表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【祝75000PV突破】 三姉妹の姉達は、弟の俺に甘すぎる!  作者: 佐々木雄太
一年生  四月篇
31/139

第31話  まだまだ終わらない三姉妹の誘惑

 お風呂で、天国なのか、地獄なのか、どちらで受け取ればいいのか、思考が追い付かなくなった。


 台所に向かうと、テーブルの上に夕食が並べてあり、元凶である三人は、自分の席に座っていた。


「敦也、早く、席に座ってよ。ご飯食べるよ」


 と、敦也を誘ってくる里菜。


「あ、うん……」


 敦也は自分の席に座り、四人揃って、夕食を食べる。


 いつも通り、四人は、楽しい話をしながら、ご飯を食べる。


 敦也は、全部食べ終わると、手を合わせ、「ごちそうさまでした」と、言った後、食器をいつも通り、流し台に置き、水につける。


 他の三人も食べ終えた人から、敦也と同じように行動する。


「俺、リビングにいるから」


 と言い残し、敦也は台所を後にした。


 ソファーで横になりながら、テレビを点ける敦也は、この時間帯のバラエティー番組を見ることにした。


 三人が、こっちに来る気配がない。まだ、台所で談笑しているのだろうか。


 敦也は、テレビを見ながら、大きな欠伸をする。


 それから二十分くらい一人で、テレビを見ていると、三人が、リビングに入ってくる。


「結構、長かったけど、食器を洗っていたの?」


 と、敦也が体を起こして、座ったまま、訊く。


「はい。三人で手分けして、食器を洗いました。先程、終わりましたので、気にしないでください」


 と、唯が答える。


 三人は、敦也の方に近づき、右に唯、左に里菜、そして、敦也の膝の上には咲弥が、それぞれ座る。


「あの……三人共? これはどういう事ですかね……。密着しすぎじゃないですか?」


「そんな事はありませんよ。これが普通なのです」


「そうだよ。これが普通なんだから」


「私にとって、ここがベストポジション」


 三人は、同じような事を言う。


(普通とは? これが普通なんですかね……)


 と、以上にも三人の敦也への愛が強すぎる。


 自分を好きでいてくれるのは、悪い気はしないのだが、年頃の男子である敦也にとっては、少し困る。


 幸せそうに敦也にくっつく三姉妹。


 敦也は、苦笑いをしながら、そのままの姿勢でテレビを見る羽目になった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ