読ませたい読者の年齢を考えよう
年齢層によって趣味嗜好というものは、ちょくちょく変わります。
試しに、昔夢中になった漫画や本を読んでみてください。おそらく当時とは感じ方が異なっているのでは無いでしょうか。
歳をとるほど、段々と文に厚みがあって、内容もインモラルを扱った物を好む傾向が出てきます。
逆に若いほど、分りやすくハッキリとしたもので、題材もどちらかといえばスガスガしいものを好みます。
文学作品を中学生の時に国語の授業で読まされてつまらないと感じたことはありませんか?
基本的に成人を相手に作ってある文学作品。近親相姦、不倫、自殺、犯罪、強姦、薬物中毒などのインモラルなことが、現代のマンガでやったら確実に規制されるレベルものが、包み隠さずに描写されています。それと文章量もライト層向けの作品のように改行や会話で進めることも少なく、地の分での描写のほうが圧倒的に多いです。
ですから、若者と好みが合わない大人向けのものを取り扱う文学作品は、大人たちが賞賛する一方で、若者や児童が読んでもあまり面白みを感じることができないのです。
二〇一二年の毎日新聞と全国学校図書館協議会が行った統計[http://mainichi.jp/feature/news/20121027ddm001040061000c.html]ではティーンズの好きな作家に、「夏目漱石、芥川龍之介」ら文豪と呼ばれる類の作家の人たちは不人気だという結果でました。
もっとも、一方で中学生の好きな作家一位が、ホラー作家の山田悠介(代表作にリアル鬼ごっこ、@ベイビーメール、×ゲーム、親指さがしなど)なので確実な傾向とは言い難いけど(ちなみに作者も、中学生の時に山田悠介の作品を好んで読んでいたのでハッキリとはNOが言えない)。
作品のテーマや題材などで狙って読ませたい読者がいるのなら、その年齢層に合わせてそれに見合った傾向にしないと、内容か文、どちらにしても失敗します。




