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第44話 燃え上がる心
「はぁ……。唯がいきなり『駆け落ち』とか、言うからびっくりした。もうちょっと、言い方っていうのがあるんじゃないの?」
咲弥は、パソコンを操作しながら、画面にくぎ付けになっていた。
「すみません……。つい、出てきた言葉が、これでしたので……」
唯は申し訳なさそうに謝った。
「ま、別にいいんだけどね。ほら、出てきたよ」
咲弥が、唯にパソコンの画面を見せる。
地図の中央に、赤く点滅しているのがある。
「あっくんは、今、駅前にいるねぇ」
「そうだね。おそらく、里菜もいると思うよ」
「駅という事は、電車に乗って、移動するのでしょうか?」
「どうだろう。あそこは確か、バス停もあるからバスで街中を移動ってこともあり得るよ」
二人は、それぞれの意見を述べる。
「そうですね。咲弥、どうしますか?」
「どうするって、追いかける以外の選択肢があると思う?」
「咲弥ならそう言うと思っていました。分かりました! すぐに準備してきますので、咲弥は、追跡用の準備と着替えをしてください!」
と、唯は部屋を出ていった。
「りょうかーい!」
いざ、敦也と里菜の密会を暴くため、唯の執念が燃え上がる。




