14 ◯✕で採点をやめると良いことが
私たちは無意識に、世の中を○✕で分けています。
「今日の出来事どうだったかな。 ○かな? ✕かな?」
「この人、ポジティブ? それともネガティブ?」
まるで人生が採点表のように思えて、つい○(ポジティブ)を追いかけて✕(ネガティブ)を避けようと必死になります。
でも、本当の「ポジティブ」は、そんな二元論ではないはずです。
本当のポジティブとは、
「物事には、いい面も悪い面も、必ず両方ある」
と思えることではないでしょうか。
そして、
「ないと思っていた〝いいところ〟を、わざわざ見つけに行くクセ」
を、自分で積み上げていくことなのです。
例えば……
朝、目が覚めた瞬間に「今日も最悪だ」とため息をつく代わりに、
「今日、どんな小さないいことがあるだろう?」と自分に問いかけてみます。
最初は無理やりでもいいのです。
「雨が降ってる……(✕)」
ではなく、
「雨のおかげで潤いがあるね(◯)」と、
わざと視点を変えてみます。
他人に対しても同じです。
「この人、いつも文句ばっかりで嫌だな」と思ったとき、
あえて「この人は、なぜそんなに本音を言えるのだろう」と、視点を変えていいところを探し始めるのです。
すると心の奥から、ふっと一つの温かいものが浮かび上がってきます。
それは、「優しさの芽」です。自分の中にそんな芽があるなんて、
○✕でジャッジしていた頃は気づきもしないでしょう。
実は私自身がそうでした。
でも、探し始めると、芽は育ちます。
相手(または物事)のいいところを見つけた瞬間、自分の中の優しさも同時に見つかります。
「ないと思っていたいいところ」を探すたび、
世界は少しずつ温かさを増すように感じます。
そして、自分自身も「○か✕か」ではなく、
「いい面も悪い面も抱えた、価値ある人間」
だと、
やっと自分をポジティブにとらえることができるのです。
今日から、心の中にある○✕の採点表をそっとしまいましょう。
〈ユーモアまとめ〉
人間はテスト用紙じゃありません。
満点も赤点もあって当たり前。
採点表はそっと引き出しへ。
今日から私は「だいたい良さげな珍作品」でいきましょうか。




