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第二章 24

「それよりも、その子供だ」

「あぁ、その子なぁ……ほんまかわいそうに……お前、この子のこと知っとるんか?」


 富次郎は筵が掛けられた死体に目を向けた。


「蓬莱堂に来た客の着物とよく似ている。顔を見せてもらえないか?」

「……まぁ、お前ならええやろ。他のやつらみたいに野次馬根性や面白半分てわけでもないみたいやしな。お前がそんなやつやったら、あいつもそばには置かんやろ」

「俺はそうとは思えないが……」

「まぁ、たしかにそう思えんくても仕方ないわな。勝手に墓掘り返しそうやし」

「そうだな……」


 まさかそれが原因で璃兵衛と一緒にいないとは言えず、レンは相槌を打つだけに留めた。


「あいつは昔、何度も死にかけとるしなんやろな……持ち主は何を思って生きて死んだんか。なんでこの品物はいわくつきて呼ばれるようになったんか。そうなるまでに何があってどんな思いが込められとるんか。そういうもんを知りたいんやと」


 富次郎は死体のそばにしゃがみ込むと、死体に向かって手を合わせた。


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