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狭間に巣くうエデンの因果  作者: 名称不明
1/4

巡りを終えたその先に

さて、完結はいつになるやら・・・


・・・驚くほど、静かだ。

まるで本当に、この領域には私しか存在しないような気がする。

・・・・・・

しかし、それなら何故・・・

彼らはこの領域で、こんなものが用意できたのだろう・・・?

{我々と手を取り、器である彼を救い出すのを手伝ってほしい}

{我々は既に時間を使い果たした}

{苦しみから解放され、本当の未来を歩ませるには}

{今この文章を読んでいる、君にしか託せない事だ}

この文章は、私が通ってきた道に記されていた。

しかしそれは、この領域でなければ見えなかったもののはず____

・・・私が逆に、此処に飛ばされた?

でもそれなら、全員が集まる事は無かったはず・・・

それに私の視界からは、彼らが転送したように見えた。

・・・やっぱり、今考えても仕方が無いか・・・

なら、文章を読み進めてみよう。

{君はこの領域に移動したのではない}

{君は我々が消え去った後に、偶然か必然か、狭間の世界と化した領域に存在しているのだ}

{もしモニターが動いていれば、今の状況と過去の状況を見ることが出来るだろう}

「・・・これか。」

「・・・・・・確かに、今は人どころか、世界全体が止まっているように見える。」

「・・・この過去って映像は・・・うん、普通にみんな動いてるね。」

無理やり状況を飲ませようとしているのか・・・

それとも、本当に語り掛けてきているのか・・・

{君の使命は、器である彼の精神を崩壊させない事}

{彼に、もう1つの未来を歩ませることだ}

もう1つの未来・・・か。

{しかし、その過程でどうしても、この世界を保つエネルギーが必要となってくる}

{エネルギーの回収方法は簡単ではあるが、彼の精神に負担がかかる可能性がある}

{エネルギー回収を行う場合は、慎重に事を運んでほしい}

・・・なんか、色々と複雑になってきたなー・・・

{もし安定化する事が出来た場合は、君はこの領域から外に出れるだろう}

「・・・まるで脱出ゲームみたいな言いようだな・・・」

{君ならば、彼を救うことが出来ると信じている}

{そして、改めてこの世界に終止符を打ってくれることを、願う}

「・・・・・・凄い事任されちゃったなあ・・・」

「・・・まあ拒否権なんて、何処にも存在しないだろうけどね」

「さてと・・・それじゃあ、いっちょやってみようか」

1週間後……

「これでよしっと・・・ふう、なかなか疲れる仕事だね・・・」

「けど、これで当分は持つはず。後は扉さえ開いてくれれば・・・」

機械音声「エネルギーを確認、エデン領域へのロックを解除」

?「・・・エデン領域?」

名も無き存在は扉を開ける。そこは、一面が煌びやかな空間で埋め尽くされている、楽園だった。

他のが終わってないって?しょうがないじゃん!私忙しいんだから!

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