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「AIに無断学習される! Twitterはもう終わりだよ!」について

作者: 熊ノ翁

 Twitter民はもう終わりです。

 世界の滅亡が始まりました。


「2024年の11月15日より、Twitter上に上げられた物は、全てX社のAI学習の対象となり、何をどうした所で絵や音楽、文章や写真といった創作物及びプライバシーはイーロンマスクに奪われAIの食い物にされる!」


 とまあ、こんな感じの話が楽しいインターネッツで出回り、熊たちTwitter民は現在絶賛ハチの巣突いた大パニック中でございます。

 

「チクショウ、やはりイーロンマスクはダメだ! Twitter開発者のジャックドージーが新たに作ったSNSのブルースカイにアカウント移そう!」


「それより国産SNSなタイッツーだ!」


「男は黙ってマストドン!」


 とかなんとか。

 まあそんな感じで皆様右に左に大忙しで引っ越しの準備をしている様子がTwitterのそこかしこで見えております。


 不肖、この熊も物書きの端っこの出涸らし。

 熊の今まで書いた芸術的煽りツイートや、語彙の限りを尽くした口汚いレスバといった知的財産をAIに黙って学習されるのは、非常に心苦しい物があります。

 まあ、熊のアレな創作物はひとまず置いといて。


「自分が心血注いで作り上げた創作物や、体得した技術を守りたい!」という感情は、何かしらのクリエイターさんだったら持ってて当然かと思います。

 仕事で考えてみて「お前クビにして、替わりにタダで働いてくれる新人がウチに来るからちゃんと教育しておけよ」と言われて誰がそんなもん関わろうと思うかって話です。

 なので、まだまだ続くであろう今回のTwitter狂騒曲は、皆さんがわちゃわちゃすんのも無理のない話だと熊は思います。


 んで、この学習AIについてなんですが。

 一応、現時点ではTwitterの設定を操作する事で無断学習は防げるようです。

 そのON/OFF設定機能は11月15日以降も備わっているようで。

 だからSNS上で騒がれているような「このままだとTwitterに上げた全ての創作物がAIのエサになってしまう」という事は無いようです。

 ただ、日本に関してはこのAIについての規制や学習についての法案がEU諸国と比べてユルユルで、Twitter社側がどの程度その規約を守るかは未知数ではありますが。


「アカウントの登録国籍をAI規制の強いEU諸国に設定する」という方法が使えるかも、と現在ネット上で言われています。

 ですが、こちらもどのような波及効果や弊害があるかはわからない状態です。

 実行するにせよ、その判断はあくまで自己責任の下でどうぞ。


 また、AIの無断学習については、仮にTwitterやブルースカイ、その他各SNSが学習禁止の規約を守ったとしても、そもそもがインターネット上に情報を全世界に公開しているわけで。

 そのオープンになっている情報を他のAIが閲覧して無断利用するというのは十分考えられます。

 イラストでしたらマスキング処理するなり多少は対策を取る事も出来るんでしょうが、文章となると難しいかもしれません。


 自分の大切な作品をどこでどう公開するかは、そういった状況を踏まえたうえで決断したが良いでしょう。

 一応熊の考える無難なムーブとしてはこんな感じ。


・2024年11月15日までは現行のままTwitterを使い続ける。

 イラストをUPするならマスキング処理しておく。

 まあ、マスキングも別に絶対では無くて、引っぺがす事も可能なわけですが。


・移住先のアカウントを作っておく

 最悪、TwitterがSNSとして死ぬ事を考慮して、別の住まいを準備しておく。


・Twitterは、アカウントだけは残しておく

 UPしたデータは全部消すにしても、なりすまし防止対策の為にアカウントだけは残しておく


・11月15日のTwitter設定を確認する

 従来通りにAI学習設定のON/OFFが選択可能かどうかを確認する


・国籍設定の判断をする

 EUと日本とでAIについての規制が違うため、より厳しい規制の為されている国への登録変更を検討する


 熊が思いつくのはこんな所ですか。

 んー。

 にしても、色々と面倒くさいなぁ。

 結局、この辺の対策を取ったとしても「これで絶対大丈夫!」とはならないですし、リスクは依然として高いままなんですよね。

 その中で、自分の創作活動は続けて行かにゃならんですし、読者さんやファンの方も作っていく必要があるわけで。


 現代で、インターネット無しに創作活動をするとなると、それこそ公募ベースでの活動のみに特化させて、かつ電子書籍にすら参加しないって事になるわけですが。

 そんなん相当活動の幅が制限されますし、そもそも趣味で創作をやられる方ほど手軽にコミュニティに参加できない分、その枷はデカくなります。


 しかも、そこまで制限して見事新人賞なり何なりを射止めて世に出る事に成功したとしても、最悪な事に漫画村的な違法アップロードサイトがある以上、自動学習の手から逃れきれる保証はありません。

 だもんで現実問題として、現代で創作活動をする人はそういうリスクは常にあるものと考えておかにゃならんわけです。


 温暖化の叫ばれる令和の新時代ですが、クリエイターには冬の時代になりそうですね。


「AIに無断学習される! Twitterはもう終わりだよ!!」について……END

最後までお読み頂き有難うございます。


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よろしくお願いします!

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この問題!AIさんがどこ迄賢いか、によるでしょうね。多くの誤字脱字や スラングなんかもディープラーニングしていくとするとどんなになるか。もしくは、近々金を最初にもってくるとか、意味のない言葉を最初に持…
ここで、「grokは必ず学習してくれるところ」がポイント shadow logucは? LLM攻撃法は? 全部通用するぞ 一斉にハッキング食わせてGrokを馬鹿にしよう 絵なんか削除だ 誘致園児の絵を…
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