表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
554/556

神との戦い

呪魂の穴の道中、魔物が出るって言ってたけど、特にその気配がないのが不気味だ


「魔物はいないみたいね」


「ん?あれ言ってなかったっけ?ハミュちゃんが魔除けをしてるから魔物は出てこないよ」


「えっ!?そうだったんですか?」


それにしたって魔物の探知ができないほどなんて、どれだけ強力な魔除けなんだろ


「みなさんには〜、力を温存してほしいですからね〜」


確かに、普通は魔物が現れないほうがいいもんね。いつも嬉々として魔物と戦うテナちゃんやクロエさんがいるから気が付かなかった


「そういうことだから、心配しないでサクサク進んでいこー!」


魔物がいないことがわかったとしてもこの中を進むのはちょっと怖いんだけど


「ひっ!?い、今なにか声が聞こえませんでした?」


遠くで泣いているような声が聞こえたような


「風の音じゃなくて?」


「違いますよ、ね?サーティアさんも聞こえましたよね」


「人の声だったかはわからないけど、確かになにか聞こえたわね」


「もしかして〜生贄の子たちでしょうか〜」


もしそうなら助けなきゃだけど……幽霊だったら怖いなぁ

ゴースト系の魔物には嫌な思い出があるし


「とにかく行ってみよー!大丈夫何があっても私達なら大丈夫だから」



恐る恐る声のしたほうに進んでいくと、今度ははっきりと声が聞こえた


「探知魔法には特に……」


というかここに入ってから探知魔法が全然機能しない

思えば私達の反応もかすかに分かる程度になってるからあんまり過信しないほうがいいね


「見て、あそこに誰かいるわよ」


光をあてると、人影が見えた


「ねぇ大丈夫?」


「みなさ〜ん、待ってくださ〜い」


「どうしたのハミュちゃん」


「あれは〜、人ではありませ〜ん」


それじゃあ魔物?だとしたら魔除けの影響を受けているはず


「あれはなんですか?」


「あれは私達と似たような存在だよ、リィアちゃん。多分神の一部がなんらかの理由で分離してるんだと思う。大丈夫、あの様子なら突然襲ってきたりはないよ」


一応近づいてみても特に襲ってくることはなく、うめきながらのそのそと動くだけだった


「ただ不気味なだけなのね」


「呪い耐性があれば無力ですね〜」


「え!?それじゃあ呪ってくるってこと?」


「大した力はないから金縛りとか身体が重くなるとかそういうのだと思うけどね」


だったら最初から言ってほしかったんですけど!


「これがいるってことは本体のアラミタマが近いってことですよね」


「そうね、気をつけて進みましょう」



更に進んでいくと、うめき声をあげるだけの神の眷族達の数が多くなってきた


「いよいよ近いわね」


「より一層不気味さが増してきたんですけど」


「原因を断てばこの子達もいなくなるよ」


早く楽にしてあげないとね


「みなさん止まってください!なにか嫌な感じがします」


洞窟の最奥までついたようだ、その証拠に道中にはあまりなかった御札や儀式に使われるであろう道具などがあった

そして、人工物が全然なかったのにここには厳重な扉がついていた


「おそらくこの先にアラミタマがいるわね」


「先に補助魔法をかけておくね」


「いよいよ〜ですね〜」


みるからにボス戦の雰囲気

探知魔法を使わなくても不気味な感覚がわかる


「ここ、開けちゃって大丈夫なんですか?」


「何を今更……そもそもここに入ること自体だめだからね」


「確かにそうですね……そ、それじゃあ開けますよ」


扉をあけるとうねうねとした大きな黒い物体があった


「あれがアラミタマ?」


「今魔法で明るくしますね」


光を当てるとその姿があらわになる


「首が沢山ね」


「あれは〜、九頭竜、ヤマタノオロチ、ヒュドラなど各地で恐神として祀られているものと似ていますね〜」


動きはうねうねしているし、なんかぬめぬめしてそうだからなんか生物感がないんだよね


「リィアちゃんさがって!」


「え?」


セーハさんの声に驚いていると首の一体が私の目の前まで来ていた

とっさに避ける


「動きは素早いようね」


「サーティアちゃん、今のあなたなら余裕でついていけるはずだからちゃちゃっとあの首切り落としちゃって!」


「えぇわかったわ」


「私も〜、援護しま〜す」


慣れてしまえば動きを見切るのも簡単だ。


今度は複数の首が同時に攻撃してきたけど、片方の首の動きが突然鈍くなったので、その隙に切り落とす。

どうやら動きが鈍くなったのはハミュエルさんのおかげのようだ


「って、ダメね回復力が尋常じゃないわ」


さっき切り落とした首が何事もなかったように復活する。


スィアと戦った時もそうだけど、細長い系の敵って回復力もすごいよね


「待って待って!みんな私の後ろにさがって!」


それぞれの口から光が見える


「や、やば!」


そして一瞬にして目の前が真っ白になる


「大丈夫?」


なんとかセーハさんの後ろまで下がると、光がおさまる


「目がチカチカするわ」


「助かりました~」


「セーハさんは何を.......」


まるで攻撃がなかったかのように防いでたけど、、


「ふふん、これが精霊の力だよ!」

次回予告

サーティアよ。思ってたよりヤバそうな相手だったわね……セーハの魔法のお陰でいつもより身体が軽く、剣の振りも速いからなんとかなってるけど、このままじゃジリ貧ね

次回「神との戦い 続き」

それじゃあ次回もよろしく頼むわよ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ