表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【祝75000PV突破】 三姉妹の姉達は、弟の俺に甘すぎる!  作者: 佐々木雄太
一年生  五月篇
108/139

第108話  深夜の魔法も

 敦也はポケットの中からスマホを取り出して、時間を確認した。


 時刻は、深夜零時前になっていた。


 疲れてしまったのか、唯は敦也の隣で寝ている。


(さすがに帰るか……。明日も早いし、もう、寝ないとな……)


 敦也は、右手で唯の頬を触る。


「唯姉、起きてくれ。外で寝ると風邪ひくから、帰るよ……」


 何度か、唯の頬を触りながら、寝ている唯を起こす。


「ふぇ……。あれ? 私……」


 と、眠たそうな目をしながら起きた唯は、少し寝ぼけている。


「大丈夫か? 立てるか?」


「あ、はい……」


 ふらつく体で立ち上がると、足の力が抜け、唯はその場に倒れようとしてしまう。


「おっと……本当に大丈夫なんだろうな?」


 唯の体を支えた敦也が、ゆっくりと立ち上がらせる。


「すみません。ちょっと、気が抜けてしまいました……」


 力の抜けた足の感覚は、少しずつ戻っている。


「仕方ないから、部屋まで送ってやるよ。ほら、乗れ」


 敦也は、膝を曲げ、背中を下ろす。


「え……?」


 動揺する唯。


「いいから、乗れって……」


「ありがとうございます……」


 唯は、敦也の背中に体を預けた。


「それじゃあ、帰るか」


「はい」


 二人は、ログハウスへと戻った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ