ココット
昨日の夜のうちに今日のランチは決まっている状態になったので、いつもよりもゆっくりと起きる事の出来る今朝はちょっとぐらい寝坊をしても大丈夫だったのですが、寝坊するどころかいつもよりも少し早い時間に起きてしまったので、少しいつも通りに体を動かすことに。
昨日の夜の時点でがーさんが来てくれていたのもあって、今日のランチに間に合わせるようにパンの注文も済んでいるので、うちの子たちが変につまみ食いをしなければ足りなくなることはなさそうなタンシチュー。
パンとタンシチューがお昼にある事が分かっているのに朝ごはんもパンだとかぶってしまうので、いつもと今日はちょっとだけコースを変えて帰り道に買うのは饅頭とスープ。
幸いなことに買う事ができたので、それを持って家に帰って来る頃にはウチの二人も起きていて。
「お、朝ご飯ですね」
「ちょうどいいタイミングですー」
顔を洗ったばかりの二人がこちらに来たので、買ってきたものを厨房に置いて、
「少しだけさっぱりしてくる」
「先に食べていても?」
「構わないよ」
二人には先に食べて貰って、自分は軽く汗を流します。
シャワーを浴びるだけのつもりだったのですが、ちょっと位はいいだろうと温泉に浸かってしまうと、それは冬のこたつに近い魔力を持っているもので、入るのは簡単ですが、出るに出られない感じになってしまって、シャワーだけを五分ぐらいで済ませるつもりだったのに、しっかりとお湯に浸かって結局二十分ぐらいのしっかりとした朝風呂を堪能することに。
そしてふろをでたら、パパっと朝食を済ませて、いつもの時間となるのですが今日のランチは決まっているので、
「さて、どうしよう?」
今日のランチは後ほど持ってきてもらうパンを焼いて、弱火でコトコトと温めなおせばタンシチューも出せる状態。
やることはこれと言ってないのですが、ふと真面目に考えてみるとシチューとパンだけというのは結構寂しいもので。
「もう一品……簡単に食べられるものがあった方がいいかな?」
一品料理でも十分なのでしょうけど、なんとなくもうちょっとあった方がいいような気がしてしまって何かしら思いつくものを作ることに。
ただ、すぐにそれが思いつくん尾であればいいのですが、毎回毎回そういうわけにもいかなくて。今回も食後でゆっくりとコーヒーを飲みながら、うーんと悩んでみるのですが浮かぶものは何もなく。
「シチューにパンだから多少野菜は少ないわけだろ……で、出来ればパンに合う具材の方がよくて……そんな都合のいいものが?」
都合のいいモノがスパッと思い浮かばないのでもう一杯とコーヒーを淹れるのですが、いい香りが自分の鼻をお刺激してくれて。
「いい香り……か」
何故と言われると説明が難しいのですが、香りでふわりと刺激を受けたのはチーズ。
チーズであればパンとも相性が良く、何かいいものが浮かぶかと思ったのですが、そこから先は何故か進めない壁みたいなものがあって、悩んでいるのですが、饅頭とスープをゆっくりと食べていたタマエがこちらを向くとその口元にはたらーんとキャベツが。
「キャベツにチーズか」
ぱっと思いついたのは容器の名前そのままの料理である、ココット。
ココットであればキャベツもチーズも使えるうえ、今日のパンにも合う一品。
「キャベツにチーズ、後はツナあたりにするか」
今日はツナを入れるつもりなのですが、別にツナにこだわる必要はなく、サラダチキンをほぐして入れるのもいい感じの一品に。
作るものが決まったら準備を開始。
火を通すと水気が出やすいので水分をあまり出したくない場合は先にレンチンをするのも手。ということで最初にやることはキャベツの千切りで、それを耐熱容器に移してからレンジでチン。水分なども出るのでギュッと絞っておきましょう。
ぎゅっと絞ったキャベツを別のボウルなどに移して、そこに入れるのはツナ缶。勿論なかのオイルも一緒に。
そして味付けなのですが、醤油とマヨネーズをある程度で十分。ちょっと甘めやアクセントにしたい場合は醤油を麺つゆに替えてあげてももちろんオッケー。
そして大人な味というかスパイシーにしたい場合はここにちょっとだけ多めの黒コショウを。
それらを混ぜ合わせてから出来上がったキャベツとツナの和え物をココット皿に。
そしてものによっては時間がかかる場合があるので少しだけ悩みどころですが、確実に火を通したい場合は最近結構よく作っている気がするレンチンで作る温泉卵を上に乗せて、その上にピザ用チーズをたっぷりと掛けてトースターで五分ほど。チーズに火が入れば出来上がり。
卵は新鮮で生でも構わないよーって方は和え物の上に生卵を乗せてチーズを乗せて、同じようにトースターで数分程。チーズが温まればオッケーではあるのですが、なかなか卵には火が入らないので卵の温度を気にしてみないと何故か思った通りの出来上がりにならなかったりもします。
そんな感じにぱぱっとできるココットを仕上げているうちに、ドアベルが鳴って中に入ってきたがーさんの手には今日のランチ用のパン。
「タンシチューに合いそうな食パン他いろいろと持ってきたよ」
「ありがとうございます」
お礼を伝えると、がーさんの視線はちょうど手元の方に来て、
「タンシチューだけで足りなかったら悪いかなぁと一応ココットを」
「それは素晴らしい。じゃあ、楽しみにこのまま待たせてもらうよ」
そんながーさんに返事をしたら後はパンを焼いて、タンシチューをよそうだけ。
こんな感じに、今日のランチはタンシチューとココットにトーストを添えて。
楽しんでいただけるといいのですがどうでしょう?
タンシチューだけで十分だと思ったのですが、サイドメニューがやはりほしくなって。
ちょうどいいものは何かないかと思って探したらいいものが(笑)
という事でこんな感じに落ち着いてみました。
ちょっとだけ風邪気味なのでストックが増えない
ちょっと困ったものです(笑)
今回も読んでいただきありがとうございます
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誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません
改めてありがとうございます
毎日投稿頑張ります




