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【祝75000PV突破】 三姉妹の姉達は、弟の俺に甘すぎる!  作者: 佐々木雄太
一年生  五月篇
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第117話  風呂場でのいがみ合い

「姫路さん、あなたでしたか。何の用ですか?」


 と、さっきまで穏やかだった唯の表情が一変する。


「知り合いなの?」


 穂乃果が訊く。


「ええ、大変不甲斐ないのですが……」


 唯は、穂乃果の質問にそう答えた。


「それにしても、あなたがここにいるなんて、珍しいのね。どうかしたのかしら? もしかして、寝るところ、追い出されたの? それならそれで、面白いのだけれど」


 笑いをこらえながら言う姫路に、イラっと来る唯。


「別にそんな事は、どうでもよくないですか? たまたま、お風呂が開いていなかったから、ここに来ただけです。あなたが想像しているようなことはありませんよ」


「あらそう。でも、相変わらず、そのイラっと来る態度、変わらないので」


「そうですか? あなたも相変わらず、嫌味しか言わないその性格、変わらないんですね」


 二人の言い争いは、蚊帳の外である穂乃果にとって、何か始まった、にしか見えなかった。


「二人は、仲がいいんだね」


「どこがですか!」


「どこがよ!」


 と、同時に穂乃果の言葉に反応する。


「あ、うん。そうだね……」


 二人の圧に圧倒された穂乃果は、返す言葉がない。


 二人のいがみ合いは、まだまだ続いた。

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