第87話 一日目終了
午後四時前——
一日の全日程が終了した。
「えー、それでは一日目の合宿は終了します。各学校、顧問の先生の指示に従って、行動するように。解散してください」
それぞれの学校ごとに部員達は集まる。
「えー、一日目、お疲れ様。これからは、夜の七時まで自由時間とする。疲れを癒したいものは、川に行ってもいいが、危ない事はしない事。一応、交代で、各学校の先生が一人ずつ回るから迷惑のかからないように、それと、今日、泊まる宿泊施設なんだが、男女共に一年生は、①と書かれた看板が立ってあるログハウス。二年生は②、三年生は③に移動すること。夕食は、七時半からあの大きな建物の一階の食堂で食べるから遅れないようにしろよ。それじゃあ、解散」
それぞれが、今日、泊まる宿泊施設に移動する。
「よし、やっと自由時間だ!」
康介は嬉しそうに両手を挙げた。
「お前、練習よりも張り切っていないか?」
「そりゃあ、そうだろ。川は、アイシング代わりにもなるからいいんだよ。拓も行くよな?」
「そうですね。皆さんが行くのでしたら、行くとしましょうか。さすがに一人でお留守番というのも面白くないですからね」
「よし、決まりだな!」
「俺の意見は、聞かないんだな」
四人揃っていくのが決まった一行は、①と書かれた看板があるログハウスにたどり着く。
鍵は、マネージャーである咲弥が管理しており、咲弥が鍵を開け、ドアを開くと、女子から入っていく。
「うわぁ! きれい!」
「本当にいい場所ね」
と、女子たちが感想を述べる中、男子達は床に荷物を置く。
「それで、部屋とかはどういう分け方になっているんだ?」
康介が訊く。
「ああ、それだけど、この部屋は五部屋しかないの。男子が四人、女子が八人。それぞれ、部屋は、寝たい部屋を選べばいいと思う」
咲弥が解説する。
「俺、とりあえず、この部屋にするわ。後は、三人で、よろしく~」
と、部屋に入ってしまった。
「俺達も、部屋に入るか」
「あ、僕は、敦也君と同じ部屋にいますね」
と、拓は敦也の後を追って、部屋に入った。
「じゃあ、俺は健斗と二人?」
「まぁ、そうなるね」
残された二人は部屋に入り、女子もそれぞれ、自分の部屋へと入っていった。




