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【祝75000PV突破】 三姉妹の姉達は、弟の俺に甘すぎる!  作者: 佐々木雄太
一年生  五月篇
112/139

第112話  合宿二日目スタート

「さて、二日目は一時間の練習後、それぞれのレベルにあった人と試合を行ってもらいます。それを今日は、午後二時まで行います。では、それぞれ準備を行ってください」


 開始の合図と共に、選手たちは、荷物を持って、練習を開始する。


 今日は一時間短い日程なっているが、これも三日間通しての顧問の先生からの配慮したことなのだろう。


「ふわぁ……」


 と、康介は大きな欠伸をする。


「おや、眠たそうですね。昨日は、遅くまで起きていたのですか?」


 拓は、康介に話しかける。


「はぁっ⁉ 別に眠いってわけじゃねぇーよ! 夜遅くまで、宿題をしていたとかじゃないからな!」


「康介、自分から言ってどうするの……」


 呆れた健斗は、隣で動揺している康介に言った。


「しょうがねぇーだろ? 宿題、終わったねぇーんだから」


「それは、日頃、コツコツとしてない方がおかしいんだよ」


「うるせぇ!」


 康介は、眠そうな体で、自分の荷物を持ちながらコートへと向かう。


「朝食の時の話なんだが、敦也、外に出かけたのは本当なのか?」


 と、話の方向が敦也に飛んでくる。


「まぁーな。眠れなかった。だから、気分転換に歩いただけだよ」


「女子があんなに楽しそうに話していたから気になったんだよな」


「あ、そう……」


 少し心臓の鼓動が早くなる。


 その隣で歩いていた拓が、小声で敦也に言う。


「どうやら、昨日の真相を知っていそうなのは、僕と後一人、二人のようですね」


「お前、何が言いたい」


「さて、何が言いたいのでしょうか?」


 と、微笑む。


 二日目がスタートする。

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