素(エネルギー)をコントロールするために、翼も黒と白が3対づつ合計6対12枚にまで増えたし。


 つまり! 今の私ならクソ女神みたいに楽勝ってわけには行かないだろうけど、ファルニクスとネフェリアスにも勝てる。

 ソフィーがいうように、名実共に世界最強の存在なのだっ!!


「いや、それ名実共なってないよね?」


「うるさい」


 バカ邪神は黙ってろ。

 そっ、れっ、よっ、りっ、もっ!


「むふふん!」


 さぁ! ソフィーと仲間である現代のSランク冒険者達よ。

 そして私の圧倒的な力を……クソ女神を圧倒する私の威厳に満ち溢れた姿を幸運にも目撃できた人間共よ!!

 もっと私を崇め! 敬い! 褒め称えるがいいっ!!


「っ! レフィーちゃん、なんて可愛らしいっ……!!」


 あ、あれ?

 ソフィーの反応が、なんか思ってたのと違うんですけど。


「はぁ、ソフィー……」


 フィルも呆れたような顔だし、やっぱりここは威厳に満ち溢れた私に感服するのが正しい反応だよね!?


「あーその、1つお聞きしてもよろしいでしょうか?」


「む、なに? ソフィーの次兄、〝剣帝〟エレン」


「えっと……レフィー様の圧倒的な強さは理解しました。

 いや理解はできなかったんですけど、理解できないほどに次元が違う強さだと理解しました。

 ただ……」


 ふむふむ。

 思いっきり矛盾してるけど、言わんとする事はわかるよ。


「ただ?」


「どうしてレフィー様は、あの女神アナスタシアと敵対していたのでしょうか?」


「っ!!」


「「「「「「「「「「……」」」」」」」」」」


 ソフィーがハッと真剣な表情になって、他の子達も固唾を呑んで押し黙る。


「ふむ……」


 解せないわ。

 いったいどうして、こんな事が……


「知られたくない事、なのでしょう……ですが、女神アナスタシアと貴女様の会話にはソフィーの事も出てきていました。

 もしソフィーに何か関わりがある事ならば、ソフィーの兄として私も引き下がる事はできません!」


「エレンお兄様……」


 なるほどね、私相手に引き下がらないと。

 他の子達の間にも緊張感が張り詰めてる。


「無理を承知でお願いします!

 どうか、レフィー様と女神アナスタシアとの因縁を教えてくだっ……!!」


「ん、わかった」


「え?」


 理由はよくわからないけど、なにやらエレンがかなりの覚悟を決めてるのは伝わってきた。

 それで他の面々にも緊張感が張り詰めているんだろうけど……解せないわ。


 本当なら私の強さを、私の威厳に満ちた姿を目の当たりにした時も同じような反応になるはずなのに。

 どうしてさっきは、今みたいな反応にならなかったんだろ?


「よ、よろしいのですか!?」


「ん、別にいい」


 言われてみれば、確かに私がクソ女神を憎悪してる理由は教えてないし。

 かつての大戦後にシルヴィア達が、私の名誉を挽回するために冤罪の記録とかを抹消していってたしね。


 かつての私に何があったのかが、現代まで伝わってないのも仕方ないのかな?

 けど……ふ〜む、みんな緊張感たっぷりだし、私とクソ女神の因縁がそんなに知りたかったの?


 シルヴィア達が私の冤罪で作られた経歴を抹消してくれたとはいえ、当時の人達には私の記憶を付与したから口伝では伝えられてたし。

 別に隠してるわけじゃないから、聞いてくれればすぐに教えてあげたのに。


「ふむ」


 そんなに知りたがってるのなら、ついでだし今回の一件。

 私の、私による、私のための楽しくて愉しい遊戯(アソビ)を観てた者達にも教えてあげやろう!!

 ふっふっふ〜ん、私って優しいわ〜!


「安心、するといい。

 私とクソ女神の、因縁に、ソフィーは、関係ない」


 いや、結果としてソフィーもクソ女神が授けた召喚魔法に巻き込まれてるわけだし、関係はあるのかな?

 まぁいいや、百聞は一見にしかずって事で!


「神能・付与ノ神」


 とある公爵令嬢の話を。

 400年前の私に何があったのかを見るがいいっ!!


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