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0話 なぜ・・・俺は此処に居る?

 



 俺の名前は


【三千風紫音 (みちかぜしおん)】


数秒前まで家でお風呂に入るため

脱衣場で服を脱いで裸になったばかりなのだが・・・。



 今現在・・・の・・・を説明しよう・・・か・・。



 ここは、真夜中の森の少し開けた場所だ

目の前には、ボーンウォーリヤーが居る

見た目は、骨の戦士で片手にロングソードをもってるが

最下級の召喚魔ってとこだ、ただ数が半端ない・・・・

ざっと百数十体わらわらと、うごめいている

普通の人間なら泣き叫び死を覚悟するとこだろう


そう、この普通の現代世界では存在するはずがない魔物。


 そんな真っ只中で


俺は、まっ裸に、黒のロングコートと言う姿だ


そして両手を頭の上で交差し


股間を丸出しで腰をまわしている


中学2年生、それも中二病真っ只中の俺は


ボーンウォーリヤーなんぞ意に介さない


あ・・・・・今の姿は中二病というか、変態そのものだ!


 そして、俺の後方に物理結界を張った中に女の子?が3人いる

その中の一人のバカ!が

今の俺の現状を引き起こした人物である

俺の双子の妹


【三千風鈴 (みちかぜりん)】だ


あと二人は何が起こったかわからず

放心状態で目を丸くしたり逸したり

顔を真っ赤にしたり青くしてこちらをみてる

まぁ、そこから見えるのは

俺の後ろ姿だから、このロングコートの下が

まっ裸で、チンチンをぐるぐる回してるとは知らないだろうけど

「あんまり見るなよ てれるじゃん」

とか俺は、心の中で思ったりしてるんだが。


 全体を、ざっと見て現状を把判断すると

何かの因果で、この場で襲われたと言う事だろう

数体の骨の残骸がある事から

多少は3人で抵抗したが数で押し切られ

結界を張って防御をかためたと・・・。


 まぁ、たぶん朝まで待てば助けが来るだろうが

今、夜の10時くらいだから夜明けまでざっと8時間

魔力も体力ももたないと踏んで・・・ん?

体力はわからんが魔力なら・・

それにアレの妹の方なら、それなりの・・・

まぁいいか・・・。


 鈴といる二人の事は俺も良く知ってはいる。


 同じ学校に通う

そう【国立関東天童魔法学園】の中等部の同級生で妹の友達だ


 1人は、鈴の小学校からの大親友で

俺とも何度も会った事があるし

あの赤頭の妹だが

ここ3年ほどは、顔を合わせていない。


 それと、もう一人は1年ほど前から鈴の親友となった人物

俺との面識は無いが

俺は彼女についてある程度の情報は持っている。


 まぁ三人とも色々事情があるんだろう

俺の知った事ではない

このままでは、命とわ言わないまでも

大怪我する可能性もあるとふんで


鈴も覚悟をきめて・・・


俺を・・・・


この・・・


俺様を【強制召喚】したのだろう・・が


大概にろ!


お前らの危機など知ったことか!!!


俺の、バスタイムを返せ!!!



******



この現代世界には

【科学魔法】と呼ばれる技術が存在する

【魔法】と呼ばれてはいるが

完全なる【科学】である。


 人間の初めての奇跡と呼ばれる魔法は

イエス・キリストと言われている

そこから発達し4000年以上研究され

イエスと同じ奇跡を起こせる物が

【科学魔法】である。


 また、イエスは【異世界人】とも言われ

そして科学が発達した現代では

【異世界】と呼ばれる存在を確認できている

そこから取り入れた

いくつかの【技術】や【魔術】と呼ばれる【数式】を

【科学】で発現していく

それもまた【科学魔法】である。


 科学魔法の多くは【属性魔法】と呼ばれる物であるが

異世界にまで干渉してしまう【召喚術】は高等技術であり

中学二年生では知りえない技術と魔法であり

国によって【召喚魔法】は管理され

その発動には、国の許可や

いくつもの手順と時間が必要であり

多くの魔力と人員が居るハズである。


 そして科学魔法を使用する為には

科学魔法式や科学魔術式を記憶させた

【デバイス】と呼ばれる物が必要とされる。



 そして【ボーンウォーリヤー】

これは、骨を媒介にして魔物の形を象らせ

意識無き意思を操っているのにすぎない存在であり

完全なる召喚術ではないのだ

ただ、その技術は、この現代世界に存在しない物

だからこそ、そんな魔法を使えるのは

この世界の存在ではない。



 また異世界の魔物は召喚できるが

魔族、天族言うなれば 悪魔に天使、異世界人(エルフ、ドワーフ、精霊etc・・・・)

意識ある種族は禁術とされている

もともと【召喚魔法】を行うには

完全なる国や世界の許可がいり

軍隊や自衛軍、各国の科学者の監視の元行われる。



 だが、大前提に

【召喚魔法】とは【異世界】から

【何か】を召喚する魔法である

その【何か】を指定する事など出来はしない。



 そう、同じ世界から

特定の人間を召喚する事など、ありえない話なのだ

まず、前例が無い上に

同じ世界で場所が移動する

それは【転移魔法】に近く

今の科学では、時間と場所に関係する

【転移魔法】と言う存在に関して何一つ理解できてはいない。


*****



 空中に召喚された、裸コートの男

それを召喚した鈴の視線の前で

彼女達に背を向けてゆっくり降りて来る。


 その男は気づいていない

鈴の位置からでも確認できる

裸にロングコートの姿を


また、ロングコートとは言うが

真後ろにスリットが入っており

腰を回してるので後ろ姿からでも

そのスリットの間から

お尻は見えており、パンツを履いてないことはわかるのである

そして、鈴達の位置は

男より遥か下

見上げる男の足と足の間から

遠目にチラチラを見えそうで見えない【あれは!】・・・・・である



 

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