23 少しでも動くことは
今日、あなたは何かをしましたか。
たとえば……
朝、布団から出られた。
水を一杯飲んだ。
窓を開けた。
食事をした。
傍から見れば、取るに足らないことのように映るかもしれません。
世界を動かすほどのことでも、誰かに褒められるようなことでも、きっとないでしょう。
でも、それでもいいのです。
こういう名言があります。
「自分が行動したことすべては取るに足らないことかもしれない。しかし、行動したというそのことが重要なのである」と。
この言葉が、じんわりと胸に沁みるのはなぜでしょう。
それはきっと、私たちが心のどこかで「もっと大きなことをしなければ」「もっとちゃんとしなければ」という重さを、いつも背負っているからではないでしょうか。
心が疲れているとき、人は「行動できない自分」をひどく責めてしまいます。
あれもできていない、これもまだだ、と。
でも考えてみてください。
疲れ果てた体で、それでも小さな一歩を踏み出すことは、どれほどのエネルギーを使うでしょうか。
メールやSNSに返信できなかったメッセージがある。
片付けられていない部屋がある。
続けられなかった習慣がある。
そういうことは、誰にだってあります。
大切なのは、できなかったことの数を数えることではなく、「それでも今日、何かをした」という事実に、そっと目を向けてあげることです。
行動には、大小はありません。
一歩が、それでも一歩であることに変わりはありません。
どんなにゆっくりでも、歩いた距離は確かにそこに積み重なっています。
今日の小さな行動は、明日のあなたへの、静かな、しかし確実な経験や結果になります。
完璧でなくていいのです。
続かなくていいのです。
ただ、今日この瞬間に「動こうとした」ことを、どうか誰より先に、あなた自身が認めてあげてください。
〈ユーモアまとめ〉
人生をゲームに例えるなら、「今日は水を飲めた」は立派な実績です。
布団から出たら経験値+5、窓を開けたら換気ボーナス。何かに返信できなくても、部屋が散らかっていても、“完全停止”ではなかった。それが大事なのです。
心が疲れている日は、前進より「エンジンがかかった」だけでも快挙。
カメでもいい、むしろ充電切れ寸前で動いたカメはかなり偉いですね。




