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第7話 芽を吹き育つ

『文化祭日和だね。明日も晴れますように』


 ついさっき、七時に送られてきた夏織の太陽の絵文字付きメッセージを眺めながら、普段より結構な早い時間に学校へ向かう。


 文化祭一日目。実行委員だけでなく、パンケーキの調理役まで疲労の抜けない肩に乗せられてしまった俺は、コーヒーの量と洗顔の回数を倍にすることで強引に脳を覚醒させ、予定といっても極めて単調な今日の仕事のメモを映した仮想ディスプレイをぼんやりと眺める。


 美咲の粋かどうかはともかく計らいにより、本来であれば俺が成すはずだった実行委員の仕事は他に回された。一応の建前は、クラス内で料理が得意な人物が少ないという理由でクラスの模擬店を優先。その実の目的は、夏織に俺が作ったパンケーキを食べさせること。

 といっても、二週間もあれば他の店番担当に教えるには十分で、人数としては問題ない数を金を取れるくらいの完成度まで引き上げられたため、建前は所詮建前、大嘘である。


 パンケーキは蜂蜜レモン風味のジャム乗せと、餅を混ぜたものに餡子などを合わせた和風、そして普通の生地にジャム乗せの三つで提供する。

 クレープはさすがに具を少し変えるくらいで、焼きそばは完全にただの普遍的な焼きそば。本命はパンケーキでいくことになり、宣伝もパンケーキ中心。


「いよいよだねー。デイジーの使用許可も下りたし、楽しみだなぁ」


「あくまで仕事の一環だからな。ちゃんとやってくれないと俺が怒られんの、肝に銘じておけ」


「あーい」


 自由に動き回ることもできないのだからそこまで楽しいものではないと思うのだが、それを説明したうえでもなお「雰囲気が楽しいんじゃーん」などと言って音符のエフェクトを撒き散らしていたセナ。


 店番とはいえ、その間にもできそうな仕事もあるだろうと、デイジーを活かしたもの含め適当な仕事は任せられた。

 その中でセナに任せるのは、校門直近ということもあり、迷子や困っている人がいないか、そして不審な人物がいないかの監視。

 

「夏織が来たら真っ先に教えてあげるね」


「お好きにどーぞ」




◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


「佑、おはよー」


「おはよ。早いな」


 文化祭の開会式は九時からで、実行委員の招集時刻は八時半。今はその三十分前なわけだが、念の為少し早めに来たつもりの俺を迎える美咲の若干汗ばんだ額。

 朝日に照らされて眩く輝いている顔面はさておき、貧弱そうな腕に抱えられた三角コーンとバーの主張もまた激しく、さすがに無視はできない。


「貸して。手伝う」


「ありがとー。実は結構重かったんだよね。助かります」


「なんのなんの」


 実行委員であるが故、行動を共にすることが増えた美咲との距離は随分と縮まり、自然と素のノリを全面に出して話せるようになった。いや、これは元々だったかもしれない。同時に、パーソナルスペースが限定的に狭まったことでお互い攻撃的にもなったように思う。

 なんだかんだで割と相談に乗ってもらったりもして、夏織への気持ちが自分でもわからないと伝えると、「文化祭で何かわかるかもよ」とのお告げも頂き。


「で、これどこに運ぶの」


「立ち入り禁止にした方がいい場所いろいろ。屋上とか」


 重ねられた三角コーン四つを受け取って前に抱える。普通に重い。重りつきのコーンは一個当たり二キロそこそこだから、これらとバーを不安定な持ち方で屋外倉庫からおよそ百メートルを運んできたとなると、それは汗もかくだろう。

 すっかり負担が激減した美咲は、バーを肩で支え汗を拭って息を整えている。


「これを一気に運ぶのは無謀だろ。手伝ってもらえばいいのに」


「それがさ、他にいないからって副会長が頼んできて、やるなんて言ってないのにすたこらさっさですよ。忙しいのはわかるけど、か弱い女の子にこれはないよねぇ」


「か弱いかは知らないけども、これを一人に任せるのは確かに頂けんな」


「なにをー! あ、鞄持つよ」


「頼む」


 と、まあ、軽口を叩き合いつつ程々に手を貸したりといった具合に、不自然さを感じなくなったやり取りが常になった。要は友人として気が合うことがわかったのだ。

 自分で言うのもなんだが、貴重品が入った鞄を持ってもらうことに抵抗が無くなるくらいには信頼しているのだろうと自己解析している。


「とりあえず一階から置いていくか」


「おっけー」


 封鎖しておく場所といえば、室内倉庫や会議室付近、屋上といったところ。屋上は鍵が掛かっているから放置でもよさそうだが、一応だ。

 まずは一階の会議室と倉庫。この時点で手持ちの二組を使うわけだから、最低もう一往復はしなければならない。


 会議室は昇降口を左に行った職員室の近く。室内倉庫は昇降口すぐ横。

 すぐ近い倉庫の前にコーンとバーを置いたところで、倉庫と名が付くのだから外に行かなくてもここにあるのでは、と扉を開けてみたのだが、


「ここなかったんだよね。もー、全部外持ってったの誰だよー」


 文句を垂れる美咲の言う通り、模擬店に使われる機材やらパイプ椅子やらで埋め尽くされ、元々置かれていたであろうその他の物は一切合切移動させられていた。おそらく、体育館倉庫と屋外倉庫辺りだろうが。

 体育館はまだ閉まっている。あと一往復の為にわざわざ開けてもらう手間を考えると、外へ取りに行っても大差ない。


 職員室の奥、校舎の角の方にある会議室前の廊下にも置き、【関係者以外立ち入り禁止】とでかでかと書かれた紙をぶら下げ、昇降口のすのこ前に放置していた靴を履いて再度外へ出る。


「佑も来るの早かったよね。やっぱり張り切ってる?」


「別に、我ながら損な性格してるってだけ」


「そっかそっか。じゃあ私受付だから、夏織来たらすぐ教えるね」


「人の話を聞け」


「冗談だってぇ。引き受けたからにはつい頑張っちゃう損で優しい性格ってことでしょ?」


「優しいとは言わないと思うけど概ねその通り」


「ていうか、佑は私より先に夏織見つけられそう」


「んな千里眼じみた目は持ってないから」


 とは言ってみるが、あながち的外れでもないのがまた、美咲の故意なのかわからない洞察力の恐ろしさ。

 今の俺の心境を表せば、それは学校行事に親が来ることがわかっており、恥ずかしく思う反面、良いところを見せてやろうと親の姿を視界の隅で探す中学一年のような。

 つまるところ、十二時前から夏織の姿をつい探してしまう自分の姿を自分で想像できる。


「でも、本番が明日だからね。あんまり気を張らないように」


「本番って、夏織の案内するだけだろ」


「おっとそうでした」


 美咲のことも少しはわかるようになったとはいえ、夏織に関する話題では時折二択で迷うことがある。口を滑らせたのが故意か天然か。

 統計上、敬語になるときは何かしら企んでいる傾向にあると俺は考えているのだが。




『これより、第四十七回文化祭を開催します』


 体育館に集う全校生徒へ向け、生徒会長の声を拡大した機械音声が響き渡った。

 



「いらっしゃいませー! パンケーキいかがですかー!」


 黙々とパンケーキを焼き続ける俺の前で、プラカードを持った女子が何度も何度も飽きずに同文を繰り返し、女子ならではのよく通る声で客を呼ぶ。

 想定通り、朝のうちは他のクラスが出しているつまむにちょうど良く持ち運べる物が売れやすいため、今はどちらかといえば退屈な方だ。逆に、昼時から糖分を欲する夕方にかけては順調な忙しさが予想され、その際は必要に応じて三人体勢となる手筈。

 俺は実行委員ということもあり、シフトは二日間共に九時から十二時までの三時間。この辺りは鹿野が融通してくれた。


「ほらほら、長瀬くんも声出す」


「……いらっしゃいませ……」


「もっと大きくー!」


「勘弁して。実行委員の方でも声出さないとなんないから」


「あ、そっか。じゃあ仕方ない」


 嘘である。俺に与えられた仕事は主に見回りと撮影係。大声を出す機会といえば、人混みの中で迷子の親を探すことくらいなものだ。


 同じく実行委員である美咲は、料理関係がからっきしなのと俺の仕事を微量肩代わりしたために、今日一日はひたすら受付役をするのだそう。

 少し申し訳ない気持ちはあるものの、美咲の人の好さはこれでも尊敬しているし、感謝もしている。暇があれば何か適当な物を奢ってやろうと考えつつ、十何メートル先で招待状を確認してはにこやかに客を送り出す美咲を眺める。


「ねね、長瀬くんって美咲と付き合ってるの?」


「良き友人としてはお付き合いさせて頂いております」


「そうじゃなくて」


 暇さえあれば、というか今現在がかなり店前がスカスカで、まあ退屈なのはわからないでもない。ただ、だからといってそう仲良くもない、なんなら名前なんだっけレベルの女子から色恋の話題を差し向けられるのは辛い。

 

「いや、ほんとただの友達だから」


「ええー、さっき熱ーい視線送ってたのに」


「あれはなんというか、感謝と哀れみの意ってだけ」


「なにそれー」


 この十二日間を通じて、クラス内における俺は「少し変わり者だけど意外と役に立つ奴」という、良く言えば絶妙な、悪く言えば都合の良いパシリ的ポジションを得た。

 悪く言えばはあくまでかなり後ろ向きに捉えればというだけの話で、実質的にはそこそこ馴染んでいる。これに関しても、美咲が半ば強制的に俺を文化祭でのクラスの中心へ引きずり込んだおかげだ。

 美咲と交わすおかしなノリは他には伝わりにくく、正直変な奴と思われていそうな節はある。それでも、美咲と会話しているところを見て声をかけてくれる人もいる。それほどまでに、美咲は他人から好かれているのだろう。


 美咲に対して相応の好意を抱いているのは紛れもなく事実。ただ、それは夏織へ向けるものとは違う。理屈は全くわからないが、そもそも感情は理屈ではないというし、きっと考えてもどうこうなる問題には分類されない。

 わからないことばかりでヒントが無いなら、いったんは放っておくのが得策。


 ぼさっと突っ立ってみたり、間食に自分の分を焼いてみたり、少しレシピをいじってみたり。退屈しのぎにも兼ねて試行錯誤しているうち、校門前にはすれ違う人が多くなってきた。

 

「人増えてきたな」


「今何時くらいだろ?」


「十一時、これから忙しくなると思う」


 開場から時間が経つにつれ客足が伸びつつあり、今は昼前、比較的早く一通り見て回れた人たちが校門へ戻ってくる時間帯だ。

 焼きそばなどのいかにも昼食向きな物には及ばないものの、手を休める暇が数分に一度になる程度には忙しくなってきた。


 繰り返す同じ動作を体が覚えることで効率も上がり始めはしたのだが、同時に体力は反比例して徐々に削られていく。

 試作時点では量が少なかったからわからなかった誤算――それは、餅を混ぜた生地を作るのに思った以上の労力を要し、女子が連続で行うのは難しいことだ。

 今は二人体勢とはいえ、列もない今の状態ですらうっすら汗が滲む。この調子でいくと、慣れる以前にいきなり繁忙時間に投入される要員がもたないかもしれない。


「あー、きっつーい」


「代わろうか」


「おねがーい」


 さっきまで意気込んでカチャカチャと擦れていたホイッパーとボウルの音が止まり、同時に間延びした声で疲弊を訴えかけられたもので、見かねて交代を申し出た。

 焼くは焼くでホットプレートの熱のせいで暑いし、どちらも面倒なことに変わりはない。交代によって差異が生じるとすれば、完成品の質。


「あ、焦げた」


 俺が目を離した時点から一分経っていないというのに、早速こうも期待に応えてくれるとはさすが。本人いわくやる気はあるらしいのだが、どうしても不器用さが目立つ。

 一応は隣で見張りながら作業をするつもりでも、忙しくなれば完全には防げそうにない。最低限提供できる品ができる確率は五分の四。厳正なるくじ引きの結果、失敗作は男子の昼食になる予定だ。

 

「お二人さーん、助っ人にきたよ」


「マコちゃん! 助かるぅ」


「シフト十二時からじゃなかったっけ」


「それが友達と時間合わなくてさー、うろうろしてたら忙しそうなの見っけてね」


 何がおもしろいのか、客側で賑やかな笑顔を作っている派手目な女子。きっと行き当たりばったりで楽しい人生を歩んでいるのだろう。というのが第一印象だったのだが、この人物、見た目口調雰囲気にそぐわずしっかり者。アクセ類も外して髪をまとめ、アルコール消毒もしっかりと。今ばかりはかなり助かる。

 残り三十分、模擬店が混み始めてきた様子だが、乗り切ることはできるだろう。


「前しつれーい」


 手を休めず首を捻じって後方に視線を向け、狭い台と台の間を通ろうとしていることを確認し、俺の前にあるもう一台のホットプレートを空けようと足を横にずらす。

 その重心が移動するタイミングで、背中に軽い衝撃が加わった。


「っと、ごめん」


「お気になさらず」


 咄嗟にボウルを右手に抱えると同時に左手で体を支えることで、茶色い机が白く染まってしまう惨事は回避した。

 手をついてしまったホットプレートも幸いまだ使っていないものだし、難は無い。


「長瀬くん、手!」


「ああ、大丈夫大丈夫」


「大丈夫じゃないって! 電源ついてる!」


 そんなまさか、と自分の想定を疑いもせず手を引き上げると、赤い電源ランプが点灯している。

 ――これはまずいのでは。


「長瀬、保健室行くよ!」


「ちょっ」


 思いっ切り焼かれてしまったらしい手の容態を認知する間も無く左手首を掴まれ、火事場の馬鹿力というやつか、あろうことか女子の力に逆らえず人混みの中を引かれていった。




「佑、大丈夫?」


「別にそこまで痛くないから」


「それはそれで心配なんだけど」


「いやほんとに」


 養護教諭の指示に従い流水に当てている俺の左手へ熱い眼差しを注ぐ美咲。どういうわけか、俺が保健室に駆け込んだ直後に全力で扉を開け、勢い余って跳ね返ってきた扉に猪突猛進なおでこを派手にぶつけてうずくまっていた美咲さん。

 

「マコは戻ってあげて。一人じゃ大変だから」


「わかった。長瀬、お大事にね」


 流れるように気遣ってくれつつも早足に来た道を戻る背中を見つめ、その頼もしさに敬意を表す。


「受付はいいのか?」


「いやぁ、あとで怒られるね。このままさぼろっかなー……」


「悪いな。なんか奢るから」


「佑が悪いわけじゃないでしょ。会長には話しとくから、辛かったら安静にしなよ」


 俺の非は否定しながらも「二人の分も合わせてジュース三本」とちゃっかり要求を付け足す美咲だが、謝罪ではなく感謝の意味での奢りなので了承しておいた。

 火傷とはいっても極めて軽いもので、しばらく冷やせば問題ないとのこと。幸か不幸か痛みも感じず、明日は支障なく仕事をこなせるとは思う。言い訳にしてさぼることもできるが、それは三人に対して不誠実というものか。


「じゃ、私も怒られに戻ろっかな」


「ほんと悪い」


「まったくだよ、もー」


 言っていることが三言前とまるで違う。


 笑顔で文句をたらたら置き土産にしていった美咲を見送って、そのまま十数分。冷やし続けた手を見た養護教諭から「問題なし」とお墨付きをもらって、無事退室。

 置いてきたデイジーを美咲とすれ違いで持ってきてくれたつくづく第一印象を裏切るギャップの塊さんには、上がらない頭を深々と下げた。


 会長に仕事に影響はないと伝え、予定通り見回りをしながら写真撮影を始める。

 暫し放置したセナはといえば、せっかく楽しんでいた文化祭の雰囲気を遮られたことへの不満半分、美咲同様に心配半分といった具合だ。


「文化祭で火傷とか、ぷぷー」


 故か、励ますようでこれでもかと馬鹿にしてくる。


「しゃーないだろ、防ぎようが無かったんだから」


「いやいや、ひ弱なだけでしょ。もっと鍛えなよ」


 確かに、鍛えていれば手をつかずとも支えられたかもしれないし、そもそも気をつけていれば……という可能性はあったが、今の俺にはどうしようもない。

 まあ、火傷したのがあの二人ではなかっただけ良しと思えば名誉の負傷でもある。庇ったわけではないが。

 

 見回りついでに模擬店で買ってきた缶ジュース三本、計三百円分を約束通り届けておいた。ついでに謝り謝られ、唯一疑問だった稼働していないはずのホットプレートの電源がついていた問題に関しては、「忙しくなる前に温めておこうと思った」と供述しており。それ自体は間違いではないのだが、一言欲しかった。

 火傷が軽く済んだのは、温度がそこまで上がっていなかったことが幸いしたようだ。

 悪気が無いのは端から承知なので、和解の後に写真を数枚。見回りの方が主になるかと思っていたのだが、実行委員という腕章とカメラを持っているせいか、あっちから「写真撮って」、こっちから「写真お願い」。なんなら声すら掛けずににこやかにピースサインをしてくる奴もいて、写真撮影がメインになりつつある。ちょっと楽しい。


「みんな楽しそうだねー」


「そりゃ、修学旅行と体育祭に並ぶ三大行事だしな」


「友達も増えたもんね」


「友達って言えるかはわからないけど」


「こんな日くらいは前向きにいこうぜー」


 精神的にはともかく、視線は普段よりずっと前向きだ。

 周囲をこんなに見渡したことも初めてだし、何より他人の顔をよく見るようになった。楽しそうな顔、嬉しそうな顔、面倒そうな顔や眠そうな顔。

 夏織や美咲との関係ができてから、自分でもわかるくらいに変化が続いている。


 目を擦りながらも楽しそうな人は楽しみで眠れなかったのか、とか、うとうとしている人は準備で徹夜したのか、とか、たどたどしく奮闘している人は苦手なりに頑張ってるのか、とか。その場その人のストーリーを想像しながら写真に収めるのが意外にも興味をくすぐり、俺の視線は忙しない。


 あちこちの模擬店を見て回り、体育館でやっている演劇や演奏、芸を見物し、あくまで仕事をしっかりとこなしながら、俺は俺で文化祭をそれなりに楽しんでいる。


「文化祭っていいね」


「そうだな」


「お、やけに素直だ」


「こんな日くらいはな」


 この楽しみ、夏織とも共有できるだろうか。

 そんなことを考えながら、明日夏織に案内したいものを探して歩いた。

 

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