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【祝75000PV突破】 三姉妹の姉達は、弟の俺に甘すぎる!  作者: 佐々木雄太
一年生  五月篇
104/139

第104話  それはどうなのか

「あっ……」


 洗面所に行くと、唯が歯を磨いていた。


「ん?」


 と、歯を磨いていた唯が里菜の方を振り向いた。


 口を濯いで、里菜に場所を明け渡す。


「里菜でしたか。どうしたのですか? 私の顔に何かついていますでしょうか?」


「え? ああ、うん……。何かあったのかなぁーと思って……」


 里菜は歯ブラシに、歯磨き粉をつける。


「そうですね。里菜には関係ない事ですので、大丈夫ですよ。心配してくださりありがとうございます」


 と、きれいに洗った歯ブラシをケースの中にしまう。


「私に関係はないけど、他の誰かと関係あったりするの?」


「さて、それはどうでしょうか? 私にも一つや二つ、あなたに隠し事くらいありますよ」


 そう言い残して、唯は洗面所を後にした。


「ふーん、あ、そう……」


 里菜は、歯を磨き始めた。


(確かに唯が、私に隠し事をするくらい、おかしくもないし、一つや二つくらいあるっていうのは分かっているわよ。姉妹なんだし……。でも、唯の隠し事って、そのほとんど、敦也が絡んでいたりするのよね。たまに外れる事もあるけど……)


 自分の顔が映る鏡を見ながら思った。


(今日は、早く寝よ……)


 水を出して、口の中をきれいにした。

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