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今日、なにつくろう  作者: 藻翰
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キャベツの芯とタマネギのご飯


 おつまみがいい感じに出来上がったので、そこからは飲み会……という感じの空気はあったのですが、ウチの二人がどのぐらいしたら帰って来るのかというのが分からないので、適当に飲みつつも場合によってはお昼や夕飯も考えないと危ない気が。


「何か美味しいご飯系とか頼める?」

「ご飯系……ですか?」

「そそ。かしわ飯は美味しかったから、なんとなく別の感じのご飯も食べたい気がしてね」

「ご飯ですね。ちょっと考えてみます」


 今の時間はお昼とおやつの間位の時間なのですが、今の所帰って来る空気は無く世界樹の新芽を使った肉巻きを食べ、焼きチーズを食べ、ちょっとした新芽の天ぷらも楽しんでいる自分達。

 そんな自分達のお腹を満たすご飯という意味合いで多分がーさんは注文をしてくれている感じですが、もしかすると返って来てうちの二人もこの後ご飯が食べたいと言ってくる可能性は高い状態。

 そんなうちの二人が出してすぐに満足するようなご飯が用意出来ているとかなりこの後は楽になります。

 ちらっとがーさんを見て、自分の胃の調子も考えてみると少しばかり胃の負担がすくなそうなご飯がいい気が。


「さっぱりとした感じのモノでも作りますか」


 もし、二人が帰って来てすぐにお腹が減ったと言っても何か作る事が出来そうな感じに後に繋がる食材の使い方が出来ると良さそうなものは何かと考え、その結果導き出された答えは、キャベツの芯。


「おっ?いい感じの食材が見つかった?」

「ええ。場合によってはそれ?って言われそうな感じですけど、美味しいと思いますよ」


 勿論ご飯なのでサッと洗ったご飯は浸水させて、いつも通り後は炊くだけに近い状態にまでしておきます。

 そして一緒に使うのがキャベツの芯、そしていつもの相棒ぐらい使っているタマネギ。


 キャベツの芯は葉っぱの部分などをこの後の料理で使う予定なのでくり抜く形で用意しますが、普通にぺろりと葉の部分を何枚も剥いて芯と芯の周りを取り出す形でももちろんオッケー。

 どういうかタッチであっても芯だけ取り出せれば十分なのですが、芯はやっぱり少しだけ硬いので出来るだけ小さめのみじん切りにします。

 そしてタマネギも皮をむいて、同じぐらいのみじん切りにしてあげるだけ。


「そのご飯は何というか、うん。甘そうだね?」

「ええ。ついでに追加で入れると美味しいのはコーンとかお肉が欲しいならベーコンなんかもいいですし、細かく切ると食べた感じが殆ど無くなっちゃいますけどウインナーとかソーセージも合いますね」

「なるほどね」


 余分なものを入れない形のご飯を作るつもりなので、キャベツの芯とタマネギだけ。

 そして、ご飯を炊く時の水分はコンソメの素などで洋風に。

 また、今回は洋風のつもりでいまの追加食材などを考えていましたが、勿論和風にしてもいい感じのモノが出来るので、その場合は千切りにした生姜、調味料は醤油、酒そして出汁で炊くとこれまたかなりいい感じの和風ご飯に。


 肉類が入っていないので、素材の味というかタマネギの甘さ、キャベツの芯の硬さはご飯と一緒に炊いてしまうと逆に丁度いい感じの食感に。


 後は炊き込みご飯等のボタンで普通に炊くだけ。

 炊きあがってから足す形の混ぜ込みも出来ますが、一緒に熱を加える事によって野菜の甘さが染み出てくれるので失敗するのが怖くても一緒に今回は炊いた方がいい感じに。


 殆どの確率で失敗することはないハズですが、炊きあがりが良くなかった場合はしっかりと蒸らし時間も確認。

 蒸らしの時間を足しても火の通りが甘い場合は炊飯器からそのまま鍋に移して出汁を足して蓋をしながら火にかけて、追加で五分から十分程中に火を通せばほとんどの場合は問題がない感じに。


 因みに失敗を失敗のまま出せない場合もあるので、その時は出汁やコンソメと一緒にフライパンなどで煮炒め、追加でチーズや牛乳を足してしまうと何処が失敗したのか分からないリゾットのような感じのモノに大変身。

 そんな感じにリカバリーも覚えておくと何かあった時に役には立つのですが、


「コレは……またかなり美味しいご飯が出来たね?食べる程に甘さが染み出て、でも甘ったるくはないからついついご飯だけでも食べられるものだね?」

「ええ。バターとか醤油をかけるのも味変化で楽しめますし、後は使わなかったキャベツの葉っぱの方を使った一品とも合うように考えて作ってみたんですけど、それとも合うと思いますよ」

「そういえば、芯だけを使ったって言っていたね?」

「ええ。葉っぱは別の一品ですね」

「それもすぐに頼める?」

「勿論です」


 そんな会話をしながら炊き立てのご飯を食べていると、ドアベルの音が。


「ただいま戻りましたー」

「戻りましたー?って、先輩何かいい香りが!」

「お昼は逃しましたが、夕飯には間に合いましたね!」


 一気に喧しくなった気はしますが、何となく家の空気がいつもに戻った感じもあって。


「ちょうど今さっきご飯が炊けた所だよ。じゃあ追加の一品もすぐに作ろうか」

「後輩、手を洗って……」

「ええ、先輩。すぐに支度を済ませましょう!」


 ウチの二人も追加になったのですぐにもう一品を作るとしましょう。






意外と食べてみると美味しいキャベツの芯です。


芯系で言うと、ブロッコリーの茎も食べてみると美味しいです。まあ、スーパー……それも三流だとスッカスカな芯で食べられたものじゃない……となるものもありますが(笑)


ソロソロ……春キャベツさんがひょっこりと来そうですが……ね、物価高が……。。。


ココでこの間の近所話になるわけです!(笑)

一時間や二時間を近所とは言いませんが、近くはないけど少し遠い道の駅にいくとスーパーと違いいいモノがいいお値段で手に入る事も。

丸ッと一つだと食べきれないというのも分かりますが、芯をご飯に、外側の大き目の葉っぱをロールキャベツに、そして内側の柔らかいモノは雑にきって、野菜炒めやサラダに。

一つ丸々食べるのは大変ですが、いいモノは良いのです。


一人暮らしだと半分ぐらいがやっぱり使い易いけどねっ!w


たまーに奮発するのもいいものです。


今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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― 新着の感想 ―
素敵なドライブコースになりそうですね。 他の日配は高いけど、生産者コーナーが好きで行くスーパーがあります(ᕑᗢूᓫ∗) てか、この辺だとどこのスーパーに行っても生産者コーナーがあります。 出してる生産…
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