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食いかけ偵察

「神谷、早く!これ以上の観察は気づかれる。」


「いや、まだだ。次、接触するまでにターゲットの性格や癖を把握しとかないと。」


「まだ時間はある。またこれば良いじゃないか。なあ、戻ろうぜ。」


神谷は振り返って言った。


「もうターゲットに俺達の存在を気づかれてる。もうここに来る時は仕事を終わらせるときだ。」


ミッシェルはあたりをキョロキョロ見渡し、逃走準備をし始めた。


「気づかれてるだって。そんなはずないだろ。俺のシックスセンスがそんな簡単に見破られるはずがない。」


その時、銃声と共にミッシェルの頭上を銃弾が通った。


「じゃあ、なんで今お前の頭の上を銃弾が通ったんだ?変装して、ただの一般人になってんだぞ。」


ミッシェルは頭を抱え、しゃがんで慌てた声で喋った。


「な、なんで気づかれてるだよ!くそ、気づかれたら用はないぞ、逃げるぞ。」


「そうだな。ターゲットはこういう事態の時は右手の爪を噛むのか。よし、ノートに書いておこう。」

そう言って神谷はバックから新しくノートをを開いてスラスラと書いた。


そのノートには今までのターゲットの一覧が書いてあった。


ターゲットの性別、年齢、性格、癖、その人の特徴が事細かに書かれてあった。


「神谷、なにやってんだ!さっさとトンズラするぞ。あー、ジェイムズに怒られる・・・。」


「そんな焦るな。さあ、ロープを使って逃げるぞ。」

神谷は余裕の表情、ミッシェルは今にも気絶しそうなほど顔面蒼白で二人は闇の中に消えていった。

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