2話 2年前 蓮、中等部入学
(*'ω'*)ゲヘラゲヘラヘラ(大笑)
10秒後
や・・・やるな・こいつ・・。
詳細は後書き
2年前のJクラス事件
その話を、鈴と桜が聞いた相手は、桜の兄、蓮からである
それは、双子の兄である紫音を心配して
蓮にいつ紫音と出会ったのかを聞いたとき
その経緯は、蓮が紫音と出逢う、1年前に遡って話は始まっていった
これは、紫音が天童学園中等部に入学した時の話である。
その話は【蓮・B・ティオーノ】彼が中等部に進学したことから始まった
小等部から、エスカレーター式で中等部に進学した蓮
彼と、そして彼を取り巻く友人達は、ある事を計画する
彼らは、誰もが嫌がる中等部Jクラスに入ることを望んだのだ
クズクラス、そこは何をしても許される
普段の行いが悪い彼等には天国の様な、場所である
授業なんて聞く気はない、勉強もする気がない
だけど、最低でも、高校卒業資格は欲しい
そう、Jクラス、ここは最低限の成績
そして、学外での不祥事、警察沙汰を、しさえしなければ
進級、そして卒業できるのだ
ならば、そこに行く事こそ、彼等の望みでもある
ただ、今までのJクラスのその粗悪な生徒たちのおかげで
授業内容は、期待できるような物ではない
他のクラスの様な、授業内容によって、学科別で移動教室がある訳でもない
高価な機材を使って授業をする事はない
Jクラスの授業は、昔ながらの黒板にチョークで書かれる、レトロな物であった
それに、授業をボイコットする教諭すらいるのだ
その為、最低限の成績を残すためには、各自で勉強するしかないのだ
だからこそ、何もしなければ、進級は出来ず、卒業も出来ない
だが、それなりに勉強が出来る蓮や、その友人達はJクラスを望んでいたのだ
そう、授業を聞かなくても怒られない
とりあえず、学校さえ行けば、出席日数もとれ
終わるまで、好き勝手できるのだ、そう自由なのだ
そして、蓮を含める友人達は、進級試験でワザと成績を落とし
クズクラスを勝ち取ったのだ
いや蓮いわく、負け取ったと誇っていた
そして、蓮が中等部1-Jとなったとき
同じくJクラスには、彼の話に共感した、友人達の数は
15人を超えていた
それ以外のクラスメイト、中等部からの進学組は
基本頭の悪いバカではない、学年で手の付けられない変わり者や
今まで、クラスに馴染めなかったりと、先生達が手を焼いた人物達である
だが、その反面、Jクラスと成るはずだった
20人近くの、本当の素行の悪いバカ達は
G・H・Iクラスに配分されたのだから
同じクラスになった生徒達はたまったものではない・・・
そしてJクラスにも、10人ほど、中等部からの転入組がいた
そう、これこそ、入学試験をギリギリ通ったバカ&問題児達であった
入試試験や面接では猫をかぶっていた彼等は
初登校すぐに、クラスの後ろで集まり、我が物顔で騒ぎ出した
誰の机か分からないだろう机を何脚も合わせ
多くのジュースを並べ、お菓子を広げ
その上に寝そべり、入学式すら始まっていないのに
騒ぎ立てていた
それは、このJクラスの支配者は俺達だと
いや、実際それだけの実力は有ったのだ
そうでなければ、ただのバカが、この学園に入学できることはない
中等部1年にして、お金持ちの子供や、魔力値が高かったり
戦闘能力が高かったりと、金と力を持て余した世間知らずの子供達
だが彼等は、彼等以上に我が道を行く人間達の存在を知ることとなる
それは、蓮を含める、自らJクラスとなった頭のおかしい人間達
蓮達は、入学式も終わり、自分達のクラスに戻るや否や
転入組の子供達、教室の後ろに集まり騒ぎ立てる彼等を
二度と逆らわないほど、リンチにするのだった
学校側としては、そんな事、毎年の事であり
係わり合いすら持つつもりもなかったが
事件は次の日、通常の授業が始まった事から始まった
蓮達は、別に騒ぎたいからJになった訳ではなかった
ただ、好き勝手したいのだ、ただ、蓮達は分かっているのだ
自分が好き勝手したいからといって、他人を邪魔する気は無いのだ
自分の勝手に、他人を巻き込むつもりは無いのだ
だからこそ、蓮の変わり者の友人達は、蓮の言葉に共感しJクラスとなった
彼等は一切授業を妨害しない
好き勝手しているので、小さな音がする事はあるのだが
基本授業中は静かであった
それに驚いたのは、学園側であった、創設以来初めての出来事
何が起こったのかは、今まで関与しなかった、学校側は知りもしなかった
そして、好き勝手しながら、授業を受ける蓮達
だが、それを邪魔する大きな音が隣の教室から聞こえてくる
そう、隣のクラス、2-Jからであった
それが、気に入らない、蓮達は先生や学園の目を盗み襲撃したのだった
蓮とその友人達、彼等は強かった
その中でも、蓮の強さはずば抜けていた
そして、男子2人と、女子1人、蓮に続く強さの持ち主
その実力なら上位クラスになれる生徒である
それは、鼓道場出身者、蓮とは小さい時からの顔馴染みである
そう、この3人、簡単な戦闘力で考えるなら中等部でも最強クラスなのだ
そして、蓮の実力は、すでに達人クラスとなっていたのだ
彼等が揃えば、接近戦において
相手が高校生であろうと負けることはないだろう
そう、相手はJクラスなのだ
多少力の在る生徒だろうと、知れていたのだ
それ相応の実力者は、基本、上位クラスなのだから
そう、蓮達の襲撃は中等部2年だけで、終わることは無い
その次の日には、中等部3年
そして、すこし離れてはいるが中等部の旧校舎から見える、高等部旧校舎
そこには、高等部のJクラスが存在した
そう、蓮達は、中等部となって、1週間も立たず
中等部と高等部の全てのJクラスを襲撃し、尽く粉砕した
そして、クズクラス全ての生徒に告げる
「授業中は静かにしろ
もし、騒がしかったり、授業を妨害するなら、容赦なく潰す」
そう、その後も、蓮達は何度か騒がしいクラスを襲撃し
2度目の襲撃以降は、彼等の弱みを掴み脅し
2度と逆らえないようにしていった
そう彼等は、2度と蓮達に逆らわなかった
そう、絶対的な弱みと恐怖を植えつけられたのだ
最後まで、蓮達に逆らった生徒がいた、その生徒は最後には学校を辞めたが
その衝撃的事件は、全Jクラスに広まった・・・・・・
その最後まで、逆らった、高等部2年の生徒
彼の父親は、ある大きな会社の幹部であり
母親は、有名な華道の先生だった
彼は、生まれつき体格がよく、その実力は学園上部にもくい込むほどであった
だが、バカだった、蓮達に対して、3度目の反抗
彼は腕を折られ意識を失い病院に運ばれる事となる
そして、病室で、目を覚ますと
目の前には、涙を流し悲壮感に包まれた両親と弟の姿があった
彼は、きっと家族は自分の為に泣いているのだろうと思っただろう
だが、父親から発せられた言葉は、彼の想像を超えるものだった
「お前は、一体何をした、お前のせいで、俺は解雇された
会長の更に上から直接の解雇命令だそうだ
そして母さんも、華道の本家から除籍
銀行口座は全て凍結・・・・・これからどうやって生きていけと・・・」
そう言うと父親は崩れ落ちた・・
その彼の家族と、家族ぐるみの、付き合いをする人達がいた
仲のよかった、2つの家族その子供も同い年であり
その息子もJクラスであった
そう、彼の家族が、たった1日にして落ちぶれた事は
彼の友人から、全てのJクラスの人間に伝わったいく
その後、蓮達に歯向かう人間は居なくなり
その事を他言する人間も居なくなった
そして、この事件は、2度と表に出ることはなかった
そうこれが、約2年前に起こった、クズクラス襲撃事件
結果的に言えば、蓮達の、ただのワガママ
静かに自分達の趣味に没頭したいが為に起こした事であった
その後、クズクラスの生徒が授業中に騒ぐ事は無くなり
学園内での、不祥事も無くなったのだ
それは、学園が、クズクラスに対する常識を根底から覆した衝撃的な事件だったが
その事件の詳細な内容は学園は知る事が出来なかった
その事件に関わった人間以外にとって、謎のままであった
そして、1年が過ぎ
蓮が2年となり
紫音が中等部に転入し、クズクラスとなる
紫音がこの学園に入れた理由
それは、どう考えても親の力であろうだろう
魔力の無い紫音、入学テストなど適当である
その気になれば、入学テストで満点近い成績を残した鈴に
念話で答えを聞く事も出来ただろうが
それ以前に、テスト問題すら半分も読んでもいなかったのだ
紫音は分かっていたのだ、自分が合格することを
だからこそ入学テストだろうと、どうでも良かったのだ
数十倍と言われる、国立関東天童魔法学園の中等部編入試験をだ
小等部は各学年36人8クラス、中等部は+2クラス、72人の募集人数である
そして、毎年この72人の内、数人は
紫音の様な、生徒の親の力を欲しがる学園側の、招待生徒
または、権力を持った大物の子供や
学園にお金を落とす、金持ちの子供
そう、すでに、それは昔からの決まりごと、学園の闇の部分である
紫音、鈴、彼等の母親【三千風蘭】彼女は、世界的有名な魔法化学者である
その知識や、彼女の幅広い人脈を、学園が欲しがらない訳がなかった
だからこそ、その息子を、学園が落とすわけがなかった
紫音と鈴は、【三千風蘭】とのパイプであり
とりあえず合格させてしまえと、後は、クズクラスに入れて
様子を見ればいいだろうと言う考えであった
そう、そうして、紫音は、クズクラスとなった
そして、大笑いをして向かえ入れてくれたのは
黒髪リーゼントを携える
紫音の幼馴染である、鉄雄の姿がそこにあった
そうして入学式も終わり
次の日から通常の授業が始まる事となる
そう、紫音は即座に寝る
鉄雄、そして鉄雄の仲のいい友人達は、好き勝手して過す
今年の1-Jに至っては、授業を妨害する騒がしい人間は数人であり
クラスのほとんどが、授業の邪魔もせず
我が事で精一杯の変人や、変わり者の集まりであった
だが、授業中に騒がしくする生徒たちも居たのだ
新入生だからと言って、それを許すほど
隣の教室、2-Jの頭のおかしい連中は優しくなかった
赤い髪を立たせた、少年は、ニヤリと笑い
嬉しそうに、周りにいる友人に声をかけた
「さぁ、狩りの時間だ」
蓮達は、意気揚々と1-Jに乱入する事となるのだった
先日、最低評価で笑ってたんだけど
今日評価見たら、22から12になってて、減ってるって大笑い
そして気が付く、これは、最低評価以上の最低評価では!! と
やりやがる・・・俺のツボを、ピンポイントで突いて来るなんて、なかなかの強者
誰かは知らないけど「あんたに惚れた!!」
え?小説詰まんないから評価消されただけだって?
(*'ω'*)それはそれで笑える話ですよ




