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初めての新体力テスト


今日もいつも通り明日香と一緒に学校に向かう。今日の彼女はいつもより柔らかい雰囲気になっていた。

学校に着くと裕貴たちともいつもより話しているように見える。幼稚園から一緒の白崎さんも少し驚いていたがとてもうれしそうにしていた。


やっぱりいいな誰かが笑顔っていうのは。でも一つ気になることがあるんだが。


「あのさ裕貴」

「何?」

「何で体操服に着替えてるの?」

「あれ覚えてないの」


中山君が答える。


「今日は新体力テストだから体操服に着替えて体育館に集合だけど」


あ…忘れてた。





危なかったー。もうすぐで遅れるところだった。


あの後裕貴たちには先に行ってもらい俺たちもすぐに着替えて走った。本当はぎりぎりアウトだったが桃井先生に大目に見てもらった。

今はどんな項目があるのかそれのやり方はどうなのか説明されていた。説明が終わるとクラスごとに移動を開始する。


4組はまず外種目。50メートルやソフトボール投げの2つだ。

移動途中裕貴や中山君と話す。最初は男子は50メートル、女子はソフトボールと別れるため明日香たちはいない。


「武は得意そうですよね、運動」

「実際こいつは運動めちゃくちゃ早いぞ。幼稚園の時1位以外とってるところ見たことがない」

「ええ~それはすごい」


幼稚園に入る前から少しでも体力つけたほうがいいかなと思ったときに運動していたらすぐに息切れを起こした。このままじゃいけないと思い体を鍛え始めた。お母さんたちから心配されるほどに。


あの頃は生まれ変わったばかりでどれぐらいが子供にとってちょうどいいのかわからなかった。だからやりすぎちゃったんだよな。それからは心配されない範囲で鍛えている。


「そういってるけど裕貴もなかなか早かったじゃないか」

「お前に言われると嬉しいような悔しいような。雄太はどうだったんだ」

「風ちゃんのおかげで体力には自信あるんだけど運動はあまり得意じゃなくて」


古川さんに引っ張りまわされていそうだし運動は得意そうに見えたけどそうではないらしい。


「あのさ勝負しないか?」

「俺は別にいいけど」

「僕は自信がないからやめとくよ」

「そうか?なら武今度こそお前に勝ってやる」


負けないって言いたいけど初めてやるのもあるし自信ないな。





「なんでだ!!」


裕貴が膝をつく。外種目が終わりお互いに自分の記録を言い合う。

50メートルは俺が8,4そして裕貴は9,3。約一秒差をつけてしまった。


「いやすごいよ二人とも。全国平均を超えてるって」

「そうだけどまた負けた。ソフトボールに関してはおまえにも負けたし」


中山君はソフトボール投げで23m、俺と同じだった。


まさか並ばれるとは思っていなかったので本当にびっくりした。


「まだ他のが残ってる。どれかで1回でも勝ってやる」


裕貴が燃えている。すごいやる気だ。しかしどの種目も勝つことができず今日一日の裕貴はいつもより静かだった。


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