10話 独裁政権 中等部生徒会
昨日投稿予約を・・・わすれてました。
と、お盆なので、1日に数話投稿を!とか。。。します!
夜の山道に
楽しく会話をしながら歩いている三人の少女がいる。
鈴「だからーここは優美ちゃんが星が見たいと言って3人で出かけたとー」
優「私は、そんなにワガママではないのですが・・・」
鈴「えぇ~けっこう、わがままだよぉぉ~」
優「それなら、桜がクマと御相撲したいと森に入ったと言ったほうが皆信じると?」
鈴「あぁーありかも」
桜「さくらはぁ~女の子だよぉぉ~クマとぉ~相撲かわいくないぃぃぃやだぁぁ~」
優「でも桜なら、クマにも勝てそうですね。」
桜「くまなんてぇ~お兄ちゃんとくらべたらぁ~ぬいぐるみぃ~~♪」
鈴「ぬいぐるみって、なによ」
そんな、たわいもない会話で3人で大笑いしながら
合宿を抜け出した、言い訳を考えるのだった。
すこし時間をもどそう
国立関東天童魔法学園
中等部・生徒会主催・課外合宿
これは、毎年5月の連休に神奈川県のキャンプ場で開かれる
次代の中等部生徒会、又は、各委員会役員を背負って立つ人材を養う
二泊三日の課外合宿である。
参加者は
引率の先生・7名
現中等部生徒会・5名
現中等部風紀委員・4名
中等部2年生 40名
中等部1年生 30名
2年生・1年生から、成績優秀者や
先生・委員会からの推薦者が参加しているのである。
ちなみに去年は、鈴・優美・桜の3人は参加していない
鈴は、中等部からの編入組とあって誘われてない
桜は、めんどくさいので断った
優美に至っては、四条家と言う事もあり再三の誘いがあったのだが全て断っていた。
今年に至っては、優美は、現生徒会
生徒会長の柊朱莉 (ひいらぎしゅり)の強い推薦もあって参加したのだが
最大の理由は、今年は、鈴は成績優秀者として、桜は運動部連盟から推薦があって
合宿参加が決まっていたからに他ならない。
そして、合宿初日
学園の専用駐車場で、仁王立ちしている優美の姿があった。
先程まで、柊朱莉に捕まって
今からでも生徒会に入らないかと勧誘をうけていた
朱莉は、柊財閥のご令嬢であり
四条家とは古くから付き合いがあり、優美とは幼馴染であった。
数年前まで、朱莉の存在は
優美にとって、姉であり、友であり、信頼のおける人物であったが
朱莉が小学生の時、小等部生徒会長になった事により
柊財閥のご令嬢が小等部代表になったいうことで
周りが朱莉を持ち上げすぎたのだ
その家柄で与えられた仮初の権力に溺れた朱莉は
中学になっても権力を握るのに躍起になっていた。
今では、我儘、頑固、自己中、であり
常に自分の事しか考えてないのである
今のその姿に、優美も相手をしたくない人間の一人でもあるが
そろそろ集合時間であり
主催者側で打ち合わせにいって、優美は開放されたのだ。
それにしても、合宿参加者の鈴と桜がまだ来ないのである
優美の横には、クラスメイトの、かんなと、夏目がいる
【山代かんな】は、茶髪のポニーテールがトレードマークの
桜と違い、空気を読めるムードメーカーで、明るい性格の美人である
ちっちゃ可愛い物が好きで、鈴にラブラブである。
【小早川夏目】は、シートヘアの
いつも一歩引いた視線から物事を考える、知的美人である
かんなとは、小学4年からの付き合いで、
会った瞬間に歯車が合ったように仲良くなったのだ
温和な性格で何時も、ニコニコ微笑んでいる
ただコンプレックスは目が細い事と胸が・・・・。
そんな3人の会話
か「やっぱ、桜の事だから遅刻だよね!」
夏「いえ鈴がいるんだから時間1分前にはくるはず」
か「え~桜だよ?時間ギリで風呂はいってそおじゃん?優美ちゃんどう想う?」
そんな話を優美に振る、かんな
「・・・遅刻なら説教・・・合宿不参加なら、お尻ペンペンです!」
優美は少し溜めて答える
実際はそんな事しないのだけれど先程、朱莉に付きまとわれ
多少不機嫌である。
か・夏「「うっわぁぁ~~」」
か「今時、お尻ペンペンてどうよ?」
夏「優美って、妙な所で、古風というか・・・。」
クスクスと笑い、3人で会話を続ける
実は遅刻魔の桜、いつも迎えに行く慣れている鈴
そして10分以上前には来ている優美である
10分以上前に来るのは、自分がそうしたいから
桜達が多少遅刻するのは、結果であって優美は気にしない
鈴が居るから、桜の遅刻は数分であるし
すでに時間ギリギリになると、鈴から連絡はあったのだ
そんな時、時間ギリギリで駐車場に入ってくる車がある
優美達の前で止まり、2人の少女が降りてくる
「セェ~~フゥゥ~~~」
桜色の髪の毛を揺らしながら
右手でピースサインをしながら降りてくるのは桜である。
「ミカさん、送ってくれてありがと~
桜、時間ないから荷物さっさと降ろして」と
鈴は、運転手の寝起きデスカ!?とも言えるラフな姿の女性に
お礼を言い、桜をせかす。
「りぃぃ~~~~~~ん」
かんなは、鈴の名前を呼びながら、鈴を抱き上げ、くるくると回転する
かんなのポニーテールも、遠心力で、くるくるとなびく
か「いつ見ても、りんは、ちっちゃくて、かわいいねぇぇ~~」
鈴「ちっちゃいていうなぁぁぁああああああ」
鈴がもがきながら叫ぶ
いつもの光景であるので気にせず桜は自分の荷物をおろす
優美は呆れ顔で鈴の荷物をおろしていく
いつもの用に騒いでいると、2-Bの、マスコットである鈴の周りには
仲のいい同級生が集まってきて大騒ぎになってくる
合宿と言う事もあり、皆が何時もより、テンション高めな為だろう。
「はーい、全員集合!」
引率の、江田先生の軽い声で、あわてて移動する学生達
30歳前半で顔は怖そうであるが
適当主義を通している、先生らしからぬ先生である
鈴達2-Bの担任で、なぜか2年の学年主任でもある
その軽い性格から一部の学生には絶大の人気を誇っている先生だった。
扇状に集まった学生達を座らせ、江田先生は、話し出す
「全員いるかぁ~?いない者いるか~?
よし!いないな、え~と今回の課外合宿は・・・・まぁみんな楽しめや
で、バスは1号車が1年と生徒会と風紀の奴らと先生
2号車が2年と、、俺かな
おわり、それじゃぁ乗車解散」
適当である、それがゆえ、生徒には笑顔がこぼる、人気があるはずである
「え・・江田先生!!」
スラッとした、ロングスカートにジャケットを着た女性が止めにはいる
すでに、ジャージ姿の、江田先生とは対照的である
止めに入ったのは、3-Aの担任と生徒会顧問の綾部みどり先生である
通称【みどりちゃん】25歳
み「適当すぎます」
江「そう?」
楽しそうに返事をする、江田先生、これも毎回の行われるコントである
みどり先生は、ため息をついて
「説明し直します」
そして生徒達は、みどり先生に注目する
・・・・・・・・・・
「せ・・生徒会長 柊さん おねがいします」
人見知りの、みどり先生、1・2年の生徒に見つめられ顔を真っ赤にする
そして江田先生の後ろに隠れるように移動するのだった。
「生徒会長の、柊朱莉です
本日は毎年恒例の生徒会主催の二泊三日課外合宿・・・・・・」
朱莉は、丁寧に説明していく
さすが生徒会長であった
説明は終わり、解散させバスに乗り込む用に指示を出す
各自立ち上がり、荷物をもって移動を始めるが・・・
朱莉の視界に・・・ある存在が入る
「ちょっとまって」
全員が立ち止まり、朱莉に振り向く
「今日は、生徒会主催の合宿で
学園行事ではないですが
小学生を、妹(兄弟)を連れてきたの誰ですか?
中等部の合宿に、小学生連れて来てはダメですよ」
それは、自己申告、身長130cmの少女に視線を向けた朱莉の言葉だった。
その少女は
長い癖のある青い髪、前髪を左目を隠すように流し
頭の後ろには、青い大きなリボン
成長は10歳の時に停まってしまった
どう見ても、小学生だろう存在。
朱莉はその少女に近づいていく
朱莉は、スラットした同年代では背が高く
今はヒールの高い靴を履いているので、さらに高い
その小さな少女も踵の高い靴を履いてはいるが130ほどだ
二人の身長差は、顔1つ以上
少女の身長は朱莉の胸元くらいなのだから
小学生と勘違いしてもおかしくはないのだ。
鈴は拳に力がはいる
わかっていた、そう、わかったいた!!
多分私の事だろうと
だが、かなりカチンとくる
かんなや、なっちゃん(夏目)、クラスメイトが言う
「ちっちゃい」とか「かわいい」は私に対し好意的な証であり
嫌がってはいるが、それは照れ隠しでもある!!!!!
この何も知らない女は
上から目線で人の事情も知らず
人のコンプレックスを突いてくる
一生分かり合えない人種だと瞬間的に理解した!
そんな2人の間に立ったのは優美である。
「この子は私の同級生で」
だが、朱莉は、優美の言葉すら聞く耳をもたず
「優美さんは黙ってて
誰ですか?この子を連れてきたのは、生徒会長として許しませんよ」
優「だから小さいけど」
朱「いいから」
朱莉は、優美の言葉を遮り
誰も名乗りでない事に、苛立ちを隠せなくなっていく。
みどり先生は、3年担任の為
鈴の事を知らないらしく、どうして良いか分からず慌てている
さすがに、鈴の担任でもある、江田先生が止めに入るのだった。
なかなか納得しない朱莉
江田先生が、パソコンで参加者のデータを見せると
さすがに、納得したのか、鈴にたいして
「っそ、ごめんなさいね」
上から目線で、言葉を吐き捨て
まるで自分は悪くない、背が低すぎる貴方がわるいのよ、と
言わんばかりに、こちらに背をむける
江田先生は、朱莉に態度に
ため息まじりに眉間に皺を寄せると
さすがに、その態度は・・・と、注意しようと近づく
そんな朱莉の態度に鈴も
喧嘩を売られた気分であった。
そう! 流石の私も、我慢の限界がある!
桜に言わすと、私は我慢などした事がないらしいが
うん、気にしない!!
一部始終を見ていた、優美達や、仲のいい同級生は
今にも爆発しそうな私を抱きしめ、落ち着かせようとしている
後ろから私を抱きしめ動きを止める、かんなは・・
まぁ、いつも私を抱きしめてるからどうでもいいけど
膝を落とし私を抱きしめる優美に視線をむける
前に聞いたことがある、生徒会長、柊朱莉は優美の幼馴染で友達であると
だからこそ、先程間に入ろうとしたのかと
身体は小さいが、私も大人だ、優美の幼馴染なら殴るのは諦めよう・・・・・
それでも、あの態度は気に入らない
これから二泊三日、この生徒会長に付き合わないといけないかと想うと吐き気がする!!
「えだっち(江田先生)!」
「お? おう?」
生徒会長に注意しようとしていた、江田先生はビックリしたように反応した。
鈴「合宿って任意の参加であって強制じゃないですよね?」
その言葉の意味することを理解できたのは
江田先生含め数人である
苛立っている、生徒会長には、質問の意味すら理解できていなかった
江「あぁ強制ではないけど、どうするつもりだ?」
鈴「では、私は一身上の都合により
不参加でおねがいします、帰ります!!
あと、みなさん雰囲気を悪くして申し訳ございません」
不参加を伝え
これから楽しい合宿だというのに
場の空気を乱した事を謝罪する。
江「やっぱりか、和解できないか?」
鈴「私は構いませんが
生徒会長様は、する気がないみたいなので無理です」
ヒニクたっぷりに、いいはなった
それを聞いて生徒会長は、さらに苛立ち立っている、そして
朱「帰りたい人は、帰ってもらって構いません
協調性のない人は
居なくてもよろしいですし」
売り言葉に、買い言葉か?
さらに喧嘩を売ってきた事に私はさらに、カチンときた!
「オマエが一番協調性ないんだろうが!」と!
だが、大人な私は口には出さない!!
ただ、違ったのは
私以外の数人も、頭に来ていたらしいが
相手は、世界の柊財閥の長女であり、生徒会長だ
そんな相手に喧嘩を売る存在など私くらいしか居ない!!
一触即発のそんな緊張状況を、やぶったのは
空気を読めない桜の一声であった。
「ならぁ~わたしも~かえるぅ~」
私の左の眉がピクっと動く、別に付き合わなくても・・・
だけど、まぁ桜だし
私が居なきゃ合宿なんて初めから参加しないだろうしね。
そして優美も
「それでしたら私も不参加でおねがいします」
その言葉に、私や、先生を含め多くの人がビックリする
桜は当たり前だ!と言うかのごとく顔をしている
私と桜は、元々生徒会とか、学園で役員等になりたい訳ではなく
仲の良い友達が沢山参加するなら
お泊まり会として、ただ皆と楽しみたいだけなのだ
だが優美は違う
十士族として立場があり
おおくの人間は、優美が時期生徒会長に成るものだと想っているのだ、
それに続き 夏目と、かんなが笑いながら
夏「3人不参加ですか!お尻ぺんぺんの刑ですね
それにしても3人居ないなら、楽しみが半分以下ですねぇ」
か「だね、私たちも不参加で、あ みんなでどっか遊びいく?」
夏「そうなると、お尻ペンペンが5人になりますね」
2人はまるで悪ぶれた訳でもなく
桜と同じく、当たり前の事のように
クスクスと笑いながら不参加を申し出た
それにしても、お尻ペンペンってなに?
5人て、私もはいってるのか?
そして、私の仲の良い、クラスメイト達や
クラス替えで離れた1年の時のクラスメイト達が
「なんかねぇ
リンて、私達のマスコットだしねぇ
否定されてまで生徒会に従う気ないしね~」
「マジかーまぁ
三千風 (みちかぜ)をバカにされてまで付き合う気ないしな」
そんな話をしだし
私達を入れて20人ほどの2年生が不参加を江田先生に申し出た。
それにしても
私ってそんなに人望厚いのかとビックリする
いや、そんな事はない
人懐っこい盛り上げ役の、かんなが参加しないのだ
それは楽しみが半減するというもの、そして
学年1の美人である優美ちゃんが参加しないと言ったのである
男子は自分の株を上げるため同じく不参加を言いだしたのだろう
可愛い桜、美人の優美ちゃん、かんなや、なっちゃんも美人である
私に付き合って不参加を言い出した、4人に釣られての事だろう。
ただ、クラスメイトで、仲の良い
生徒会副会長の、白梅愛樹 (しらうめあき)と
会計の和泉古都 (いずみこと)は
立場上、口が出せない状態でもあった。
さすがに生徒会長、柊朱莉も
生徒会主催の課外合宿で、自分の勘違いから
当日不参加者が20人もでるとなると立場が悪くなる
これが学校や、家にしれると、厄介になると
そして、先生達や、生徒会の面々に説得され
「すいませんでした
私の勘違いから言い争いになり
私も大人気なかったと反省しています
生徒会長として、ここに謝罪します」
柊朱莉は、小さく頭を下げる
ただ、感情もない言葉だったが・・・まぁ
「私こそ、売り言葉に買い言葉で
争いになったこと、あやまります」
軽く頭をさげる
ここに確執と呼ばれる物が生まれた事は確かだった。
そして、パンパンパン、と
手を叩く音がして
「ハイ、この話はここまで
時間押してるからバスにのれーー」
江田先生の、軽い声に反応して
みんな、えだっちの態度に、クスクス笑い解散していった。
バス1号車の前の席に生徒会と風紀の役員達がいる
その中に今ひとつ苛立ちが抑えれない、生徒会長の柊朱莉がいた
現生徒会、いや現中等部3年生のこの学年の権力は柊朱莉が握っているのである
柊財閥のご令嬢である
この柊財閥は世界に通じる日本屈指の財閥の一つであり
これに逆らえるのは、同じ日本屈指の財閥であるか
十士族しか居ないのではないだろうか
その為この合宿で1学年下
十士族の四条優美を仲間にしたかったのだが
合宿初日にして失敗したのである。
柊朱莉は、鈴の後ろ姿をチラリと見ると・・・
それにしても、あの三千風鈴と言う
小さな少女は、一体何者なのだろうかと、睨みつけ
あの少女がいなかったらと想うと、苛立ってくるのだった。
それは、柊朱莉が、これから高等部卒業まで続く苛立ち!
鈴と朱莉の因縁が、この日にはじまったのは
まだ誰も気が付くことはない。
朱莉は我儘である、それを宥めるのは、生徒会の面々だ
あるいみ何時ものことでもあった。
そんな中、同じバスに乗車し
巻き込まれた1年生は、初めは静かにしていたが
だんだん活気を取り戻していくのだった
さすが2ヵ月前まで、小学生だったことはある。
そのころ、2号車に乗車するのは
2年生40人と、先生、2-B担任江田先生と、2-A担二ノ宮先生である
バスが出発したのを確認すると
鈴は全員に謝罪と感謝を伝える。
雰囲気を悪くしたことや
自分に付き合って、合宿不参加と言ってくれたこと
みんなが心配してくれた事などを、謝罪そして、感謝していることを
そして最後に合宿をみんなで、楽しもうと。
全員が2年生関係ということで、祝勝祝いである
あるいみ、あの独裁政権の生徒会長に謝罪させたのだ
勝ったも同然である。
何に勝ったかは不明ではあるが
1号車とちがい、大騒ぎである
その先陣を切って騒ぐは、江田先生である
騒いでる中で、数人の友達が鈴に謝りに来るのだった。
それは、自分たちも不参加と言い出したかったけれど
今後生徒会に恨まれたり、学校での立場もあり言い出せなかったと
鈴は、そんな事は気にしてないと伝え
後先気にせず不参加を申し出た人達が、おかしいのだと伝えるのだった。
そんな楽しい時間が合宿中ずっと続くと思い
バスに揺られ神奈川のキャンプ場にむかう。
それにしても、あの生徒会長、柊朱莉とは
二度と関わりたくない!
理解出来会える事は絶対ないだろう、と
そして朱莉が高等部卒業するまで
幾度か衝突する事は、まだ鈴の知らざることであった。
そして、合宿は、何事もなく1日目を終える
2日目も、オリエンテーリング等をこなし
鈴達は、楽しく過ごしていく
ただ、事あるごとに、生徒会長、柊朱莉の目線がキツイが
実害が無いので気にしない事にした
2日目の課題も終わり
夜になり皆それぞれ自由時間を楽しんでいた。
そして
鈴達3人が、キャンプ場から姿を消して少し経った頃
キャンプ場の、ある一角で
男子達が、江田先生が持ってきた、フォークギターで歌っていた
化学や、魔法が、どんなに進んだとしても
音楽は世界各国どんな事があっても廃れる事はない。
今は、デバイスで簡単に音楽を検索し流せる時代でもあり
音楽を好きな学生は多いい、カラオケも人気であるが
生音の演奏を聞く機会はあまりない
そんな中、江田先生の、フォークギターは生徒の皆には聞いたことのない暖かい音色であった。
そんな中、課外合宿、総責任者、3年主任、荒巻先生のデバイスが反応する
2機の監視デバイスの電波不通
送られていた画像を見てみると
電波が悪いのか?妨害電波なのか?画像が粗い
最後に映った、学生3人が正体不明の生物に襲われている、その数約100匹
だた、リアルタイムの映像ではない
数分前の出来事なのが分かると、荒巻の顔は青くなっていくのだった。
荒巻は、急ぎ役員等に声をかける
綾部みどり先生
香月アキラ先生
生徒会長・3年・柊朱莉
副会長・3年・草壁大輝
風紀委員長・3年・宮崎心 (みやざきしん)
5人をコテージに集め急きょ対策を練る。
かんなと夏目は
鈴達と遊ぶ為、散策していた
江田先生のギターを聞いた夏目が思いつく
この江田先生の演奏で、桜に歌ってほしいと
桜は普段は独特の話し方なのだが
歌を歌うと、歌姫といっても言い程上手いのだ
かんなと、夏目は桜達と連絡を取ろうとするが
電波悪いらしく、携帯が通じない
か「通じないねぇ」
夏「フフ、通じませんね」
か「かくれんぼ?」
夏「これは犯罪の匂いがしますね」
か「ワトソン夏目君ついてきたまへ
この、かんなっくホーーームずが、探し出してあけよう」
夏目はププっと笑い
夏「かんなに、シャーロック・ホームズに、カンバックホーム?」
か「あたりぃーーーー」
夏「2点、100点満点で」
か「なんと!!」
2人は阿吽の呼吸で意味もない会話をしながら
鈴や桜達の姿を探しまわり
友人から、スキップしながら、山の方に入っていった桜を見たと聞き
方向を変え歩き出すのだった。




