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白龍転生劇  作者: 蓮羽
一章
28/124

二十四幕:聖騎士様

ごめんなさい短いですゴメンナサイ

明日は少し長めにできるように努力します……!

橋を通って門をくぐると、城下町がざわついていた。何かあったのだろうか。


「なにかあったのかしら?」


エリナが、前回以上のざわつきに驚き、首をかしげていた。


「どうかしたんですか?」


近くにいた商人に話を聞く。すると、その商人はかなり興奮したように、説明する。


「かの伝説の龍騎士、聖騎士が戻ってきたんだよ!今回もかなり手ごわい相手だったらしいけど、さすが聖騎士様だね!」


子供のように、嬉々とした表情で教えてくれる。そんなに凄い人なのだろうか。


「あ、ありがとう」


でも、すぐに興味を失ったのか、軽く礼を言うと、城に向かって歩き出す。




お祭り騒ぎと化した通りを進んでいると、途中で銀色の龍に乗り、鎧に身を包んだ騎士が現れた。あれが皆の言う聖騎士様だろうか。


「皆、僕のために集まってくれてありがとう!」


言って、右へ左へと投げキッスをする。うわあ、なんか嫌いなタイプだ。


リルももう興味はないのだろう、人混みをかき分けて城の方へと進んでいく。


「そこの君!ちょっと待ってくれないか!」


後ろで、声がする。何事か、と思って後ろを振り返る。その聖騎士は、明らかに 俺と、リルの方を向いていた。


「君、その白龍……どこにいた?マルクス……この龍や、君の龍みたいに、白龍はそうそういるものじゃないんだ。だから、そんな龍を連れている君を、黙って見過ごすわけにはいかない」


甲冑のせいで見えないが、中でドヤ顔しているな、というのが雰囲気でわかった。


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