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夏生詩集2

日常の間に

作者: 夏生

日常の流れにのって

歩いていた


じゃがいも、大根

にんじん、玉ねぎ

背負って、考えたのは

それ以外のこと


夢と現の間に立ちながら

のんびりとした気分で

やさしい流れ

空は青く光っていた


青信号を渡りきる寸前に

クラクションが

日常の間に鋭く斬りこんだ


いつか聞いた

こどもがはねれた事故

ああ、こうして引き裂かれる

のか


普通から、日常から

当たり前から、安心から


おそるおそる見た、自分の陰

私は生きていた

辺りはただ流れていた


喉が渇いた

ひどく、泣きたいほどに


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