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15話 倉庫格闘戦 開戦

 



 とある港の倉庫街

その先の防波堤に小さな灯台があり

狭い港を照らし出していた。


 その灯火が届かない天空には、幾万の星が輝く

その光の一つが防波堤に落ちてきて

光は小さくなり4人の姿があらわれる

1人は、残りの3人に1回手を振り姿を消し

小さな光は、ふわふわと何処かに飛んでいった。


 180cm程の、ブカブカのズボン、スカジャン姿の男は

右手で木刀を肩に担ぎ

左手で黒い仮面を装着し具合を確かめながら


「さて行くか、何がでるかな?」


 ニヤリと笑いながら、ある倉庫に向けて歩き出す。


 その横で歩くは、隣の男よりすこし背の低い

ジーパンにロングコートの男

シルエットだけなら、線の細いいい男風だが

顔には姿格好とは似合わない、ひょっとこの仮面をつけていた。


「何があるんだ?知ってんだろ?教えろよ」

「まだ、憶測の域でないからな、予想通りなら、その内わかるさ」

「そうか、まぁそれも楽しみでいいか!」


 そんな2人の後を付いていく1人の女性の姿がある

170cm程の黒尽くめ姿であるが

シルエットを見ただけで、美人だと分かるだろう。


 3人は倉庫まで続く

300メートル程続く真っ直ぐな道路を歩き出した。


 数歩後ろを女性は、前を歩く2人を、不思議そうに観察していた。


 前を歩く2人の男性は

帰ったら何を食べたいとか

休みの間に何処に遊びに行くとか・・・

まるで、部屋で寛ぎ

たわいも無い話をしているかのように言葉を交わす。


 時折二人は

暇つぶしか、手持ち無沙汰か

持っていた木刀を振り回している

まるで飛んでいる虫を追い払うかのように・・・。



 フォーは、これから自分を召喚した奴らを襲撃すると聞いていた

これは、レンと言う男の妹を襲った連中でもある

この連中は、沢山の魔法使いがいて、武装した人間もたくさんいた・・

そんな連中に遊び半分の様なこの2人が勝てるのだろうかと

レンは、巨大な魔素量があるが


我が主シオンは・・・・・・・・


森での戦闘では、あの護衛の人間に手を抜けれた上で

勝ちを譲って貰ったように見えた

シオンは、自分が弱いと言っていたが、この余裕は・・・

そんな思い募らせながら

右手で先程から、降りかかる小さな粉を払いのける

それにしても、二人が木刀を振るう度に小さな破裂音と粉がが舞い散っていた。



*******



「ふぁぁぁ~~~~~~」


 男は倉庫の屋根の上で,あくびをすると、隣の男に、肩をつつかれ


「寝るなよ」と起こされる


すでに時計は午前2時を越えていた。


 2時間以上前に

今回の作戦総司令である、高津から

最大警戒で周囲の監視命令で

屋根に待機、監視しているのだが、人っ子1人現れないのだ

退屈で睡魔が襲うというものだ

もう1人の男と、小声で

「本当に来るのか?こっちには数十人いるんだぞ?」とか

「来るのって4,5人らしいぞ」とか、

「すでに何人か逃げたらしいぞ?どうする?」とか・・・・


周りを監視しながら、眠気覚ましに会話を続けていると

それは、灯台の方向に不思議な動きをする、光をみつける

寝ぼけていた男は夢でも見てるのかと

デジタル双眼鏡を覗き込みもう1人の男に指示を出す

その男は、ライフルのスコープを覗き込み絶句する。


 その光は数百メートル先の防波堤の近くに降り立ち

小さな光になり、ふわふわと飛んでいった

驚愕したのは、そこに居るはずもない4人の姿が現れた、いや3人である

どうやって、そこに現れたかわ分からないが

その一人は報告にあった男の姿と一致する、

ロングコートに仮面そして武器だと思われる木刀、ただ服は着ていたけれど


寝ぼけてた男は、頭を左右に振り脳味噌を叩き起し

耳に付けている無線機で高津に報告をいれる

もう一人の男は、身体を低くし、ライフルを構え射撃体勢を取る。



 倉庫は、1階は大きく数ブロックに区切られていて

それを見渡せるように2階に休憩室に使われていただろう部屋が数部屋ある

その一室で、高津は、苛立っていた、撤退準備を進めてはいたが

速見から、この場所が襲撃受けると連絡があって

最大警戒で、数時間待っていたのだ。


 高津は作戦総司令といっても

反十士族グループ

血で染まる赤き意思【レッドストーン】の幹部であったが

上からの命令で、詳しい詳細無しで作戦を決行している

そして上層部からは、四条優美誘拐が失敗に終わり

御叱りを受けていたのだった。


 そんな高津に

3人の正体不明の人物

その1人は、速見の報告のあった人物の可能性ありと報告がはいる。


「3人だと、なめてるのか!」


そして、部下達も、ざわつく


「さわぐな、全員に通達、敵は3人

 出来るなら捕まえろ、生きて喋れれば

 手足の2・3本なくても構わん、無理なら殺せ」


「俺の所まで殺すなよ!俺が3人とも潰す!

 そして、その死体を速見に見せつけてやる」


 と、まず怒りを表したのは鷲尾である

そして高津は命令をくだす

その言葉に反論するかのように鷲尾は追加命令を下したのだ

そして数人は無線にて全員に通達する、そんな中


「速見ヤられたんだって?

 ワシにも1人位相手させろ」


腰深く椅子に腰掛けプロレスラー並の体格の50代の男が口を挟む

九重拉致部隊隊長の、小宮である。


 そんな攻撃的な人間の中

175cm程のスラリとした体型

背広を来たオールバックのメガネの男【島崎】は冷静に戦況を確認しているが

目線の先には客人と呼ばれた男を監視警戒していた。


 殺せの言葉に

微かに反応した客人と呼ばれた1人の男

その風貌は変わっていた

腰から下は足元が隠れる程の黒い袴に

腰には、太刀、脇差と日本刀が2本

腰から上が、赤いTシャツに丈短めのGジャン、大きめのテンガロハット・・と。


 部屋の片隅で壁にもたれ

深々と被ったテンガロハットを右手で抑えながら

1階を眺め見ていた、その男の口元が微かに緩む。


 そして誰も居ないはずの空間が微かに歪み

そして気配が無くなる

それに気づくのは客人と呼ばれた男だけであった。


 そして、高津・島崎

そして数名の部下を残して

各自所定の位置に着くため移動をかいしする。



 そして、海に面した灯台に続く道路では、すでに戦闘が開始されていた。



 倉庫前の、建物や、車の影に隠れた数名が

近寄る人影に向けてライフルで狙撃していた

魔法処理で発砲音は撃った本人さえ気づく程度の大きさである。


 狙撃手達は冷や汗をたらしていた

それは何発撃とうが目標に当たった形跡がないのである

初めの数発は通常のライフル弾を使用してはいたが

当たった形跡が無いことから

物理系魔法障壁があるのかと

実弾から、魔法弾に変更をする

制度は多少落ちるが、距離は200メートルも無く

そんなもの誤差であったが当たった形跡がない

スコープから見える姿は変わることなく、こちらに向けて歩いてくる

信じられない光景に、狙撃手達に、動揺がうまれた・・・そして・・・・

ライフルを持つ手が、解らない恐怖で震えだし、背骨に寒気が走り

立っていた者は膝から崩れ落ち、膝を着いていたものは、前のめりに倒れこみ

狙撃手の数名は意識を途絶えていった・・・。




 紫音と、蓮は、言い争っていた

「今ので34」

「は?関係無いのまで、潰してるがな!それは数えるなよ!26」

「俺の後ろにフォーいるから、そっちも入れてだ 36」

「おいおい、シオン卑怯じゃないか?28」

「まだ、距離あるな・・着くまでずっとこれか?38」

「面倒ではあるな。飽きたし、シオンの勝ちでいいか、おいミカ」


『ほほ~~い』と、ミカが念話で答える


『ライフルうざい!潰せ』

『殺しても?』

『・・・・とりあえず、殺さない方向でだな』

『ッチ・・へ~ぃ』


 軽く舌打ちをして、テンション下がり気味でこたえるミカ

姿を消して、上空で待機していたミカは、そのまま倉庫前まで行き

蓮を、ライフルで狙撃していた数名の精神をロックすると

すこし上昇し、両手を前に伸ばし両手を開き人差し指と親指で三角形を作る

そして、小声で唱える


「Spirit Of Broken 悪魔覇気」


 これは、魔法詠唱ではない

レンの、部下である、ミカと、ミーティアの本来の姿は

高密度精神体・簡単に言うと悪魔である

こちらの世界では、仮初の肉体で存在を維持しているため

本来の力は完全には発揮できないのではあるが。


 これは、悪魔なら、誰でも使えるだろう能力である

自身の悪魔の覇気を飛ばし

恐怖で相手の精神を破壊するという、スキルである

能力の為、詠唱の必要などないが、それは気分の問題だけであろう。


 本来の1割の力しか出ていない、覇気である

強い精神力があるなら、レジストも出来るであろうが

普通の戦闘員、それも後方に隠れている様な狙撃手では、まずレジストは無理であろう

すでに、弾が当たらない事により

動揺が生まれており、精神に付け込む隙はできていた

これにより、狙撃手達は恐怖に負け、崩れるように意識をうしなったのだった。


 1人だけ、事の起こりを、理解できてない人物がいた

フォーである

この、フォー数日前に、この世界に来たばかりなのだ

元の世界には、拳銃という物がないのだ

飛び道具とは、弓やボウガンなのだ

それは、距離さえあれば、目で追える程度の物なのである

魔法、魔術でも、火の玉や、氷の塊を飛ばすことが有るが

光や雷でなければ、それ自体も目で追えるのだ。


 ミカが狙撃手を無力化し狙撃も終わって

フォーは歩きながら紫音に簡単に説明してもらう

ライフル、初速で音速を超える

初速で言えば秒速1キロ以上の速さで、小さな鉄の玉を飛ばす道具

それを、数百メートル先から、ずっと狙撃されていて

今まで魔法刻印付き木刀で、全て粉砕していたのだと。


 ライフルと言うのは、まだ理解は出来ないが

さっきから、払い除けていた、小さな粉は

意識加速しないと見えない様な早い速さで飛んでくる

鉄の玉を粉砕して出た粉だと言うことは解った

森での戦いで、魔法を粉砕していた、この男シオンならやりかねないと・・。


 拳銃・・・ライフル・・・

この世界には知らない物がおおすぎる

1人1人の能力や魔力は、あの世界と比べると

それこそ人間の子供みたいなものなのだ

それが、科学魔法というもので、飛躍的に強くなっているのだ

これを、私が使えれる用になれば・・・・・・・

まずは、知識だ、知識を・・・・・


「くるぞ、ぼけっとするな!自分の身位、自分で守れ」


フォーは、蓮の言葉に、現実に戻される。


 倉庫入口で、隠れながら拳銃を撃ってる奴らに向かって走り出すレン!

蓮に当たるだろう、弾丸を、魔法刻印付き木刀で全て粉砕しながらである

意思加速で意識を数十倍まで加速させた、蓮には簡単な事であった。


 倉庫入口は、4トントラックが出入りできる程大きさである

シャッターは今は下から2m程まで閉められていた

そこに飛び込んできた、体格のいい男は、木刀を振り回し

1人・1人と戦闘不能にしていくその右手には

段々と力がこもっていく

すでに、倉庫内のメンバーは10数人が、意識不明、戦闘離脱状態である

魔法刻印つき木刀を右手で上から下へと振り下ろし

すこし苛立った声で


「こんな、ものか?もっと強い奴はいないのか?」


 此処に居た戦闘員は

蓮の予想を遥かに下回る、弱さである

それでも、映像で見ていた、シオンと戦った男

速見だったか奴ほどとは行かないまでも

それに近い実力の持ち主さえ、まだ現れない

倒した全員が、蓮の初撃すら躱せてないのだから

苛立ちもしてくるというものである。


 レンの後で、歩いてきた

紫音とフォー、その姿を見ていたフォーが


「レン殿?強い相手が所望かえ?」

「あぁ、こいつら手応え無さ過ぎる」


 すこし苛立ちながら答える、レン

それを確認し、フォーが黒い瞳を閉じ

その艶のある唇で、異世界の言葉を使い詠唱を始める


《我はフレイア血族その血に命ずる

 全てを見透かす瞳となれ、Blood eye of Freya》


 そして目を開けると

黒いキツネ面の下に小さく赤く光る瞳があらわれる

フォーは、シオンと、レンを1度視界にいれ

倉庫全体を眺めて腕をあげ2つの場所を指差した。


「魂の強さでありんすなら、右手奥に1人おいではる

 又、魔力、エネルギーの大きさなら

 中央左に3つ、大型の魔物のようでありんすね。」


 それを聞いた、蓮は、ニヤリと笑い、木刀を肩に担ぎなおすと。


蓮「なら俺は、魔物もらうぞ」


紫「なら、右いくか

 フォーその魔法見たことないな、なんだ?それ?」


フ「血族魔法でありんす

 フレイアの血に刻まれた魔法で血によって

 受け継がれる魔法でありんすよ

 普段でも、魂や精霊は見えるでありんすが

 それの上位魔法みたいな物でありんす」


紫「そうか、誰でも使える魔法じゃないのか」


 そういい紫音は

好奇心の赴くまま、フォーの仮面の奥の赤き瞳を覗き込む

それは普段の黒目より、少し小さく

真紅のルビーの様な輝きをもった瞳

心を引き込まれる、透き通った瞳であった。



 この魔法は、見えるもの視点を

物質界から精霊界、精神界にする事で

物質は薄い半透明になり

物質に遮られる事なく数十メートル先まで見渡せ

そして、精霊や魂の、形、強さがよくわかるのだ

その代わり、肉体が見えにくい為

人物の判断が困難になるという弊害もある

シオン・レンの魂を再確認する為

先に二人を視界にいれていたフォーだった。


 レン、隠してはいるが

この瞳で見える、本来の魔力その大きさ、エネルギー量、共に計り知れない

いうならば、エルフの身を超える、勇者、魔王に近し存在

周りには雷系統の精霊が多く集まる

精霊に好かれている事がすぐに分かろう魂であった。


 シオン・・・隠すまでもなく

その内積する魔力は、微量・・・それなのに

何者にも揺るがない研ぎ澄まさてた魂

そして、何かに巻き込まれたくないように精霊達は近づこうとしない

初めて見る、異質・異常・想像外の魂であった。


 それを確認した、フォーは

もう一度瞳を閉じ魔法を切り、ゆっくり瞳をあける

そして、ビックリして、1歩後ずさる

自分の顔の前に、主シオンの顔があったのだ


「な、なんどすか?」

「いや、綺麗な瞳だなと」


 不意の一言、背筋から頭の先に血が上り

一瞬にして体温が2度ほど上がる感覚

血が上りすぎて、顔から火が吹きそうで

このままシオンの胸に顔をうずめ・・・


「侵入者諸君

 お前たちはすでに袋の鼠だ

 今投降するなら命だけは助けてやろう」


 倉庫内奥のスピーカーから流れる声

そこに目をやると倉庫奥、2階部屋の窓から人影がちらつく

倉庫入口の3人を見下すように

窓辺でスピーカーのマイクを持ち話しかけてくる姿が見て取れた。


 ただ、フォーは・・・

(今、いいとこだったのに・・・。)と

フォーは仮面の下で眉間にシワを寄せ見上げる。


「臼井を殺したそうだな

 速見から話は聞いた、奴は下っ端だ、俺達は奴の倍は強いぞ」


 その言葉に苛立ちを顕 (あらわ)にするは、蓮である。


「ザコが!お前らこそ、アイツ等を襲った報いはうけてもらう」


 腹の底からでた、ドスの聞いた大きな声が、倉庫全体に響き渡る

そして、一瞬の静寂が流れようとしたとき。


『ミカ、横に飛べ!』


 意思加速、そして念話にて、紫音が、ミカに命令した!

ミカは、姿を消した状態で倉庫前の20メートル程上空で、待機していた

警戒はしていたが倉庫内の会話に気を取られていたのだ

ミカは、シオンの命令に何の疑いもなく

真横15mの場所に、空間移動する。


 そして、紫音の声で

ミカ・レン・フォーは、突如出現した、大きな魔力の放出に気が付く


 赤と青の魔力の塊が

お互いを巻き込む用に螺旋状に渦を巻き回転しながら

ミカの居た場所を通り過ぎ、星空に消えていった

もし直撃すれば、ミカの仮初の肉体は消滅していただろう。


 それは倉庫奥2階にいた、高津からも魔法の攻撃が見えていた

高津は絶句する、自分の部下にそんな魔法を使える人間はいない

なら、ある組織からの客分2人の内、どちらかだろう

1人は、風貌から魔法使いでは無い

そいつのテンガロハットは下の倉庫に確認できる

もう1人は、未だ姿を見せてない、すでに居無い者と認識していた

だが、その者だとすれば

その客分の実力とは、想像を絶するものかも知れない

そんな、人物のいる組織とは・・・・・と。


 ミカが魔法が放たれた場所

海上に浮遊する人影を見据える

その人影は、大きめのテンガロハット、デニムのミニスカート

茶系の革の胸当てと、ウエスタンブーツ

見た目カーボーイスタイルの髪の長い女性である

ミカは久々の戦いの予感に


ミ『レン様、こいつは僕のだから、とらないでよ』


蓮『あぁ、だが、そいつは、お前より格上だぞ

 死ぬことは許さん、死ぬ前に逃げろよ』


ミ『オッケー、この体で戦闘限界ためしてみたかったから、丁度いいや』


蓮『俺は魔物退治としゃれこむか!』


そう言って、蓮は、もう一度フォーに魔物の位置を確認し

倉庫中央の通路を1人歩く。


 倉庫の外では

空中で、ミカと、肌の露出の多いい、カーボーイスタイルの女性が対峙するが

自分の相手でなはいその存在など気にもとめず紫音は


紫「さて俺達も行くか」


フ「わかったで、ありんす。」


 紫音は倉庫の右にある細い通路に足を向け進んでいく

その後を、追いかけるように着いていくフォーだった。



 紫音は、リルから報告を受ける

十士族の1人、九重家長女らしき人物が拉致され、閉じ込められていると

今は手出し無用、その場で待機、危険なら、リルの判断で保護しろと伝える。


 また、フォーに、レンの行動から目を離すなと伝える

魔法の形跡が見えるフォーに

蓮が、どんな魔法を使っているか確認するためである。


 紫音と、蓮、お互い付き合いは長いものの

手の内は二人共隠しているのは事実である

現状の、レンの強さも確認する為にも、必要なことであった。


 リルと、フォーは自分のする事を確認し


紫音と、蓮は、自分の相手を探し足を進める


ミカは、対峙した敵と戦闘を開始する


今まさに、本当の倉庫格闘戦の始まりであった。



 

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