表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
今日、なにつくろう  作者: 藻翰
1303/1751

★ダンジョン422


 一人と言っても二人が自分の両肩に乗っているので、通常の一人という訳ではないのとあまりにも激しい動きをした場合は二人が肩から落ちてしまうのでその辺りはしっかりと注意をしないといけないのですが、


「まあ、ミストドラゴンとスワローだとそこまで激しく動く必要はなさそうだしなぁ」


 歩きながらも一応片目をつぶって最後の部屋の状況をマップで確認するのですが、前の部屋のモンスターハウスをつぶしているので、大した量も居ない状態。さらに言えば動きが結構素早い的が多そうですがそれらは多分スワロー。

 そうなって来ると目当てのミストドラゴンと戦う事は出来そうにありませんが、逆に考えれば無理や無茶をしないで済むので安全に戦いが出来るともとれる状態。


「まあ、適当にやるか」


 運がいいのか悪いのか階段は部屋の一番後方で奥の方まで行かないと階段には入れないのですが、飽きさせないようにという訳でもなさそうですが、やる気満々のスワローが最後の部屋に入るなり歓迎してくれる状態。


 あまり激しく動く予定はないのですが、スワローがこちらを確認するとすぐに一度唾を吐くような感じに礫を放ってきますが見えているのとそこまでの速さが無いのでそのまま横に避けながら、斜め前に動く形で接近しつつ腰に差している刀を抜き、すれ違いざまにスパッと一撃狙ってみるのですが、その動きが予想以上にハマって向かってきていたスワローを真っ二つに。


「あら、成功しちゃった」


 切れなかったら距離が離れるので離れた場合は風の道を使って真横に移動をしてからスパッという動きをする予定だったのですが、予想以上にこちらの動きが奇麗に決まって一匹目のスワローを倒すことが出来たのですが、


「一対一じゃかなわないと思ってもらえたのかな?」


 少し奥の辺りでこちらを伺う様にしていたスワローは突っ込んでくることなく、そのまま後ろに下がるような動きで距離を取ってしまいます。

 こちらとしても無理をしてまで倒したい訳ではないのでとりあえず倒したスワローに解体の魔法を掛けて回収をするのですが、どうやらその動きが相手には隙に見えたみたい。

 二匹のスワローが奥の方から礫を十字砲火するような形でこちらに撃ってくるのですが、さっきも言った通り自分の目からは遅く見えるようになってしまっているのもあって怖さというのはないので、風の道を使って一匹の方に寄ると焦ったもう一匹の礫が同士討ちをしてしまいさらに遅い状態のスワローの完成。

 遅くなっている方を後にした方が合理的だろうという事でもう一匹の方にもう一度風の道を使って移動して後ろからスパッと一撃を決めて、コレで二体目。

 倒してしまっても礫の効果が切れる事は無いみたいで遅くなっているスワローをそのまま戻るように倒したら三匹目。

 と、サクサクな感じに三体のスワローを倒したあたりで、情報確認が終わったのかもしくはこっちが戦闘になっていることが分かったのか、先に精霊が反応した後すぐにタマエもこちらに戻ってきた模様。


「私達が居なくてもサクサクですね?」

「まあ、スワローだしね」

「二匹、です?」

「いや、先に倒した一匹はもう回収したから三匹だね」

「でしたらこれで十五匹ですね。ミストドラゴンも二体分ですが、いい位置に居ますね」

「あ、あれミストドラゴンだったんだ」

「反応だけだと分かりにくいですが、階段付近のマークはミストドラゴンですね」

「私達も肩から降りられますから、自由にやっちゃって大丈夫ですよ」


 二人が気を使ってそんな事を言ってくれるのですが、解毒の魔法をちょっと試してみたいだけなので、そこまであれこれすることがあるわけでもなくて。


「あー、何をしたいか言っていなかったから分かっていないんだと思うけど、単純に解毒の魔法を正面から当ててみたいだけなんだよ?」

「正面から?」

「解毒の魔法を当てる?」


 え?何をしたいのって顔でこちらを二人が見てきます。

 なので、単純明快に自分のしたい事を説明したのですが、


「ソレに効果があると思えないのですが?」

「そう?結構絶大な気がするよ?」

「認識の違いという訳ですね?」

「まあ、それはあるかもしれないけどやってみないと何ともだね」


 精霊の使った魔法と同じような魔法を自分もしっかりと想像しているので多分間違った事は起こらないと思うのですが、一応魔法の範囲には居ないで貰った方が安全だと思ってはいたので、二人に肩から降りて貰って少し進むとそこには目当てのミストドラゴン。


「なんというか、こういう言い方もアレですけどちょっと可哀そうな気がしてきますね」

「後輩もですか?私も多分予想と違う事が起こってしまって色々と可哀そうな事になると思っていますよ」


 二人が言いたい放題ですが、あながち間違っていないとは言えないと思える想像を自分もするつもりなのですが、


「気がついたみたいだね」

「みたいですね。じゃあ、頑張ってくださいね?」

「ご主人、ファイトです」


 二人に背中を押されるような形で一歩前に進んで、今回のダンジョン探索多分最後の戦いが始まります。








作者の頭の中で作る魔法や魔法の効果……。

いや、それは悪いわけではないのですが文字に書いて記録として残しておかないと曖昧な記憶の中のモノだとどうしてもブレブレというかガタガタというか……。


効果を想像力に任せているので、明日以降の戦闘がちょっとだけ楽しみなのですが自分の頭の中は結構混乱気味(笑)

普通の人の感覚と、特殊な考え方の人の感覚を一つの頭の中で共有する必要が。


と、ここまで後書きを書いているけど何を書いているのかと中辛良く分からなくなってきている状態(笑)


えーっと。。。。。。


もう少ししたらまた料理に戻るので、あと数日いや、今週中には戻す予定なので料理をお待ちの方はもうちょっとだけお待ちくださいな?

あれ、なんか違う気がする?


今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ドラゴンのお肉で、唐揚げかなぁ? 久しぶりにマサくんが動きましたが、サクサクですねぇ。 まぁ、過去の階層で手間取ったりなんてしないか。 解毒…自分の周りに展開した毒が無効化? それだけではす…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ