二十四幕:聖騎士様
ごめんなさい短いですゴメンナサイ
明日は少し長めにできるように努力します……!
橋を通って門をくぐると、城下町がざわついていた。何かあったのだろうか。
「なにかあったのかしら?」
エリナが、前回以上のざわつきに驚き、首をかしげていた。
「どうかしたんですか?」
近くにいた商人に話を聞く。すると、その商人はかなり興奮したように、説明する。
「かの伝説の龍騎士、聖騎士が戻ってきたんだよ!今回もかなり手ごわい相手だったらしいけど、さすが聖騎士様だね!」
子供のように、嬉々とした表情で教えてくれる。そんなに凄い人なのだろうか。
「あ、ありがとう」
でも、すぐに興味を失ったのか、軽く礼を言うと、城に向かって歩き出す。
お祭り騒ぎと化した通りを進んでいると、途中で銀色の龍に乗り、鎧に身を包んだ騎士が現れた。あれが皆の言う聖騎士様だろうか。
「皆、僕のために集まってくれてありがとう!」
言って、右へ左へと投げキッスをする。うわあ、なんか嫌いなタイプだ。
リルももう興味はないのだろう、人混みをかき分けて城の方へと進んでいく。
「そこの君!ちょっと待ってくれないか!」
後ろで、声がする。何事か、と思って後ろを振り返る。その聖騎士は、明らかに 俺と、リルの方を向いていた。
「君、その白龍……どこにいた?マルクス……この龍や、君の龍みたいに、白龍はそうそういるものじゃないんだ。だから、そんな龍を連れている君を、黙って見過ごすわけにはいかない」
甲冑のせいで見えないが、中でドヤ顔しているな、というのが雰囲気でわかった。




