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✿心の小川の光  作者: ノアキ光


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14/23

14 ◯✕で採点をやめると良いことが

私たちは無意識に、世の中を○✕で分けています。

「今日の出来事どうだったかな。 ○かな? ✕かな?」

「この人、ポジティブ? それともネガティブ?」

まるで人生が採点表のように思えて、つい○(ポジティブ)を追いかけて✕(ネガティブ)を避けようと必死になります。

でも、本当の「ポジティブ」は、そんな二元論ではないはずです。


本当のポジティブとは、

「物事には、いい面も悪い面も、必ず両方ある」

と思えることではないでしょうか。

そして、

「ないと思っていた〝いいところ〟を、わざわざ見つけに行くクセ」

を、自分で積み上げていくことなのです。


例えば……

朝、目が覚めた瞬間に「今日も最悪だ」とため息をつく代わりに、

「今日、どんな小さないいことがあるだろう?」と自分に問いかけてみます。

最初は無理やりでもいいのです。

「雨が降ってる……(✕)」

ではなく、

「雨のおかげで潤いがあるね(◯)」と、

わざと視点を変えてみます。

他人に対しても同じです。

「この人、いつも文句ばっかりで嫌だな」と思ったとき、

あえて「この人は、なぜそんなに本音を言えるのだろう」と、視点を変えていいところを探し始めるのです。


すると心の奥から、ふっと一つの温かいものが浮かび上がってきます。

それは、「優しさの芽」です。自分の中にそんな芽があるなんて、

○✕でジャッジしていた頃は気づきもしないでしょう。

実は私自身がそうでした。

でも、探し始めると、芽は育ちます。

相手(または物事)のいいところを見つけた瞬間、自分の中の優しさも同時に見つかります。

「ないと思っていたいいところ」を探すたび、

世界は少しずつ温かさを増すように感じます。


そして、自分自身も「○か✕か」ではなく、

「いい面も悪い面も抱えた、価値ある人間」

だと、

やっと自分をポジティブにとらえることができるのです。


今日から、心の中にある○✕の採点表をそっとしまいましょう。



〈ユーモアまとめ〉

人間はテスト用紙じゃありません。

満点も赤点もあって当たり前。

採点表はそっと引き出しへ。

今日から私は「だいたい良さげな珍作品」でいきましょうか。




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