分っているということが、分っていることを見えなくする。~読者を納得させろ!~
タイトルの示すとおり、自分は分かっているものほど見えていないことがある。
例えば、キャラクターの一人が読者から見て、設定された行動原理から外れた行動をとることがあるとする(「どうしてこうなった」とかでも同じ)。これが、明かされないでそのまま話が終了(完結)してしまうと非常に気持ちが悪い。そしてこう云われるのだ「作者の独りよがり」と。
そして、この明かされなかった事を、初心者はやっちゃいけないパターンで保管してしまう。それが「設定集」を出すことだ。「ぼくのかんがえたさいきょうのいのう」――こんな黒歴史をまた1ページ増やす羽目になる。
この場合は、「読者から見て」が重要だ。作者はストーリーからキャラの心境まで全て知っているから、どうしてそんなことをしたのかは知っているだろう。しかし、読者側から見て、書いてあること以上からは知ることができない。誰だって人の心を全部読むことはできないでしょ? あれと一緒。
一度完成したら、話を設定を知らない気分で読んでみてください(友人に呼んでもらうのがより良い)。
気づけたのなら、書かれていない部分を付け足して、読者の納得がいくようにしてください。
最後にもう一つ。「読者に考えをゆだねる」のと「最後まで何も書かない」は違います。
質問は受け付けています。分らないことがあったら遠慮なく。




