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【祝75000PV突破】 三姉妹の姉達は、弟の俺に甘すぎる!  作者: 佐々木雄太
一年生  五月篇
119/139

第119話  風呂上り

「ようやく出てきましたか」


 唯と穂乃果が、女湯から出てくるのを敦也と拓が待っていた。


「唯姉、結構長かったな」


「ええ……。ちょっと、湯船でぼーっとしていたものでして、おそらく、それが原因だと思います!」


 唯は誤魔化そうと、適当に言った。


「そうなのですか?」


 それを聞いていた拓が、穂乃果に訊いた。


「そうね。ちょっと、ゆっくりしたい気分だったから、別に待ってなくても良かったのよ」


 と、穂乃果は、唯の援護をする。


 拓は、少しばかし穂乃果の表情を窺うも、何事もなく話を続けた。


「そうですか。ま、そういう事にしておきましょう」


 ホッとする穂乃果。


「では、帰りましょうか。バーベキューの時間まで、まだ時間があると思いますよ」


 拓は、廊下の壁にある時計を見ながら言った。


 四人は、その場を後にして、建物の一階に降り、靴箱に入れておいた自分の靴とスリッパを履き替える。


「唯姉、何かあった?」


 気になっていた敦也は唯に小声で話しかける。


「何もないですよ。ただ、長い事、湯に浸かっていたからそう見えるだけですよ」


「それならいいけど……」


 敦也は、それ以降、唯に何も聞かなかった。

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