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【祝75000PV突破】 三姉妹の姉達は、弟の俺に甘すぎる!  作者: 佐々木雄太
一年生  五月篇
114/139

第114話  浴場で

 男子大浴場——


 そこには、合宿で汗をかいた体を洗いに来ている人で多かった。


「意外と、多いな……」


「そのようですね」


 敦也と拓は、服を脱ぎながら裸になる。


 タオルを持って、浴場へと入っていく。


 浴場には、広々とした空間で、体を洗う場所がある一方で、湯船は、長方形の形をしたものが一つあった。


「さすが、合宿所。こういう風呂だと分かっている」


「そうですね。とりあえず、空いている場所で体を洗うとしましょうか」


「ああ……」


 二人は頭を洗い、そして、体を洗う。


「拓、ボディーソープを取ってくれない?」


「はい、どうぞ」


「ありがとう」


 敦也は拓からボディーソープを受け取り、濡れたタオルで泡立てて、体を洗う。


「先に入ってるな」


 敦也は体を洗い終えると、湯船に浸かりに行く。


「はぁ……」


 と、大きなため息が漏れる。


 ここには、他の学校の部員もお風呂に入りに来ている。


(さすがに、人がこうも多いと、疲れるな……。後で、川にでも行って、足だけ浸かりに行こう……)


 敦也は、湯に浸かっていると、体を洗い終えた拓が、隣に浸かる。


「さすがに二日目になると、体も疲れますね。一日目の体力が嘘みたいに、皆さん、元気が無くなってきているように見えます」


「そうだな。お前は、どうなのか、表情を見ても分からないけど……」


「あはは……。僕の場合は、常にポーカーフェイスをしていますからね。分からなくて当然ですよ」


「憎たらしい言い方だな」


 敦也は、拓の答えに苦笑いをする。


「それで、昨日の夜は、唯さんと何をしていたのですか?」


「どういう事だ?」


「とぼけても無駄ですよ。僕の勘は、結構当たりますので」


「お前には誤魔化せないようだな……」


 敦也は観念して、昨日の夜の事を拓に話した。

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