表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
精霊達の箱庭  作者: ヒヨコの小説家
1章 大きな過ち、小さな一歩

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/46

第四話 Bランク冒険者パーティー①

 子供がオークに襲われていた頃、その農村に1つの冒険者パーティーが近付いていた。

 一行は4人で構成されており、その実力はこの島では指折りである。この3年間携わっていた平原のモンスターの間引きもほとんど終わり、街から森の調査依頼を受けた彼等は日が落ちる前に農村に到着していようとした。


戦士「やっと村が見えて来たな、一先ず間に合って良かった」

レンジャー「挨拶も説明もしなきゃですからねぇ、ついでに街の様子なんかもちょくちょく聞かれるでしょうね」

 平然と話してる前衛二人に対し、後衛二人は疲れにより口数が少ない。

魔術師「早く休みたい…」弓使い「私は着いてからも明日の準備が…」


 それににしても妙だ…こんなに農村に近付いているのに、動きが無い。

 そろそろ見張り場から誰か手を振ったり、人を呼んでいてもおかしくない筈…。

 4人は少し疑問に思いながら、疲労が溜まる身体に鞭を打ち足早に村についた。


 近付いてみると、なるほど動きが無いわけだ。

 見張り場に人がおらず、何か異常があったのだと分かった。


 リーダーである戦士は少し悩んだ後、異常の特定に踏み切る決断をした。レンジャーは左回りに、戦士は右回りにそれぞれ囲いを調査し。魔術師と弓使いはこの場を守る。

 また狼煙を分担して持ち、異常の特定や危険を知らせる用意をした。


戦士「狼煙が1つなら集合、2つなら撤退の合図だ。万一とは思うが気は抜くなよ」

 説明も終わり前衛二人はそのまま駆け出した。

 残された後衛二人も気は抜けない。自分達が最も危険な位置だからだ。


 仮に村の異常がオークの襲来なら、自分達は村から逃げてくる人々を守りながら戦わねばならない。

 疲れた身体ではどこまで戦えるか、どこまで集中力が保つか自信が持てないのだ。

 警戒心を保ったまま待つ事十数分…狼煙が一つ上がった…。



--(レンジャー視点)--

 レンジャーは囲いの切れ目と、人集りを見て即座に狼煙を上げた。全員が集まるまでに事情を聞き、対処を考えなければならない。


 村人達も自分に気付いた様子で、周囲を警戒しながら一部が内柵から出て来た。レンジャーは中途半端に解体された外柵を乗り越え、話を聞く事にした。


村人達「「オークが…」」

 なるほどオークか…。

 この中で年長らしき一人が皆を制止し話し始めた。曰く、オークが子供を攫って森に帰ったらしい。詳しい状況は子供しか見ておらず、当人の子供は話が出来る状況では無いとの事。


 柵が解体されていた事、子供が攫われた事など不可解な点があり、レンジャーは少しの間対処を決め切れずにいた…。

 もし件のオークが斥候であり、腹が減ってつまみ食いをしたのなら、村の防御を固め襲来に備えなければならない。人間に逃げられる前に攻めて来る可能性が高いからだ。


 もし件のオークが"はぐれ"と呼ばれる群れから追い出された個体なら、子供を救う為に即座に森に入る選択肢もある。

 後者だろうな…。と解体されていた柵を見てレンジャーは思った。前者ならわざわざバレて逃げられる様なマネはしない筈だからだ。しかし…


 魔術師・弓使い「「おーい」」

 二人の呼び声に考えを中断し、村人達に村周囲の警戒と防衛強化を要請、自分達は森に入る事を伝えた。

 レンジャーは外柵周辺の足跡を確認した後、二人に合流していった。


 二人に事情を説明したところ、二人は即座に必要なものだけを装備し、他の荷物を柵の中に置いた。

 人命が掛かっている以上、行かないという選択肢は最初から無いのだ。


 すぐに戦士も合流した後、一行はオークの足跡を追跡し森へ向かっていった。

初投稿から三話連続で気が落ち込む様な話が続いたのは、あまり掴みとしては良くないかなーとか悩んでみたり。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ