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小学校の自己紹介

一年四組壁に貼られていたプリントを見て自分の席の場所を確認する。

中に入るとすでに子供たちは入っておりさっきまでそわそわしていたが、やはり緊張しているのかほとんどの子は静かに待っていた。


自分が入って数分がたつと先生が入ってくる。


先生の名前は桃井 鏡花というらしい。

独身といういらない情報があったがほとんどの子がその意味が分かっていなかったようだ。


出席番号順に自己紹介が始まる。

それぞれ自分の好きなことや食べ物などアピールになるところを話している。


俺の苗字は「み」から始まるので半分より後だ。

正直自分がどんなアピールをすればいいか迷っていた。


名前と好きな食べ物はいいとして、好きなことはないし、特技を言うべきか…。


そうこう考えているうちに自分の番が近くなってきている。

自分の列の一番前の席が立つ。


やばい、まだ何も考えてない…。


「私は樋野 明日香。好きなことはないけれど、仲良くしてくれると嬉しい」


おぉ…シンプルな自己紹介だ。

それにちょっと大人びているような気がするな。

いいお手本があったし俺もあんな感じでシンプルな挨拶にしようかな。


そうして俺の番がやってきた。


「俺は宮野武です。本を読むことが好きです。よろしくお願いします」


自分も似たような感じの挨拶をする。

本を読むのは好きというわけではないがアピールがしやすかったため自己紹介に入れてみた。

なかなかいい感じに言えたと思っている。


そのまま次の人の番になりほっとした。

小学生になってこんなに緊張するとは、体が幼い分少しつられてるのか…。

そんなこと考えてもしょうがないからほかの人の自己紹介でも聞いてるか。



ほかの人の紹介が終わり明日どんなことがあるか簡単な説明がはじまった。

そのころになると親が体育館で行われていた説明を終えて廊下や教室の後ろに集まっていた。


ほとんどの親がカメラを構えて動画を撮っていた。

その親の中には俺の親も混ざっていた。


恥ずかしい…。


思っていたのはそんな単純なことだった。

しかもカメラを持っていたのは父のほうだった。


いつもならそんなことしないでしょあなたは!


「それでは明日も元気な姿で会えるのを楽しみにしています。それでは立ってください。」


指示が出るとみんな立ち椅子を入れた。


「さよなら。」


「「「さようなら」」」


みんな大きな声であいさつした。


そのまま帰っていく人、幼稚園の友達だった子と写真を撮っている人。


ちなみに俺は歩いて帰り道を確認したかったので親には先に帰っていても大丈夫と説明していた。

もうすでに写真を撮った後だったので、了承してくれた。


荷物をまとめて、帰るか。


校門まで歩いていくとそこには樋野さんがいた。


初対面だけど同じクラスだし少し話そうかな。


話しかけようと近づいていくとあることに気づいた。

久しぶりのことでびっくりしたが、このままだと樋野さんが危ないかもしれない。


俺は前世からのくせで気配を読むことをしていた。

今樋野さんは数人から悪意に近い視線を受けていた。


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