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今日、なにつくろう  作者: 藻翰
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空心菜とベーコンの炒め物


 メインのお粥はコレでいい感じ。


 ただ、メインだけあってもさすがにこれじゃあどうしようもないわけで。


「さて、おかずはどうするかな……」


 ぱっと何かしら頭に浮かんだらそれを作ればいいと思ったのですが、お粥から連想できるものは何かと考えるとグググッと引っ張ってくれる料理が一つ。


「お粥=中華ってイメージは仕方ないか」


 実際、今日のお粥は中華粥ではなく普通のお粥なので薬膳的な干しシイタケや干し貝柱等の旨味をご飯に吸わせていないので、ごく一般的な普通のお粥なのですがどうしても中華の方に料理が引っ張られることになって、そんな中で思いつくのは炒め物。


「まあ、アレならメインのおかずにも悪くないけど……流石にアレだけじゃちょっと足りないような……」


 そうは言ってもとりあえず作る準備と味見が大事。

 さくっと出来るかの確認をしたいのもあって、冷蔵庫さんに用意してもらうのは空心菜とベーコン。あとはあまり胃に負担が無いようにしたいのですが、やはり多少は味が強くないと食べづらいだろうという事で、一緒に用意してくれたのはニンニク。


「サクッと作って味見……かな」


 空心菜は結構色々な名前で呼ばれているので、実は目にしていることが多くて、別名だと、ヨウサイやエンサイ、あとはあさがお菜などとも呼ばれているので、意外とスーパーなどでも目にしていることがじつはあったりする食材。

 それと一緒に合わせるのはベーコンですが、どうしてもこの二つだけだと味にパンチが足りないのでそれを補うためのにんにく。

 あと最も大事なのは中華料理の時の心と同じで、怖がってはいけない火力が大事。

 それが揃っていれば、美味しい炒め物が出来るはず。


 空心菜は軽く洗ってから三センチ長さで切って、葉っぱと茎は一応分けておきます。ついでに少し小さくベーコンは一センチぐらいで切りそろえます。

 一緒に使うニンニクはみじん切りがいいのですが、用意するのが面倒だったら、チューブのにんにくで代用も可能。

 すべて揃えたら、後は一気に作りましょう。


 フライパンに油を敷いて、そこにみじん切りのにんにくかチューブのおろしたニンニクを入れて、少し香りが立つまで弱火で炒め、しっかりとニンニクのいい香りが出てきたら、まずはベーコンを入れてベーコンをある程度しかりと炒めます。

 いい感じにベーコンが炒められたら、空心菜の茎の部分を入れるのですがここからは時間との勝負。

 火力を強火に変えて、空心菜に油が絡まったのを確認したら、葉の部分も入れてここで味付け。

 塩コショウ、鶏ガラスープで味をつけたらすぐにお皿に。

 ここから長くフライパンの上に置いておくとどんどん水分が出てしまって最終的にべちゃっとした炒め物になってしまうので、最後の最後だけは特に気を抜かないように注意して、サクッと作ってあげれば今日のメインの出来上がり。


「よっし、空心菜とベーコンの炒め物もできたっと」


 一応今作ったのは作業の確認というのも込めているので、当たり前ですがコレは味見用みたいなもの。


「美味しそうな炒め物が出来上がりましたね」

「早速味見ですー」


 中華に限らず料理は基本的に出来立てを食べて貰いたいのですが、コレはそういう意味では出来立て専用のモノみたいな感じなので、お客さん用でもないのもあって早速三人で味見をするのですが、


「いい味ですねー」

「白いご飯の方がいいような気もしますが、お粥の方がマイルドにしてくれそうで、コレはコレで合いますね」


 と、比較的良さそうな返事を二人から貰えたので一安心と思っていたのですが、


「メインがコレでご飯がお粥……流石にもう少し何かないと足りない気がしません?」

「一応スープは何かしらつけるつもりだけど……」

「いえ、スープはお粥が兼任しているようなものなので、どちらでもいいのですがもう少し何かしら欲しい感じがありますよ?」

「柴漬けとかザーサイを添えるだけだと、足りないかな?」

「ちょっと物足りない気がしますね」


 まあ、ウチの二人が物足りないという事は本当に足りないと思われるので、今からもう一品何かを作ってほしいと言われているようなものなのですが、そこまで時間的に余裕はあるわけでもなくて。


「あ、じゃあ私達でなめこのお味噌汁でも作っておくので、スープはオッケーという事で」

「ですね。先輩、お味噌汁作っちゃいましょう」

「いいですね。って事で、もう一品美味しいモノをお願いします」

「美味しいモノをもう一品ね……うん。何か考えてみるよ」


 なんとなーくメインを考え始めた時点でこれだけだと足りないと言われるような気はしていたのですが、予想通りに言われてしまって。


「短時間、あまり調理工程は無い方が良くて、後は食べた感じもあって……出来るだけ胃に優しくて……」


 勝手に自分を自分で縛っているような気になる思考をすることになるのですが、今回ばかりは時間が無いのでお手上げという事で、いつも通りの頼れる冷蔵庫さんにお手伝いというかヒントを貰う事に。


「何かいい食材を、お願いしまっす」


 願いながら冷蔵庫を開けてみると、そこにあったのは……アレ。


「そういえば、ありましたね。そんなものが」


 アレを使えばもう一品何とかなりそうです。







あまり見ない野菜ってありますけど、結構歩き回っていると実は見ている事のある野菜。

意外とスーパーとか道の駅に行くとあったりします。


と、ガラっと話は変わりますが、

ほんの少しずつですが、夏の暑さも和らいできているような?


いえ、もしかしたらやっと暑さに体が慣れてきたのかもしれないのですが、夕方以降は涼しさを感じている日も稀に。


毎年思うのですが、この暑さで今年は冬が無いんじゃないか?と戦々恐々とするのですが、なんだかんだと言いながらも冬はやってくるわけで。


作者は寒暖差が激しいと眠くなります(笑)

いや、いつも眠そうとかいつも寝てるとか思われるかもしれませんが、寒暖差が激しいと本当に眠い。


単に寝不足なだけかもしれませんが、眠い時にぐっすりと寝られるのは凄い幸せ。


その為にも夏の間にもう一度お布団干したい。でも台風が……


台風が去ったらお布団干してぬくぬく寝る!!

と、今、心で決めました。

果たしてできるのか?(笑)


今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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― 新着の感想 ―
[一言] お布団はよく晴れた2日目って言われてましたなぁ。 乾燥注意報がでてたら、しめたもの。 湿気以外に花粉と黄砂という敵がいるので 布団乾燥機さんに助力を得ていますが、それがいい感じ。 夏は熱く…
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