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9.別離

 「王とは?」


 明らかに大男のボクに向かって言っているけどいつの間に王様になったのだろう。実はボク、高貴なる生まれだった!


 「金色の御髪!圧倒的なお力!間違いありまセン!!我が一族に言い伝えられる狼牙王の伝説のお姿そのままでス」


 少女が興奮しながら言う。傷は大丈夫なのだろうか。

 ほえー、まじまじと大男ボクを見る。確かにそう言われてみるとなんだが威厳のあるような。


 「オレは今はこの姿だが元はそこのコウモリのコウなんだ。何故か別れてしまったが。ところでお前達の話を聞かせてくれるか。傷は大丈夫なのか?」


 大男ボクも少女達の体の傷が気になったらしい。やっぱりボクなんだ。


 「傷は大丈夫でス。少し休めばすぐ治りますデス。ワレらは…」


 少女が身の上話をしてくれた。小鬼族が狼牙族を!?たしかにボクの知る小鬼族とさっき見た小鬼族は全然違った。この前見た人間と同じ様なガチャガチャを着こんでいた。

 小鬼って裸に腰蓑なイメージだ。よく単独で《森》に迷い込んで、魔木の栄養になっている。


 「それでお前たちはこれからどうする。《森》に避難するのか。それならば《森》の長に許可を取ってくるが」


 「もし王がお力をお貸し下さるのであれば、散り散りになった皆を救いに行きたいと思いまス。山の様子も探ってみたいでありマス」


 ルナと名乗った少女が深々と跪く。そうだよね。家族の安否気になるよね。大男ボクはどうするんだろう。


 「そうか。オレは今言った通り、そこのコウモリから分かれた存在だ。いつ消えるか知れたもんじゃない。それでも良いなら力を貸そう。それから王ではなくコウと呼べ」


 ひゃー。即断即決ボクとは思えない。やだ、かっこいい、とぅんく。

 ボクにおばさんとシン様に伝えてくれと言って少女達と南に向かって行った。

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