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世界は静かに壊れている【ショートショート集・短編集】  作者: 御影のたぬき


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【ディストピア】心の裁き

 法廷に、静寂が満ちていた。


 被告人席に座る男、北川洋介は、三十五歳。普通のサラリーマンで、前科もなく、誰からも真面目な人物だと評価されていた。


 しかし、今、彼は思考犯罪法違反で起訴されている。


「被告人、北川洋介」


 裁判長が重々しく口を開いた。


「あなたは、思考犯罪法第三条に違反し、他者への殺意を抱いた罪で起訴されています。検察側の証拠を確認しますが、間違いありませんか」


 北川は、震える声で答えた。


「それは、ただの想像です。実際に何もしていません」


「思考犯罪法において、実行の有無は問題ではありません。あなたが上司の田村誠一氏に対して、明確な殺意を抱いたという事実が、ニューロスキャンによって記録されています」


 検察官が立ち上がり、大型モニターを操作した。そこには、北川の脳波パターンが表示される。


「これは、被告が田村氏と口論になった二〇四八年九月十五日午後三時二十分の記録です。前頭葉の活動パターンから、明確な殺意が検出されています」


 モニターには、赤く光る部分が映し出された。それは、確かに北川の脳内で発生した殺意のパターンだった。


「被告は、この時、『いっそ殺してやりたい』と考えていたことが、思考記録から明らかになっています」


 北川は、顔を覆った。


「でも、実際には何もしていません。ただ、頭に浮かんだだけです」


「思考は、行動の予兆です。二〇四五年の思考犯罪防止法制定以降、思考段階での犯罪抑止が可能になりました。これにより、凶悪犯罪は九十五パーセント減少しました」


 裁判長が続けた。


「あなたの思考は、社会の安全を脅かす危険なものです。よって、本法廷は、被告人北川洋介に対し、懲役三年、および思考矯正プログラムへの参加を命じます」


「そんな」


 北川の声は、法廷に虚しく響いた。


---


 二〇四五年。人類は、ついに思考を読み取る技術を完成させた。


 ニューロスキャンと呼ばれるこの技術は、当初は医療目的で開発された。脳の活動をリアルタイムで可視化し、精神疾患の早期発見や治療に役立てるためだった。


 しかし、政府はすぐにこの技術の別の可能性に気づいた。


 犯罪の予防。


 人々の思考を常時監視すれば、犯罪を事前に防ぐことができる。殺人、強盗、性犯罪、あらゆる犯罪は、実行される前に思考の段階で検知できる。


 そして、思考犯罪防止法が制定された。


 全国民に対して、ニューロスキャンチップの埋め込みが義務化された。このチップは、脳の活動を二十四時間三百六十五日監視し、危険な思考パターンを検出すると、自動的に当局に通報する。


 最初は、反対運動が起きた。プライバシーの侵害だ、思想の自由を奪うものだ、と。


 しかし、政府は巧妙だった。


 まず、凶悪犯罪者にのみ適用すると宣言した。殺人犯、強姦犯、テロリスト。誰もが、彼らの監視には賛成した。


 次に、性犯罪の前歴者に適用範囲を拡大した。子供を守るためだ、と政府は説明した。親たちは、それに賛成した。


 そして、暴力的な思考を持つ者全般に適用された。DVの加害者、ストーカー、過激な政治活動家。社会の安全のためだ、と。


 気づいた時には、全国民が対象になっていた。


「安全な社会のために、小さな犠牲は必要です」


 そう、首相は演説した。そして、国民の大多数は、それに同意した。


---


 北川洋介は、ごく普通の会社員だった。


 妻の美咲と、五歳になる娘の結衣と、幸せに暮らしていた。仕事も順調で、昇進も視野に入っていた。


 しかし、上司の田村は、理不尽な男だった。


 部下のミスを全て押し付け、成果は自分のものにする。パワハラも日常的で、北川は何度も理不尽な叱責を受けた。


 ある日、またしても田村が北川を呼び出した。


「北川、この企画書、何だこれは」


「どこか、問題がありますか」


「問題だらけだ。こんなもの、使えるか」


 北川は、その企画書に三週間をかけていた。徹夜も何度もした。しかし、田村は一瞥しただけで否定した。


「お前、本当に使えないな。給料泥棒だ」


「しかし、この企画は」


「口答えするな」


 田村の罵倒は、三十分続いた。北川は、じっと耐えた。


 しかし、心の中では、こう思っていた。


「いっそ、殺してやりたい」


 その瞬間、北川の首筋に埋め込まれたニューロスキャンチップが、異常な脳波パターンを検出した。


 殺意。


 チップは、即座にその情報を思考犯罪監視センターに送信した。


---


 その夜、北川の自宅に警察が来た。


「北川洋介さんですね」


「はい」


「思考犯罪法違反の疑いで、任意同行をお願いします」


 北川は、状況が理解できなかった。


「思考犯罪、ですか」


「はい。本日午後三時二十分、あなたの脳内で田村誠一氏への殺意が検出されました」


「それは、ただ頭に浮かんだだけで」


「思考も、犯罪です。同行をお願いします」


 妻の美咲が、青ざめた顔で夫を見た。娘の結衣は、状況が分からず、怯えた表情でいる。


「待ってください、私は何もしていません」


「まだ、していないだけです。思考は、行動の前兆です。予防的に対処する必要があります」


 北川は、連行された。


---


 取調室で、北川は詳しく事情を聞かれた。


「なぜ、田村氏を殺したいと思ったのですか」


「殺したいなんて、本気で思ったわけじゃありません。ただ、頭に浮かんだだけです」


「しかし、ニューロスキャンは明確な殺意のパターンを検出しています」


「それは、一瞬のことです。本当に殺すつもりなんて、ありません」


 取調官は、冷たい目で北川を見た。


「北川さん、あなたは思考犯罪の危険性を理解していない。人間の思考は、行動を予測する最も確実な指標です。あなたが殺意を抱いたという事実は、将来的に田村氏を殺害する可能性が高いことを示しています」


「そんな」


「統計的に、殺意を抱いた人物の三十七パーセントは、五年以内に何らかの暴力行為に及んでいます」


「でも、六十三パーセントは何もしないということでしょう」


「三十七パーセントのリスクを、社会は容認できません」


 北川は、絶望した。


---


 裁判は、形式的なものだった。


 ニューロスキャンの記録が証拠として提出され、弁護の余地はほとんどなかった。


「被告の脳波パターンは、明確な殺意を示しています。これは、客観的な証拠です」


 検察官は、自信満々に主張した。


 弁護士は、懸命に反論した。


「しかし、思考と行動は別です。人間は誰でも、一時的に暴力的な思考を抱くことがあります。それを全て犯罪とするのは、行き過ぎではないでしょうか」


「思考犯罪法は、憲法判断を経て制定された正当な法律です。社会の安全のために、思考段階での介入は必要不可欠です」


「しかし、思想の自由は」


「思想の自由は、他者の安全を脅かさない範囲で保証されます」


 裁判長は、最終的に北川に有罪判決を下した。


 懲役三年。思考矯正プログラムへの強制参加。


---


 思考矯正プログラムは、刑務所の一角で行われていた。


 北川は、他の思考犯罪者たちと共に、毎日セラピーを受けた。


「皆さん、暴力的な思考は、脳の誤作動です。それを正常化するのが、このプログラムの目的です」


 セラピストが、穏やかな口調で説明した。


「具体的には、脳の特定部位に電気刺激を与え、攻撃性を司る神経回路を抑制します」


 北川は、その説明を聞いて、背筋が凍った。


「脳に、電気を流すんですか」


「はい。安全な処置です。副作用はほとんどありません」


「ほとんど、ということは、あるんですか」


「まれに、人格の変化や記憶の喪失が報告されていますが、確率は一パーセント以下です」


 北川は、抵抗した。


「私は、そんな処置を受けたくありません」


「拒否権はありません。これは、刑の一部です」


---


 最初の施術が行われた。


 北川は、手術台に拘束された。医師が、頭部に複数の電極を装着する。


「リラックスしてください。すぐに終わります」


 電流が流れた。


 北川の体が、激しく痙攣した。脳内に、激しい痛みが走る。


 そして、何かが変わった。


 北川は、以前ほど怒りを感じなくなった。田村への恨みも、薄れていった。


 しかし、同時に、他の感情も薄れていった。


 妻への愛情。娘への優しさ。仕事への情熱。


 全てが、灰色になっていった。


---


 三年後、北川は出所した。


 妻の美咲は、夫を迎えに来ていた。しかし、北川は妻を見ても、何も感じなかった。


「洋介、お帰りなさい」


「ああ」


「結衣も、待ってたわよ」


「そうか」


 美咲は、夫の様子がおかしいことに気づいた。


「洋介、大丈夫」


「ああ、問題ない」


「でも、何か変よ。あなた、以前と違う」


「思考矯正を受けた。正常になった」


 北川の口調は、機械的だった。美咲は、涙を浮かべた。


「あなた、どうしちゃったの」


「分からない。でも、これが正常なんだろう」


---


 北川は、社会復帰した。しかし、以前の会社には戻れなかった。思考犯罪歴のある者を、企業は雇いたがらない。


 結局、低賃金の単純労働に就くしかなかった。


 家庭でも、北川は変わらなかった。娘が話しかけても、無表情で答えるだけ。妻が料理を作っても、「ありがとう」とだけ言って、味の感想は何も言わない。


 美咲は、何度も夫と話そうとした。


「洋介、私たち、もっと話さない」


「話すことは、特にない」


「結衣が、パパが冷たいって泣いてたのよ」


「申し訳ない」


「謝ればいいってもんじゃないわ」


 北川は、妻を見た。しかし、その目には、何の感情もなかった。


「私は、思考矯正を受けた。暴力的な思考は消えた。でも、他の感情も消えた」


「それって、おかしいじゃない」


「おかしいかどうか、分からない。これが、社会が望んだ私だ」


---


 ある日、北川は娘の結衣に尋ねられた。


「パパ、パパは私のこと、好き」


 北川は、少し考えてから答えた。


「分からない」


 結衣の目から、涙がこぼれた。


「パパ、前は好きって言ってくれたのに」


「前の私は、犯罪者だった」


「犯罪者って、パパは何もしてないよ」


「思考が、犯罪だった」


 結衣は、父親の膝に顔を埋めて泣いた。北川は、娘の頭を撫でた。しかし、その動作は機械的で、温かみがなかった。


---


 数ヶ月後、美咲は離婚を切り出した。


「洋介、もう無理よ。あなたは、もう私の知ってる洋介じゃない」


「そうか」


「それだけ」


「他に、何を言えばいい」


「何か、感じることはないの。私たち、離婚するのよ」


 北川は、妻を見つめた。


「悲しいという感情は、もうない。でも、論理的には理解できる。君は、感情のない夫と暮らすのは辛いだろう」


「論理じゃないのよ」


「では、何だ」


「心よ。あなたには、もう心がないの」


 北川は、何も言えなかった。


---


 離婚が成立し、北川は一人になった。


 小さなアパートで、毎日同じ生活を繰り返した。朝起きて、仕事に行き、帰ってきて寝る。


 感情のない日々。


 ある夜、北川は自分の部屋で、古い写真を見つけた。結婚式の写真。妻と笑顔で写っている自分がいた。


 しかし、その笑顔が、どんな感情から来たものなのか、北川にはもう理解できなかった。


 幸せだったのだろうか。


 愛していたのだろうか。


 分からない。


 北川は、写真を箱にしまった。そして、何も感じないまま、ベッドに入った。


---


 その頃、社会では新たな問題が起きていた。


 思考犯罪法の適用範囲が、さらに拡大されたのだ。


 殺意だけでなく、窃盗の意思、不倫の欲望、脱税の計画。あらゆる犯罪的思考が、取り締まりの対象になった。


 街中に、思考犯罪防止ポスターが貼られた。


「危険な思考を抱いていませんか。思考も、犯罪です」


 人々は、自分の思考を恐れるようになった。少しでも反社会的なことを考えると、すぐにチップが反応する。


 ある主婦は、夫の浮気を疑って「殺してやりたい」と一瞬思っただけで逮捕された。


 ある学生は、試験でカンニングを考えただけで、停学処分になった。


 ある老人は、政府の政策を批判的に思考しただけで、思想犯として拘束された。


 思考警察は、日々忙しくなっていった。


---


 北川は、ある日、街で思考犯罪防止キャンペーンのボランティアに誘われた。


「北川さん、あなたは思考矯正を受けた模範的な市民です。ぜひ、若者たちに危険な思考の恐ろしさを伝えてください」


 北川は、断る理由もなく、承諾した。


 講演会で、北川は学生たちに語った。


「私は、上司への殺意を抱いたために、三年間服役しました。思考矯正を受け、危険な思考は消えました」


 学生たちは、真剣な顔で聞いていた。


「しかし、代償もありました。私は、あらゆる感情を失いました。喜びも、悲しみも、愛も、何も感じません」


 会場がざわめいた。主催者が、慌てて北川を制止しようとした。しかし、北川は続けた。


「皆さんは、思考を監視される社会で生きています。自由に考えることさえ、許されない社会です」


「北川さん、それは」


「これが、安全な社会の代償です。犯罪は減りました。しかし、人間性も失われました」


 主催者が、マイクを取り上げようとした。しかし、北川は最後にこう言った。


「皆さん、考えることを恐れないでください。人間は、思考する生き物です。それを奪われたら、もう人間ではありません」


 会場は、静まり返った。


---


 その講演の後、北川は再び逮捕された。


「反社会的思想の流布」


 それが、罪状だった。


 裁判で、検察官は厳しく追及した。


「被告は、思考犯罪法を否定する発言をしました。これは、法秩序への挑戦です」


 北川は、平然と答えた。


「私は、事実を述べただけです」


「あなたの発言は、若者たちを扇動する危険なものです」


「真実は、危険ですか」


「秩序を乱す真実は、危険です」


 裁判長は、再び北川に有罪判決を下した。


 懲役五年。さらに強度の思考矯正プログラムへの参加。


---


 二度目の思考矯正は、一度目よりも過酷だった。


 脳への電気刺激は、より強く、より頻繁に行われた。医師たちは、北川の反社会的思想を完全に消去しようとした。


 しかし、北川は抵抗した。


 心の中で、何度も繰り返した。


「私は、人間だ。思考する権利がある」


 電気が流れるたびに、その思いは薄れていった。しかし、完全には消えなかった。


 北川は、必死で自分を保とうとした。


---


 そして、ある日、異変が起きた。


 思考矯正施設で、大規模な停電が発生したのだ。バックアップ電源も機能せず、全てのシステムが停止した。


 ニューロスキャンチップも、一時的に機能を停止した。


 その瞬間、北川を含む思考犯罪者たちの脳内に、抑制されていた感情が一気に溢れ出した。


 怒り。悲しみ。絶望。


 そして、自由への渇望。


 北川は、初めて三年ぶりに、強い感情を感じた。


「これだ。これが、人間だ」


 彼は、涙を流した。喜びの涙ではなく、取り戻した感情への涙だった。


---


 しかし、停電は十分で復旧した。


 再びチップが機能し始めると、北川の感情は再び抑制された。


 医師たちは、異常な脳波パターンを検出し、北川への矯正を強化した。


「この患者は、抵抗力が強い。さらなる処置が必要だ」


 北川は、何度も電気刺激を受けた。そして、ついに屈した。


 全ての感情が、完全に消えた。


 思考する能力も、大幅に低下した。


「矯正、完了」


 医師が、記録に書き込んだ。


---


 二度目の出所の時、北川を迎えに来る者は誰もいなかった。


 妻は、既に再婚していた。娘は、父親のことを覚えていないと言った。


 北川は、一人で施設を出た。


 彼は、もはや何も考えなかった。ただ、指示された通りに生きた。


 政府が用意した福祉施設で、単純労働に従事した。


 感情もなく、思考もなく、ただ生きているだけの存在になった。


---


 それから十年後。


 思考犯罪法は、さらに厳格化されていた。


 人々は、危険な思考を抱くことを極度に恐れ、自己検閲が当たり前になった。


 街は、表面的には平和だった。犯罪率は、史上最低を記録した。


 しかし、人々の目からは、生気が失われていた。


 誰もが、自分の思考を監視し、危険な考えが浮かばないよう注意していた。


 創造性は失われた。芸術は衰退した。科学の進歩も停滞した。


 全ては、安全のために。


---


 ある日、北川は街中で、若い女性が演説しているのを見た。


「皆さん、思考犯罪法は間違っています。思考の自由は、人間の基本的権利です」


 周囲の人々は、女性から距離を取った。誰も、反社会的思想に関わりたくなかった。


 しかし、女性は続けた。


「私たちは、考える権利を取り戻さなければなりません。思考を監視される社会は、牢獄です」


 すぐに、思考警察が現れた。


「あなたを、反社会的思想の流布で逮捕します」


 女性は、抵抗しなかった。ただ、周囲の人々を見渡して言った。


「いつか、あなたたちも気づくでしょう。自由のない安全は、生きているとは言えないことに」


 女性は、連行された。


 北川は、その光景を見ていた。しかし、何も感じなかった。


 彼の脳は、既に思考する能力を失っていた。


---


 その夜、北川は自室で、古いノートを見つけた。


 まだ感情があった頃、彼が書いたものだった。


「人間は、思考する生き物だ。それを奪われたら、もう人間ではない」


 北川は、その文章を読んだ。しかし、意味が理解できなかった。


 思考とは、何だったのか。


 感情とは、何だったのか。


 人間とは、何だったのか。


 全て、遠い昔の記憶のように、ぼんやりとしていた。


 北川は、ノートを閉じた。そして、何も考えずに眠りについた。


---


 数年後、思考犯罪法は世界中に広まった。


 全人類が、ニューロスキャンチップを埋め込まれた。


 犯罪は、ほぼ完全に消滅した。


 しかし、人類は思考する能力を失い始めた。


 新しい発明は生まれなくなった。芸術作品も創造されなくなった。哲学も、文学も、全て過去のものになった。


 人類は、ただ生存するだけの存在になった。


 安全で、平和で、そして空虚な世界。


 それが、思考を監視した結果だった。


---


 北川洋介は、六十歳で静かに死んだ。


 葬儀には、誰も来なかった。


 彼の人生は、思考犯罪法の犠牲者の一例として、統計に記録されただけだった。


 しかし、その統計を見る者は、誰も疑問を抱かなかった。


 なぜなら、疑問を抱くこと自体が、危険な思考だったからだ。


 人類は、考えることをやめた。


 そして、それが正常だと信じた。


 心を裁く社会は、ついに心そのものを殺した。

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