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25話 それからの チビ 島崎と部下 2人の女性

 



 ある港の倉庫から2キロほど離れた場所に

港の作業員が、休憩や軽い運動をするための、大きめの公園と休憩所がある。


 朝焼けで、公園の木々の影が長く伸びていた

その休憩所に、1つ、また1つと転がるように影が増えていく

それは、全部で20近くの影である

そして今、最後になる影が転がるように出現した。



 島崎は死を覚悟し

眠るように意識が消えてしまい・・・・・そ・・・・う・・に


「イタ!」


 身体に走る何かの衝撃で、消えそうになった意識が覚醒する

目を開け、周りを見渡すと


「「「島崎さん!」」」


 先ほどまで一緒にいた、3人が近寄ってきた


「おまえら!

 なぜ?

 こ、ここは?」


 現状が理解できず叫んでしまった

さすがの、島崎も今の現状に冷静でいられなかったのだ

だが、自分の叫んだ声が、耳に入り、脳が冷静を取り戻させる

そして目に入るのは、十数人近くの人影

あの倉庫にいた高津の部下や護衛で参加していた人間達であった


「島崎さん、自分達も、状況が判断できてないんですが・・・・・」


「何かあるのか?」


「あ、あれを見てください」


 この近寄ってきた男の一人が、指をさした先に有ったのは

地上2メートル程の高さに浮遊する、30cm程のかたまり

いや、シルエットから

大きさ30cmほどの、クマのヌイグルミ?であると予想された

【なぜ?】が付いているかと言うと

その全身が包帯で巻かれていたからである

かろうじて、右目と手足の先、後は包帯の隙間から、毛糸だろう茶色い色がみえたのだ


「あれが、自分達やここに居る全員を、出したらしいんです」

「出したとは?」

「はい、先に出された人間と分析した結果、たぶん空間系の魔法だと推測されます」

「く、空間系・・・それはまだ立証すらされてない」

「ですが、それしか・・・」

「なら、あれは・・・」

「あと彼女達が、いません・・・・・」


 空間系、リルやミカが使っている、転移にあたる魔法である

これは、空中浮遊と並ぶ

今現在も研究されている魔法であり

【この世界では存在しない魔法】である

空中浮遊は、風系統で人間を浮かすのではなく、空中での位置固定である

先ほど、ユーリが倉庫で空中浮遊してた事にも驚いたが

これは理論的に可能と魔法学者も言っていたが

空間系は全くの未知の魔法であるのだから


島崎は、話の間もそのヌイグルミから目を離さなかった

空間系なら、あの部屋で、部下を消したあの男か・・

いや、その可能性は低い

ならその部下、このヌイグルミを操っている人物か・・・と


・・・・いや、空間系魔法などありえない


なら姿を消す魔法、これは既に数種類もある

すでに、あの部屋に姿を消した仮面の仲間が・・・。


 それか集団睡眠、幻術系魔法?、仮面はそれを防ぐ為か?

それとも、何らかのスキル持ちか?


 あの男の微かに聞こえた言葉、手品?

何かの仕掛けがあるのか


同じ過ちを繰り返さないため

すくない情報が頭の中を飛び回る


島崎と3人は、小さな声で状況確認していたが

女性2人の話がでて、言葉が止まる

そんな言葉を失くした4人を見て

くまのぬいぐるみから、声が発せられた


「さて、お話は終わりましたか?」と


「ぬいぐるみが・・・・」


3人の中の1人が、びっくりして反応する、そして後ろにいる数人がザワザワと・・

島崎は先ほど、雷帝と呼ばれた、黒い仮面の言葉を思い出す


「静かに」


そして、静寂が流れる

これ以上仲間を危険に晒さないために、前に出る


「私は島崎、あなたは?仮面の男たちの仲間でしょうか?」


島崎は、仮面の仲間が、このヌイグルミを操っていると確信していたが

話を聞き状況を確認しないことには、何も始まらないと声をかける


傍(はた)からみれば

ヌイグルミであろう物に、話かけるとかマヌケであるが

ぬいぐるみは静かに話しだした


「そうですね、仮面の男達の仲間だと思って貰って構いません

 監視カメラ等あると困りますので、この姿で失礼します

 あと、私の事は、くま、又は、おかめとお呼び下さい」


いたって丁寧な口調そして透き通る声だが

何故だろうか、心ここに在らずと島崎は直感的に感じ取る

そして、頭に乗せた仮面は、おかめのお面だと推理できたのだ

その口調、態度から?ヌイグルミなのに?会話の通じる相手だと判断する


あの黒い仮面の男は

全てにおいて威圧的であり、絶対の支配者のオーラがあった

そしてもう1人の仮面の男

あれは・・・表現するなら、悪魔・・・・か

2人とも話の通じる相手ではなかった、なので警戒心は緩めず話をすすめる


「くまさん、お聞きしたいのですが、私達はどういった状況なのでしょうか?」


全員の意見を代表して聞いた・・

くまのヌイグルミに、くまさんと話かける、この言い表せない感覚・・・・

いや、そんな事より、死んだと思った自分達(自分と4人)だが

そして、あそこに居た、女性2人がここにいない事に


「それはですね、九条家の部隊がきましたので

 逃げ遅れた人間をこちらに移動させてもらいました

 高津は責任者として、あの場に残って貰いました  

 また、私達は、すでに貴方達に興味が無いので

 帰るなり逃げるなり、どうぞご自由にしてください」


私達を、逃がす?彼らは、一体何がしたかったのか・・

島崎の気苦労をよそに、後ろの方で、喜びの声がきこえてくる

島崎は、それを、遮るように、少し大きめの声で、ムイグルミに問う


「それは、ありがたいが、あの場には、女性が2人いたはずなんだが」


「はて?あれは、高津が自分の命と引き換えに

 ひょっとこお面の男が貰い受けた物です

 すでに、あなた方には関係無いと思いますが」


綺麗な声で答えが出されるが

島崎と3人の男の顔が青くなる

あの男が言葉にした事を思い出す。


 そして後ろに控える者達は

その言葉の意味が理解できたものは怒りを覚え

理解できないものは、島崎に目線をうつした、何らかの説明があるものと


3人の男の1人が、怒りを、ぬいぐるみに叩きつける


「お前達は、あの男が言った様な事を、本当にするのか!

 精神がまともな人間のする事ではないだろう!

 お前は、俺達を馬鹿にしてるのか!

 黒仮面は強かかった、だがお前らはなんだ

 ひょっとこに、おかめだと、馬鹿にするのも程がある

 ひょっとこなんて、弱いだけの

 おぞましい程の変態かキチガイではないか!」


ぬいぐるみは、可愛く首を横に傾ける仕草をし、答える


「まず、お前達と言われましたが、あれは彼の趣味ですから

 もし、するにしても1人でするでしょうし

 私に至っては後ろで楽しそうな彼を拝見するくらいです

 そして、何を持ってバカにしていると?言われるのか解りませんが

 私に致しましては、貴方たちをバカにするつもりはありません

 先程も言いましたが、貴方達に興味はありませんし

 そんな物を一々バカにするほど、私は愚かではありませんので

 もし、そう感じるのでしたら、何かの思い違いだと思われます

 それ以上に、私が思いますに確か本山隆さんでしたね、貴方が言いました

 【おぞましい程の変態かキチガイ】

 と言いました貴方の方が、それに当たると思うのですが

 そこのとは私の方で本人に伝えさしていただきます

 まぁ彼、御本人が、この言葉を聞いてどう思うかは、彼しだいですが」


淡々と話す言葉の内容に、本山隆と呼ばれた男は恐怖で絶句する


なぜ名前がバレタ?こいつは俺が誰なのか知っていると言うのか?

なら、今の俺の言葉で怒ったあの男が・・・・・

俺は、何てことを言ったのだ・・・・・・・

あの男が来る・・あの男が俺を狙って・・・


そうして、頭を抱え崩れ落ち地面に頭をこすりつけ泣きじゃくる


島崎も、この部下の発言を止められなかったことに失念をいだくが

今、この場では、このぬいぐるみを操る人物が全てを握っているのだ

その人物の強さは分からないが、本当に空間系の魔法が存在し使えるのなら

いや、あの仮面の男達の仲間であるなら、それなりの強さはあるだろう

機嫌を損なえば、全員が殺される可能性があるのだ


「くまさん、部下の無礼をお許し下さい

 それでも、私たちを助けるのなら、できれば

 あの彼女らも助けて頂きたいですが」


全員が見守る中、島崎は額に汗を浮かべ冷静に交渉する

にしても、くまのヌイグルミに、くまさん・・・・・


「無礼?何かなされたのですか?その男は?

 それと、彼女達を助けろと申しましたが

 意味合いが判りませんね、何から助けろと?言われるのでしょうか

 あれは、取引によって、すでに彼の物になったのですから

 どう扱おうと彼の自由だと思われます

 それと、私的には、あなた方も助けた覚えも、ありませんが?」


「何が?何お?ですか?

 私達を助けてない?」


「私は仮面の彼らの指示通り動いているだけで御座います

 その指示の1つが

 あそこに居てはジャマな人間の排除

 なので皆様をここに移動させただけの事です

 彼女達の事も指示どうりにしているだけです

 貴方達が、彼女達の事を、どうしたいのかは解りませんが

 私的には彼の決めたことに口を挟むのは避けたいのです

 どうしてもと言うのであれば、そうですね

 あの方の言葉を使わしてもらいましょう

 【その対価は?】でしたでしょうか、どうなされますか?

 もし、あの2人に見合う対価を提示されるのでしたら

 私の方から、彼にお願いしても構いませんが

 用事と話が終わりましたら、帰りますので

 早くしませんと、時間はさほど無いと思ってください」


「いや、それは・・・・」


島崎は考える

用事という言葉は何を示しているのか、理解できないが

時間が無い事と、対価に差し出せる物がないのだ

後ろにいる2人の顔を見るが、青い顔で首を振る


そう、そんな彼女らに変わる対価があるなら、すでに差し出していた

元々高津の命の対価として、彼女らが連れて行かれたのだから

阻止できるものなら、初めからしているのだ


3人は向き合うも、言葉はでない、考えるれば考えるほど答えが出てこないのだ

それでも、島崎は考えることを止めない


後ろで話を聞いていた人間も同じである

話の内容から、彼女達2人を助けるために、それに変わる対価を払えと言われても

そんなもの、誰も持っていないのだから

小声で何かを話す声はするが、全員の雰囲気は沈んでいた


そんな事は我知らずと、包帯に巻かれたクマのぬいぐるみは

プカプカと、中に浮いていた




そんな状況が3分ほど続いただろう・・・




「みなさん、どうしたんですか?!」


女性の声が聞こえ、島崎を始め全員が振り向いた先に

2人の女性の姿があった、倉庫にいた先ほどのスーツ姿ではなく

1人は

黒をベースとした、ロングスカートのワンピース、腰を光沢のある布で絞り

スカート部分には薄(うっす)らと黒の糸でバラの刺繍がしてあり

その上から、七分袖の丈の短めの白のジャケットを羽織っていた


もう1人は

同じく黒ベース、フロント部分に縦に白のラインが入ったワンピースのミニスカート

腰には幅広の白のベルト、その太腿まで見える足には黒タイツを履き

その上に膝元まである薄手の黒のコートを着ていた


2人の事を知っているにも関わらず男達の数人はその姿に心奪われていた

だが、間違いなく、部下の女性達であった


「無事だったんですか?」


意表をつかれた島崎の問いに

女性達は、1回顔を見合わせ、無事だと答え

くまのぬいぐるみの前に行き、話をはじめた


「くまさん、ありがとうございました」


何故だろう、女性が、くまのぬいぐるみに、くまさんと話しかけても違和感がない

いや、どうでもいいことだが


「いいえ、お気になさらず、お二人共、とてもお似合いですよ

 それと言い忘れた事がありまして来るのをお待ちしてました」


「「私達にですか?」」


何があったのだろうと、2人は真剣に、くまさんを見つめた

躊躇(とまど)いもなく平然と会話をする

ヌイグルミと、女性達を見て、男達は絶句する


「はい、御二人が着ている服に関してですが

 急な事でしたので、新しい服が無く、私の私物を用意させて頂きました

 まだ、私も1・2回ほどしか着ておりませんし

 クリーニングも済ましておりますから、綺麗だとおもいますが

 お古と言う事になります、ご了承ください」


「「いえ!」」

「こちらこそ、こんないい物を用意してもらい、ありがとうございます」

「ありがとうございます」


女性達は、くまさんがすこし微笑んだきがした


二人の服は、全く違うデザインの洋服ではあるが

そのワンピースは、安物であったり、古ぼけた服ではない

肌触りがよく高価な布を使っているのは、それを着ている本人たちが一番理解していたし

見る者が見れば、ひと目でわかるだろう、その高級感に

その、洋服はファッション誌に出てきそうな位、センスの良い服でありながら

普段着として着ても何らおかしく無いデザインでもあり

上から羽織った、ジャケットやコートも、洋服と相性は最高であった


「気に入られたなら、良かったです

 御二人が、着ている、その服とコートは

 全て、あるお方が作られた1点ものなので

 できるなら、大事になさってください」


「「え?」」

「こんな良いもの頂けません」

「私も、後で絶対お返しします」


「お構いなく、今後会わない方が、御二人の為でもありますし

 あのお方は、つね日頃から、女性は常に美しく在るべきと、言われております

 泥や埃で汚れた服の女性を、ここから帰したら、私が怒られますし

 あのお方が、ここにいれば、同じことをしたはずですから

 後先程まで着ていた服は、クリーニングして家に送らせていただきます」


女性達の顔が羞恥心で赤くなる


泥や埃で汚れた、と、表現したが

実際は、女性達の嘔吐や、御小水で、汚く汚れていた

それを知っているのは、あの場に居た島崎を含む4人だけである


リルは、まず最初に2人をここの休憩場所の女性用トイレに出現させ

姿を隠したまま、くまのぬいぐるみを匠に操り

2人を精神安定の符と、アロマの匂い等で、落ち着かせた

そして着替え用の、服とコート、新品の下着、倉庫のあの部屋にあった、2人の荷物等を

別空間からとり出し、ゆっくりでいいから、着替えて広場に来るように伝えていた。


 これは紫音の指示でもあったが

ただ、紫音の作った服を渡した事だけが心残りだったのだ

手持ちのリルの服は、全て紫音手作りであるが為、仕方なしであるが

もし指示が無くても、同じ様な事を、リルもしただろう


そんな人前に出れないような汚い格好の女性を

置いていくなんて事はできない性分なのだから


そんな丁寧で優しく、心遣いもできる、くまに、女性達は心から感謝していた。




 女性達は、ぬいぐるみの短い手を取り、2人は心から感謝の言葉を伝え

男達はそんなやり取りを見守る中

くまと名乗った、ぬいぐるみが島崎達に告げた


「私の用事は済みました、次の用事がありますので、これにて失礼いたします」


その言葉に島崎は


「すまないが、1つだけ、教えてもらいたい」


「私で答えれる事でしたら構いませんが、なんでしょうか?」


「何で、彼女達がここにいる?」


一瞬間があき、ぬいぐるみは答える


「先程も言いましたが、指示に従っただけです」


指示・・?


「あの男は、・・・とても恐ろしい事を言っていたし

 彼女たちは高津の命の対価で

 あの男の物になったと言っていたではないか?」


「そうですか・・・・・

 一番冷静で、頭の回ると思っていた貴方でも、まだ理解できませんか

 全ての答えはいたって簡単なのです、あの、ひょっとこ面の男性は

 ただ、あなた達を、からかって楽しんでいただけです」


その言葉に、高津の頭の中のパズルのピースが全てはまり、完成していく


「そうか、それで・・・・・」


ぬいぐるみに目をやり、軽く一礼して


「もうしわけなかった、くまさんは

 貴方は何一つ嘘は言っていなかったし

 私たちの問いに、全て答えていらしたのですね

 ただ私の質問の仕方が悪かっただけで・・・・」


「そうですね、まぁ少しだけ時間稼ぎをさせてもらいましたが」


「もし、彼女達が今何処にいますか?と聞いたらどうしましたか?」


「あちらの、化粧室にいます、今服の着替え中なので

 もう少しすれば着替え終わって、コチラにくるでしょうと、答えましたでしょうか」


表情のない、ぬいぐるみが、笑ったようにも思えた


「納得しました、全てにおいて、初めから負けていたのですね

 あの仮面のお二人に、ご指導ありがとうございましたと、お伝えください」


「わかりました、伝えておきます、それでは失礼します」


そう言って、重そうな、ぬいぐるみの頭を下げ、空に上がって行き消えた


そこに残ったのは、手を振って見送る女性2人と

ただ見守る男性18人の姿そして島崎


両手で乱れた髪型を整えながら、周囲を確認する

自分には魔法感知とか、気配を感じるとか、そんな能力はないと

一瞬小さく笑い、右手でメガネを整える


地べたに座り上半身を後ろに倒し後ろに両手を付きそれを支える

朝焼けで、段々と薄紫色にそまる空をみあげた

その視界の端で、大きな轟音と共に炎が立上がる


あれは・・・か・・・


黒仮面・ロングコート・途中で消えた黒服の女・外に居た魔術師・そしてクマ

彼等は、本当に全員で5人だったのか?

俺の推測では、スキル持ち、姿を消して裏で動いていた人間

20人近くの人間をここまで運んだ人数・・・

最低でも仮面達以外に20人以上だろう

かなり大きな組織と考えたほうがいい

だが、そんな組織聞いたこともないが・・・。


 それに速見達が倉庫の場所を言う訳がない、情報は何処から・・・

いや、あのクマは、本山の名前を知っていた

彼女達にも、服は家に送ると言っていた・・・

名前はまだしも住所など、そんな事はメンバーすら知らないことだ

既に全員の情報は向こうの手にあったと言う事

情報が最優先される現代の戦闘において、初めから負けていたという事だろう


黒い仮面の男・ロングコートの男・協力者ユーリ・高峰・そしてユーリと戦った魔術師

彼等と、まともに戦えるのは、俺の知る限り数人くらいだろうが

アイツ等にも、仮面の奴等にも、関わり合いになりたくないな


島崎は、ただただ思う、もう組織を抜けようと・・・・・・

 


 

明日も、このまま、どうでもいい【それからシリーズ】

感想、ブクマ、評価おねがいします。

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