遠足当日
今日は昨日言っていた通り遠足だ。天気予報では今日は快晴と言っていた通りいい天気だ。
今はグランドに集合して校長先生の話があっていた。
「――ですので気を付けて楽しんできてください。家に帰るまでが遠足ですのでそこも忘れないように」
そういって先生たちも行くための準備を開始する。
「先生の話長くなかったか」
話しかけてくるのは裕貴だった。
「そうか?そうは感じなかったけど」
入学式のほうが長かったのでそう感じなかった。
裕貴と適当に雑談をしていると別のクラスが動き出す。
「俺そろそろ並んでくるわ」
そういって離れていく。今並んでる列は番号順に並んでいるから隣にはあまり話さない人がいる。
あれこの子ってよく図書室で見かける子だ。たまに図書室を利用するがいつもいた。
名前は渋谷 凛。クラスでもいつも本を読んでいる。俺も結構本を読んでいるが渋谷さんほどではない。
少し話してみたいな。
「では4組の人行きますよー」
桃井先生の合図で進みだす。
☆
今上っている山は最初は緩やかな道だが少しずつ角度がついてくる。体力をつけるために走っていたが1年ぶりに来ると楽しいな。
隣を見ると少し疲れているようだった。
「渋谷さん荷物も持とうか」
「…え!?」
いきなりしかも今日初めて話したので驚いているようだった。
「いや重いし大丈夫だよ」
まあいきなり話されてしかも荷物を持とうかって普通に考えたらおかしいな。
「いきなりごめんね。でもきつくなったら言ってね」
「うん、ありがとう」
会話が終わりしばらく進んでいると少し急になる。でもこれが5分ぐらいすると目的地だ。
「大丈夫?渋谷さん」
「…うん…大丈夫」
それならいいけど。そう思っていると渋谷さんがこけそうになる。
すぐに気づいたので支える。
「ごめん」
「…持つよ」
「ありがとう」
そういって渋谷さんのバックを持つ。じぶんのよりも重いような…。
「これ何が入ってるの」
「えっと本が入ってる。先が気になるのがあって」
男の俺にとっては平気だけどいろいろ入っているなかで本も入ってるとなるとたいへんだろう。
「いつも何を呼んでるの?」
気になって聞いてみる。
「いろいろかな。最近はラノベが多い気がする。前まで恋愛小説だったけど」
そんな話をしていると坂が終わり目的地に着く。
「はいこれ返すよ」
「ありがとね」
少しは話せてよかった。
そして先生の話が終わり自由時間に入る。
「食べるメンバーは変わらないな」
「確かに」
「楽しいから仕方がない」
まあそうだな。裕貴と明日香はもうご飯を食べ終わったみたいだ。
「それよりもってきた?」
「もちろん持ってきたよ」
「なにをなにを」
そういって古川さんも近づく。
「俺はお菓子を買わずに作ってきたんだ」
バックから作ってきたマカロンを出す。
「すごーい。私もたべていい?」
「いいよ。もちろん白崎さんたちもね」
「うんありがとう」
「ありがとうございます」
そういって一つずつ取って口に運んでいく。
「どうかな」
「普通においしいな」
「おいしい」
「ほんとです」
「武は料理が本当にうまいね」
明日香は感想を言わずに黙々と食べているようだ。
「よかった」
妹に味見してもらったけどやっぱり心配になるな。
それにしても結構作ってきたはずだけどすぐになくなりそうだな。
予想していた通りすぐになくなったが、全員ほかにお菓子をくれた。
「それじゃそろそろ遊ぼうぜ」
「おっけー」
そうしてみんな片づけをする。それが終わるとみんなで遊びだす。
途中渋谷さんを見つけたが楽しそうに本を読んでいた。
ありがとうございました。




