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休みの日

「これ美春と一緒に作ったんだ。食べてみて」


俺は出来上がったクッキーが入っているお皿を明日香に差し出した。

先に一つ味見してみたがおいしかった。


俺にとっては懐かしくも感じた。


明日香はクッキーを取り食べた。

そして味を確かめるようにゆっくりと噛む。


「どお?」


美春は少し心配そうに明日香を見る。


「うん、おいしい」

「よかったー」


美春は安心したように笑い出す。


こう見るとまるで姉妹だな。

そう見えるのは美春と明日香がくっついて座っているからだろう。明日香が座りその前に美春がいるような形だ。明日香はそれに抱き着くようにしている。

それにいつもよりも幼く見えてつい笑ってしまった。


「「どうしたの(お兄ちゃん)」」


「いやまるで二人がしまいに見えてな」


ここで幼く見えたなんて言ったら何か言われるかもしれないからな…いやよく考えたらまだ1年生だ。

なんかいつも明日香と話すとき俺も素が出てるから勘違いしやすいけど俺らまだ1年生だ。


「それはいい、美春ちゃんはもらっていく」


「いや、させないからな」


大事な妹を渡すなんてありえないだろ。


「……」


すると少し美春は考えるようにして


「明日香…お姉ちゃん?」


「「………」」


反応が遅れる。でもしょうがないこんなの聞いたら誰だってこうなるだろ。


「やぱっりもらっていって…」

「だめだから」


確かにもらいたくなる気持ちもわかるけど…。


「……ならしょうがない」


納得してくれるんだ。


「ねえ美春ちゃんもう一度言ってもらっていい。

「うん。えっと…明日香お姉ちゃん」


初めて見たあんなににっこにこな明日香。

まあとりあえず


「何して遊ぶ」

「美春ちゃんで遊ぶ」


いや美春は遊ぶためのものじゃないから。めっちゃほっぺぷにぷにしてる…。


「じゃあ映画でも見ようか。お父さんがってたはずだから」


行くときにお父さんが


「リビングで映画見たりしていいからな」


と言って出かけて行った。

お父さんはよく映画を見ている。結構いろんな作品を。


「どんなのが見たい?」

「美春ちゃんが見たいもの」

「なら怖い系がいい」


美春もお父さんと一緒に見ているのでそれで一緒に見て気に入ったのだろう。


「わかった。ならこれでいいかな」


俺は映画を見ないのであんまりわからない作品ばかりだったが良さようなものを入れテレビをつけた。





映画が終わりそれなりの時間がたっていた。

映画は何というかそう、うん失敗したと思った。


明日香のほうを見る。すると美春は膝枕をされて眠っていた。


「足は大丈夫か?」

「うん平気」


始まってから10分ぐらいで寝ていたので1時間弱。

美春は今日が楽しみで寝れなかったのだろう。それに休みなのにいつもより早くに起きていた。


「ありがとな」

「私こそ、ありがとう」

「?」


何の事だろうと思った。特に今日は何もしていない。


「今日は楽しかったから」

「ならよかった、もしよかったらまた遊ぼう」

「うん、そうする」


結局美春は明日香家に帰えろうとするまでぐっすりと眠っていた。

起きてから少したたかれたが、また来るって言っていたと伝えたらとても喜んでいた。

でもまさか次の日にも来るとはさすがに予想ができなかった。

ありがとうございました。

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