表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

43/58

第三章 10

 その言葉に同意を示すかのように璃兵衛のそばにいたバーはレンの元に向かうが、すぐに腕を差し出した璃兵衛のところへと戻っていった。


「そもそも、お前は墓を掘り返すことも日常茶飯事のようなところが……っ」

「何をのうのうと話しているのです?」


 安楽の逆の手にはいつの間にか別の短刀が握られており、その先はレンの左胸に深々と突き立てられていた。


 安楽が柄から手を離すと、レンはそのまま後ろに倒れていった。

 璃兵衛は何も言わず、ただじっとレンが倒れていくのを見ているだけだった。


「おやおや、悲しみで声も出ませんか。ですが、私を差し置いて話をしていたのが悪いのですよ」

「そうだな、お前の言うとおりだ」

「寺のやつらもそうだった。私の考えを理想だ考えなしだと見下して馬鹿にして。けれど、私はもう違う……菩薩と呼ばれ、崇められる存在となった……はははは、ざまぁみろ! 私を馬鹿にしてきたやつらなど足元にも及ばない!」

「ありがたいご高説をどうも。これであいつの目も覚めるだろう」


 璃兵衛は倒れているレンに向かって告げた。


「起きろ、レン」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ