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【祝75000PV突破】 三姉妹の姉達は、弟の俺に甘すぎる!  作者: 佐々木雄太
一年生  五月篇
121/139

第121話  里菜の疑念

「ちょっと、時間大丈夫?」


「別に大丈夫だけど、どうしたの?」


「そ、その……何というか……」


 もじもじしながら話をする里菜。


 壁に背中を預け、座っている敦也は、里菜の話に耳を傾ける。


「隣で座ってもいい?」


「別にいいけど……」


 すると、里菜は敦也の隣に座る。


「それで、何の用?」


「あ、そうそう。敦也、唯と何かあった?」


「え?」


 いきなり訊かれて、敦也は少し動揺する。


「やっぱり、何かあったんだぁ~!」


 里菜は敦也に迫ってくる。


「べ、別に何もねぇーよ。ただ、昔の話をしてただけで……」


「昔の話?」


「そう、昔の話。里菜姉や咲弥姉が知らない話」


 敦也がそう言うと、里菜は、ジト目で敦也を見る。


「本当?」


「本当、本当。ただ、それだけだって」


「それで、唯とあんなに親密になるんだぁ……」


「どういう事だよ」


「ん? 女の勘」


 里菜はそう言って、敦也に覆いかぶさる。


「里菜姉、これはどういう?」


「今から敦也を襲う?」


「なぜ疑問形?」


「なんとなく」


 里菜は舌なめずりしながら、敦也の顔をまじまじと見た。

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