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【祝75000PV突破】 三姉妹の姉達は、弟の俺に甘すぎる!  作者: 佐々木雄太
一年生  五月篇
118/139

第118話  湯から出る

「で、私に絡んできたのは、どういう事なんですか?」


 ついさっきまでいがみ合っていた二人が隣同士に座っている。


(この二人、本当の本当は、仲がいいんじゃないの?)


 穂乃果は、言葉にはしなかったが、話を聞いていて、再びそう思った。


「別にたまたま、お風呂に入りに来たと思ったら、あなたが先に来ていただけよ」


「あなたみたいな人が、川よりもお風呂を優先させるなんて、明日は雨でも降りそうですね」


「言ってなさいよ。さすがの私でも今日の汗の量からして、先にお風呂を優先するわよ」


「そうなんですね」


「ええ、そうよ」


 話を終えると、再び沈黙が続く。


(さて、そろそろ時間ですから、上がりますか……。あっちゃんも出てくる時間でしょうから……)


 唯は、ゆっくりと立ち上がる。


「唯ちゃん、もう上がるの?」


「はい。ゆっくりできましたから、そろそろ上がろうと思います」


「だったら、私も上がるわ」


 と、穂乃果も立ち上がって、唯の後を追う。


「それでは、先に上がらせてもらいますね」


 唯は、未だ、湯に浸かっている姫路に言った。


「勝手にしなさいよ」


 と、そっぽ向く。


 二人は、その場から立ち去ってしまった。

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