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今日、なにつくろう  作者: 藻翰
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鴨のローストサンドイッチ


 基本的には晩酌をしない生活なので、昨日は珍しい夜に一応なった感じではあるのですがお酒を飲むと大体二種類のパターンが自分にはあって。

 今回は昨日のお酒のお陰なのか、いつもよりも睡眠が浅かったみたいで早起きなパターン。なので、それなりの時間に寝た気がしたのですがいつもよりも少し早い時間に今朝は起きる事になります。

 もう一つのパターンは逆にぐっすり寝てしまい、朝というよりはお昼過ぎみたいな時間まで寝てしまうパターン。

 まあ、かなり深酒でもお酒を飲むとどうしてもお手洗いが近くなることが多いので、あまり熟睡というのは無いのですがそれでも沼に沈むというかどっぷりと寝ることも稀に出来るので、お酒の力を借りたくなる日も大人になると増えるというのも分からないわけでもなく。


「さてと、起きちゃったから……何か作るか」


 ウチの二人が自分と同じようにお酒を飲むとトイレが近いとか、深い睡眠になるとかそういった話はあまり聞きませんが、一応二日酔いは同じようになっているのを見かけるので、似たようなことになる事は間違いなさそうで。


「それで言うと、昨日はいつも以上に飲んでいるかもしれないけど……まあ、いつも通りに起きて来ることを想定して用意したほうがいいのかな?」


 二日酔いの辛さよりもうちの二人は食欲の方が上みたいで、美味しそうなものを作れば勝手に起きて来るイメージもあるので、作らないと言う選択肢は無しの方向で。


「さてと、そうなってくると何を作るか……だけど」


 二人も寝ているので部屋を出て、顔を洗ってパパっと済ませる事を済ましたら厨房へ。

 そして昨日の残りを少しだけ確認するのですが、かなり食べたと言っても多めに一応用意してもらったので、鴨肉がまるっと残っている状態。

 このまま昨日のような感じに煮るのも悪くありませんが、出来れば食べやすい形に加工できるといいわけで。


「やっぱりそうなると、ローストかなぁ」


 生のままのお肉が結構あるので、先にしないといけないのはある程度形を整えるところから。

 昨日は鍋だったのである程度の厚さに刺身のような感じで木ればよかったのですが、今日はローストにするので出来るだけ形を整えてから調理した方が見栄えも最終的な出来栄えも良くなるので、包丁片手に色々とそぎ落としていきます。

 身の部分から大きく出てしまっている脂身の部分や薄く白い膜の部分、他にもこまごまと脂身と混ざっている場所などを奇麗に整えて、シュッとした感じの奇麗な肉の状態に。


 お肉の形がシュッと奇麗な状態になったら、脂が出やすくなる様に皮目に奇麗に筋を入れて、お肉の下準備は出来上がり。

 後はこのお肉をローストしていきます。


 で、この後お肉を焼いて更に味付けとやっていくのですが、焼いた後に美味しい煮汁に漬けて味をしみこませたいので、先に煮汁から作りましょう。


 使うのは醤油、酒、みりんの三つで、すべて同量で鍋に入れて一度しっかりと沸騰させます。もしみりんが無かったお水と砂糖でも代用は出来ますが、微妙に仕上がりが変わってしまうので、その辺りは自分の味付けと相談を。

 煮汁が出来上がったら、作業再開。


 鶏肉の焼き方の定番通り、先に皮目からじっくりと焼いていくわけですが、ここでしなければいけないことは鴨肉に火を通す事ではなく、皮目にいい焼き色を付ける事。

 なので中に火が通るかどうかは考えず、皮に奇麗な焼き色が付けばオッケーと考えてフライパンなどでしっかりと焼き色を付けます。

 その過程でお肉は一回りから二回り小さくなるので、その辺りも多少考慮した感じに皮の良い焼き色が付いたら、熱いままに先に作った煮汁に投入。

 ここからはこの煮汁で味をしみこませつつ鴨肉に火を入れていきます。

 ただ、ガンガンの強火で煮込んでしまうと煮汁も飛んでしまいますし、火の通りにムラが出てしまうので、弱火で煮込む形にして落し蓋等もしてしっかりと煮汁に全体が使っている状態で、まずは片面、そしてひっくり返して両面と今回は中までしっかりと火が通るようにしてあげましょう。


 煮豚の時などだとこのまま煮汁にじっくり漬けておくとさらに味が染み込んで美味しくなるわけですが、鶏肉系はどうしても長い時間火にかけるとお肉が硬くなりやすいので、両面しっかりと蒸し煮が出来たら、さっさと煮汁から鴨肉を取り出しましょう。


「よっし、いい感じに鴨肉のローストはできたかな?」


 ちょっと味を見る感じで端っこの方をスライスしてそのまま口に入れてみると、おもっているよりは少し薄めでもう少し味が合った方がいい様な気もしますが、逆に言うとこのぐらいの味の方が何にでも合わせる事が出来る状態。


「コレだとパンに挟んでサンドイッチとかいいかな?」


 出来ればパンの種類を選んで、バケットタイプな硬めのパンを半分に切って、レタスやルッコラと共にスライスした鴨肉のローストをちょっと多めに入れて、味はからしマヨネーズに少しだけさっき漬けていた煮汁を足したうまみのあるからしマヨネーズで作る鴨肉のローストサンド。

 朝から作るにはちょっと凝った感じですが、鴨肉のローストをしていたいい香りもあってそろそろうちの二人が起きてくるような予感。


 ついでにお肉を奇麗にしたときの皮や落とした肉を使ってもう一品スープでも作りましょうか。






冷蔵庫さんにお願いをした場合、いくらでも出せるのは皆様もご存じの通りですが、一度だしたモノは仕舞う事が出来ない……という説明文が抜けている気がしています。


その為、今日のようなことが起っている……と考えてくれるとうれしいなー。。。 なんて。

一応そこら変の設定は曖昧で有耶無耶です。なので、戻すことも多分出来ると思います。



単純に鴨のつぎも鴨。というか家でもしやったら余る事もありそう……って単純な発想なのですが、皆さんはお買い物上手でしょうか?

どちらかと言えば私は凄く下手。余計なモノを買う事もしばしば。そして夕飯の予定が親子丼からカツ丼に変わり、その為親子丼用のお肉をしまう事になり、親子丼用のお肉は最終的には炊き込みごはんへ。


親子丼じゃなくて卵系な丼が食べたかったと気がつくのは夕食後ですね(笑)


そしてお肉を買うときは大は小を兼ねる!!理論で100しかいらないのにとりあえず200。

よくない。よくないです。(笑)


だからお肉がいつも余るんですけど、満足一杯に食べられてもいるので……セーフ?


今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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― 新着の感想 ―
煮たようなことになる →似たようなことになる 今このおうちにパンがあるのでしょうか… いや、願えば出してくれそうですが 願うのかなぁ?と。 願えば出てくるなら、随時頼む方が余りが出なくていいなーと…
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