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50が100になる

作者: 朝焼 悠

僕が一人で立てないと嘆いていたとき

それなら私の幸せを半分あげると

僕に力を分けてくれた人


ずっと忘れられなくて

もらってばっかじゃ納得ができなくて

君が笑えるようになったから

私はそれで十分だと

上手くあしらわれてきたけど


あのときの君は本当に苦しそうだったから

今ある幸せの半分を分けたいと

僕は願ったんだ


そんなことしたら私の行いが無駄になる

あなたの幸せを壊すくらいなら

私は今のままでいいの


要約すると

そんな意味の言葉が

大分キツめに返されてきたけど


僕はそれでも構わないと思った


今の僕があるのは

間違いなく

あなたがあのときに分けてくれた

力のおかげだから


なんと言われようが

たとえ嫌われようが

恩を返すのは今なんだと

勝手だけどそう思ったんだ


そんなことをしたらあなたが立っていられなくなる

僕自身もそう思っていたけど

不思議なことに

今でも僕はどうにか立てていて


大切に想われながら分けられた力は

自分の中でその何倍にもなるんだって

僕は初めて知ったんだ


あなたからもらった力が50だとしたら

それは僕の中で100になる

だからもらった分を丸ごと返しても

僕はまだ立っていられる


だからもし願いが叶うなら

僕の分けた50の力が

あなたの中で100になってくれますように


望まれたのが

僕でなくても

そんな力に変えられる素敵な人との出会いが

あなたにありますように

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― 新着の感想 ―
[良い点] 100にも…1000にも…10000にも… なりますとも…っっ、!!!!!ヾ(o´∀`o)ノ☆彡 大丈夫。 今に。
[良い点] 素敵でした!(>_<)
2021/04/27 06:18 退会済み
管理
[良い点] …いい!素敵! 最高に素敵な詩ですっ……! きゅんとしすぎて、語彙力がぶっ飛んでしまいました……m(_ _)m とにかく、素敵カッコよすぎですな~。 私の語彙力~!(;´Д`) …
2021/04/26 21:09 退会済み
管理
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